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をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

勘違いの副産物

年明けに探しに出たのはメジロガモとホシハジロの更なる雑種。
ネットで見つけた明石市の雑種を探しに出て見つけられず。
一日と半日探し回って元画像を確認したら、一昨年末画像。
結局、最初に向かった場所で撮影されたらしいが、今年は
いないようだ。 新年早々欲をかいて大失敗。寒風で唇が割れ
そこから口唇ヘルペスが出てしまった。ヘルペスが出たら休養
シグナルと理解しているので、少し外出を控えました。
ところが、その折に自身5個体目のアメリカヒドリ雌を観察。

amwigeon-f-pair
1月8日 兵庫県明石市河口 手前がアメリカヒドリ雌成鳥
先ごろヨーロッパで観察されたアメリカコガモは雌雄同時だったらしいが、
国内でアメリカヒドリの雌雄がペアとなって観察された例はあるのだろう
か? いつ見てもヒドリガモとつがい形成しているのだが。

amwigeon-f-rightside
このアメリカヒドリ雌を見つける直前まで、ホシハジロの群中に混じる
ウミアイサ雌をずっと撮影していました。 約20メートル上流にペアで
泳ぐ一見してアメリカヒドリ雌を発見。近くまで確認のため移動。
脇の橙色味、頭部の褐色味の薄さとオスで緑色光沢が見られる部分
がぼんやり灰褐色に見える、等外観上はほぼ問題ない個体。

amwigeon-f-armpit
水浴び中のユリカモメがカワウの接近に驚いて飛び出し、それに
つられて飛んだアメリカヒドリ雌成鳥。腋羽の白さも問題ない。
前にも触れたが、腋羽の白色度すなわちアメリカヒドリの純粋度
ではなく、アメリカヒドリと判断するにはほぼ白い腋羽が必要だと
いうこと。

amwigeon-f-fly
アメリカヒドリ雌成鳥翼上面、大雨覆の白帯が明瞭であることが
アメリカヒドリ雌成鳥であることを示す。嘴基部の黒色縁取りも
確認できる。

amwigeon-f-upperwing
もう一枚、翼上面画像。 確認作業は必要だが種の特徴が理解できてさえ
いれば、メスの識別もさほど難しくなく、たとえ数千羽の中にいても見つける
のはすぐなことが多い。

amwigeon-m-rightside2
異なる河口にはオス成鳥も見られた。1月9日 同じく明石市

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大きさはヒドリガモよりやや大きい。かなり純粋に近い外観の雑種も多いので
よくその特徴を知る必要がある。

amwigeon-m-rightside1
雪のちらつく低温下であったが、現地河口は赤潮の影響で生臭かった

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新年のご挨拶

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アゴ伸びをするメジロガモ×ホシハジロ雄 堺市 本日

毎年いろいろとあって、新年の挨拶すらできておりませんでした。
2019年が生命あるものすべてに輝ける未来をもたらしてくれる
ことを期待して。 皆さん、いつ更新するかわからないブログに
いつもお付き合い頂き、ありがとうございます。
 昨日は元旦早々、早朝から出勤。本日は夕刻より明朝まで
夜勤です。病院の休日・夜間受付アルバイトで看護師からは守衛の
おっちゃんと呼ばれている職業ですから、他人が休んでいる時には
大忙しです。でも0時から5時までは仮眠を理由に給与が支払われ
ません。この職業は監断の特例というものがあって、雇用者の節約
の隠れ蓑になっていることが多いんです。そんなことや母の認知症
から今月には3年半続けたこのアルバイトを辞めます。
 朝からカモ観察に出たら、10時頃母から「お前今日は日勤やで」
と電話がかかってきました。新聞休刊日なので、本日を1月1日と
思っているのです。日々、こんな調子で勘違いの電話にとどまらず
無駄な留守番伝言ダイヤルはしつこいほど。

mallard-spotbill-hybrid
マガモ×カルガモ雑種雄 左翼負傷個体
いつも池の対岸の遠くにいて雄化マガモだと思っていたカモは
この雑種マガモでした。嘴の色がやや橙色味を帯び、三列風切の
羽縁白色が遠くからではよく見えなかったので勘違いしていた。
翼鏡前後の白色ライン幅もマガモより狭く、カルガモとの交雑で
あることを示していた。

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白目のAythyaコンプリート

年末の締めくくりとして白い虹彩をしたスズガモ属を一日で観察する
チャレンジを実行した。 以下の画像は全て本日撮影。

white eyed Aythya No.1
ferruginous-belly
メジロガモ雄第1回冬移行中 岸和田市  Ferruginous Duck 1W

ferruginous-wing-flap
翼帯の白色度はメジロガモ、アカハジロの雄で最も白い

ferruginous-rightside
曇りがちの本日、最も自然な色で撮影できたカット

ferruginous-front
正面顔がひょうきんなメジロガモ

ferruginous-with-pochard
通例メジロガモはホシハジロ群中で見つかることが多い。
このメジロガモと一緒にいたのは雄のホシハジロ1羽のみ

ferruginous-with-tufty
このメジロガモが一緒にいたのは7羽のキンクロハジロ群中

ferruginous-fish-feeding
キンクロハジロ群中にいるせいか、採餌対象はモロコ大の小魚
最後に紹介するカモ特別展の図録には魚食はアイサのみの分類
として扱われている。しかし水面採餌ガモも潜水採餌ガモも肉食、
植物食を問わず雑食であるのが普通です。あまり先入観をもって
カモの観察をしてほしくありません。

white eyed Aythya No.2

baeginous1
アカハジロ×メジロガモ 雑種雄成鳥 堺市
Baer's Pochard × Ferruginous Duck adult male

baeginous2
アカハジロ×メジロガモ 雑種雄成鳥 堺市
Baer's Pochard × Ferruginous Duck adult male
この個体は先日京都野鳥の会大泉緑地探鳥会で当初メジロガモ
のちにアカハジロに訂正された個体であると考えられる。
また、2012年にメジロガモ第1回冬と共に観察された雑種ガモ
でもある。「メジロガモその後」の幼羽から第1回冬に移行中の雑種がそれ。
また、2016年1月に和泉市で観察された「赤目白」も同一個体であると推定される。

daurian-redstart-f
雑種を観察していた池のすぐ背後で、カッ、カッと鳴いて存在を主張した
ジョウビタキ雌


white eyed Aythya No.3


baer1
アカハジロ雄成鳥 堺市
Baer's Pochard

baer2
アカハジロ雄成鳥 堺市
Baer's Pochard

baer-fly
アカハジロの飛翔 堺市
大阪市内のプールで観察されていたアカハジロと比較して
雑種だとか、美しくないとか言われているようだが飛来直後から
変化を見てきたが、雑種であったりアカハジロとの判断に問題が
あるとは思えない。

ferrard2
地元の池でも見つかったメジロガモ×ホシハジロ雄
この個体は嘴の配色がホシハジロに近く、虹彩も
黄色というより赤っぽい虹彩をしているが、この辺りの
変化の幅も雑種に特有のもの

鳥見の帰りに年越しそばや正月2日分の食材を買って帰宅。
カメラと双眼鏡を入れたリュックに結構重い買い物を両手に
ぶら下げて帰ったが、一日で白目のスズガモ属3種制覇に
成功したので、足取りの軽い帰路でした。

exhibition-duck
帰宅したら届いていた、埼玉県立川の博物館で開催中の
カモ特別展 ~見・知・獲・食~の図録。できることなら見学に
行きたいところだが、図録の取り寄せが可能だったのでお願い
して送って頂いた。
とんぼの地方展の図録には図鑑として十分に使えるものがある
中で、各種の雌雄が全て掲載されているものではなく、カワアイサ
のような普通種をネット上で調達できる幼鳥の画像でメスのみ掲載
というのは、ちょっといただけない。総合的にはいろんな視点で企画
されているようだが、カモ本来の解説は通り一遍の域をでていなくて
少し残念。でも、あちこちの自然系博物館でカモにまつわる特別展が
もっと開催されるようになるといいなと思う。

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