をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

ブルームーンの月光柱

最近の空画像から

空を見ること、現象の予想は常に続けているが、写真に撮るとなると・・・
最近はわかっていても撮らない場合が多い。

1月30日の気象光学現象を検索していたら・・・
ひと月に満月が2度見られることをブルームーンと呼ぶらしい。
火山噴火の塵などで月が青く見えることがあるらしいが・・・
この日は日中のアーク他に月光柱、幻月、月暈、上端接弧が見られた

日没の太陽柱
日没の太陽柱

竹やぶ上の月光柱
竹やぶ上の月光柱
そのまま撮影した画像より、雲台にさわって縦にブレた画像が面白くて、こちらを採用

ねぐら池の月光柱
ねぐら池の月光柱
この日、光柱の出現を予測していたが、本当に出現。
ただツルたちは水辺からやや離れた陸地に降りたので、画像修正している。

今朝、霧で光芒を放つ駐車場照明
夜明けの霧でできた光芒
夜明けの霧でできた光芒
薄明光線などもよく似た現象であると理解できる

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ナベヅル飛去と至近のカモ

先日の日曜日、1月24日午前10時半頃大阪に滞在したナベヅルは飛去。
前回の3日間の不在を考えると、断定できないけれど、可能性は高い。
飛来情報は瞬く間に広がるが、飛去情報はなかなか伝わりにくい。
追記・・・1月27日午前中に舞い戻ったようです。

どの鳥の情報もいち早く察知して、なるべく早い段階で観察に向かうのが
観察し損なうのを回避する一手段なのだけれど、そのタイミングを見計らう
のも重要な要素。
他の例に漏れず、初期の休日に観察者が集中し、その後の駐車規制などで
中期以降は観察者が激減したようだ。
撮影画像を見境なくネット上に流す者や、撮影場所の詳細をネット上に掲示
する者も少なく、滞在中のナベヅルへの圧力はかなり避けられた様子。
それでも2ヶ月以上ナベヅルが滞在できた背景には地元の方の穀物等給餌や
池の水量管理、犬の散歩コース変更などの協力に加え、過大接近回避への
呼びかけも大きいものだったと思う。

私がナベヅル関連記事をアップしだしたのも、飛去が近いことを感じる
変化が見られだしたからなのだが、予想の2月前半よりさらに早い飛去と
なった。
飛去前の期間は餌場の田んぼに向かう時間帯が遅くなり、ねぐら池の
小昆虫やタニシなどを食べる時間が多くなっていた。
採餌場所でも一心不乱に採餌するのではなく、時折周囲をうかがい、頭を
上げている時間がながくなり、定点にとどまらず、ウロウロしていた。

ディスプレイポーズのミコアイサ
ディスプレイポーズのミコアイサ
ツルの裸出記事で記したように冠羽が立ち、グイーンと胸を反らす独特のポーズ
本日は至近、単独でこのポーズをした際に独特の鳴き声が聞けた。
「ギィー」とか「グィー」と、もやいで繋いだ小型船舶のきしみ音にも似た音だ。
これまでにも古墳でこの鳴き声を聞いていたが、通例足元の死角に接近した際
に聞こえる程度だったので視覚と聴覚が一致したのは初めて。
周囲にいたキンクロハジロは時折バネが戻るときのような減衰音で「ポヨヨーン」
というような音を発する。

今期、古墳のミコアイサは予想通り80羽を超える日もあったが、年末を待たずに分散。
岸和田市の公園では例年通り、パンに寄り付くミコアイサを定期的に見に寄った。
公園での鳥見のよいところは、人馴れした鳥たちが多く、場合によっては飼い鳥並みに
接近できるところで、山地や農耕地など自然豊かな環境では決して見えない部分を見る
ことができる。

ハシビロ飛翔
群れで飛翔するハシビロガモ
近所の芦ヶ池では至近のハシビロガモが、なぜかこの池では餌付かず、極めて神経質に飛び立つ。

青い芝生を食べにでかけるヒドリガモ
青い芝生を食べにでかけるヒドリガモ

ここの優占種、ヒドリガモの採餌風景。
しばしばヨタヨタと集団で水際を離れて青い芝生を食べにでかける
今日は周遊路を横切るヒドリガモに自転車を停めて待つ、心やさしい女性に出会った

雄化ヒドリガモたち
雄化ヒドリガモたち

ここで年末辺りから気になっていること・・・
写真の個体は全て別個体ながら、ヒドリガモの雄化(兆候)と判断できるものが10羽以上
いることだろうか。
念のため事務所で芝生管理の薬剤使用について聞いてみると、使用していないとのこと。
繁殖地の環境あるいは、未知の要素が雄化の原因となっているのだろうか?
なお雄化の兆候は脇腹の縞模様だけでなく、肩羽の斑増加、羽先の先鋭、尾筒の黒変など。

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ナベヅルの雌雄判別

前回記事の内容も今回の内容も第三者による支持を得ているわけではありません。
ナベヅルの雌雄判断についてはDNA(遺伝子検査)による判定が一般的なもので、
外観から雌雄を判定する方法を記述したものは、文献等探せば存在するのでしょう
けれど見たことがありません。

次の写真をご覧ください。
nabe-family
大阪飛来個体 ナベヅル3羽 2009年11月中旬

この写真は情報の掲載された掲示板にナベヅル観察時のお願いを投稿した際のものです。
この他にもブログで大雑把な飛来情報を流した方がいましたが、匿名コメントにより
飛来地に関する部分を修正されています。私自身はこれらの情報にクレーム対処は
しませんでした。

はなしが逸れてしまいましたが、写真のツルは左からオス成鳥、メス成鳥、メス成鳥の
順で並んでいると11月の飛来時点で判断していました。
その後、この判断に誤りがないか、山階鳥類研究所所蔵標本データベース、ネット画像、
実際のナベヅルの行動を参考に観察してきました。


1、オスはメスに比べてやや大きい・・・タンチョウなどでも確認されている事実

2、体色が灰色味を帯びたツルでは濃色の方がオス・・・クロヅル、マナヅルなどで見られる

3、前回記事に記したように頭部裸出はオスが小さい・・・ツル属でこの傾向が見られる


などの理由から同じく雌雄同色と表記されることの多い、カルガモ型雌雄差だと思う。
ほぼ同じ姿勢のこれらのツルたちは左の個体がかなり黒っぽく、やや大きい。
この黒っぽいという表現は光線状態でかなり大きく変化する。順光、やや曇り気味の
側面写真では明瞭な体色差を認める。
これは各羽の色合いもさることながら、淡色の羽縁がメスの灰色味に影響している。
また、右2羽の頭部裸出はこの状態でも確認でき、体色も灰色味が強い。
一番右側のツルはやや小さいが外観上は成鳥羽となっている・・・若い個体?と判断
4年前の子連れ家族の画像と照合した結果、かなり高い確率で同一家族と判断した。
これらの事実からナベヅルが「子別れ」をするのには4年程度を要し、成鳥羽となる
のにも同じく4年程度を要すると判断した。
初年から3年目までの虹彩はルビーレッドが暗色でくすむ傾向にあり、頸の白色部は
褐色〜クリーム色を帯びるが年毎に白色に近づく。
額の黒色部と裸出は当初見られないか痕跡程度のものが、次第に濃くなっていく。
また幼鳥には背から雨覆の羽縁に褐色味が目立ち、特に雨覆の羽縁は均等な鱗状に
見えて腹部から体側の鱗状羽とともに一般的幼鳥要素が見える。
ただ観察個体数が少ないので、幼鳥の雌雄判断についてはよくわからない。
同年齢でも額の黒色がまるでないものと、薄いながら見られるものがいて、この辺
が識別材料になるのかも知れない。

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