
この雑種については前回記事で最初に見つかった川に戻った。
そう書いたうえで一時的に移動しただけで長居はしないと推定した。
ところが越冬期を過ごした池から場所を変えて付近に居座った。
現地は河川中流部の合流地点。地域的に丘陵地のため下水道より
浄化槽の普及率が高くそのような処理水が中流のこの河川合流部
へと流れ込み流れが堰の中間部で緩やかな場所です。その流入する
副河川の合流点手前が新たな越冬場所でした。
【4月1日】

腹部には依然として幼羽が多く残り胸との境界部が白くなりつつある

水面上に露出した部分は3月初旬にすでに繁殖羽らしくなっていたが
上背から側胸の幼羽がなくなったことでスッキリした外観となった。
尾筒サイドの白斑は左右共に小さく明瞭に存在する
【4月2日】

護岸に飛び移ろうとするヨシガモ×ヒドリガモ雄第1回繁殖羽

この日は穏やかな晴天で他のコガモ、ヒドリガモ、カルガモに混じり休息

腹部の幼羽はたった一日ながら少し減ったように見える
【4月12日】

次列風切は内側に白色部のあるヒドリガモではなくヨシガモ型
一方雨覆いはヒドリガモ第1回繁殖羽型だが全体としては折衷型

ヨシガモ雄成鳥でも明瞭に見えることの少ない赤褐色ラインが大雨覆の
先端部翼鏡との境界部に見える。ひょっとするとこのラインの存在は
ヨシガモが父であることの証明となる可能性があるのかも知れない。
他には脇に見られる肩羽と脇羽の間に見える黒っぽい羽衣。
ヒドリガモが父と考えられる雑種にはこれらが認められない。

ここでの行動からはヒドリガモ群中を離れることがなかった

特定のメスではなく気になった雌を追ってはアピールしていた

腹部の幼羽はほぼ消失し白い腹部が明瞭となった
このような腹部はヒドリガモの特徴です

腮から前頸に繋がる黒色部は黒い首輪の手前で途切れる

ナポレオンハットよりドイツ国防軍の鉄兜型の頭部輪郭
後方にかけ湾曲する三列風切、背の白っぽく見える部分が
ヨシガモより少なく胸が赤みを帯びる。ヨシガモが父である
雑種の多くが呈する外観で顔の配色や尾筒サイドの白斑
大きさには個体差がある。

この角度で見るとヒドリガモ雄第1回繁殖羽に見えなくもないですが
胸の赤み、額のぼんやりした白斑が雑種をうかがわせる

数羽のメスにアタックしている感じはあったが既にヒドリ雄と
ペアになったメスを候補に選ぶので相手にはされなかった。

雑種の美しさに気づく方は少ないが、このヨシガモ雑種もまた
とても美しいと感じる。
同じ場所付近で越冬したハシビロガモ×オカヨシガモ雑種雄成鳥は
ペアリングが成立したのか例年より早い3月末に渡去、オカヨシガモ
の群れも4月初旬には姿を消した。
そう書いたうえで一時的に移動しただけで長居はしないと推定した。
ところが越冬期を過ごした池から場所を変えて付近に居座った。
現地は河川中流部の合流地点。地域的に丘陵地のため下水道より
浄化槽の普及率が高くそのような処理水が中流のこの河川合流部
へと流れ込み流れが堰の中間部で緩やかな場所です。その流入する
副河川の合流点手前が新たな越冬場所でした。
【4月1日】

腹部には依然として幼羽が多く残り胸との境界部が白くなりつつある

水面上に露出した部分は3月初旬にすでに繁殖羽らしくなっていたが
上背から側胸の幼羽がなくなったことでスッキリした外観となった。
尾筒サイドの白斑は左右共に小さく明瞭に存在する
【4月2日】

護岸に飛び移ろうとするヨシガモ×ヒドリガモ雄第1回繁殖羽

この日は穏やかな晴天で他のコガモ、ヒドリガモ、カルガモに混じり休息

腹部の幼羽はたった一日ながら少し減ったように見える
【4月12日】

次列風切は内側に白色部のあるヒドリガモではなくヨシガモ型
一方雨覆いはヒドリガモ第1回繁殖羽型だが全体としては折衷型

ヨシガモ雄成鳥でも明瞭に見えることの少ない赤褐色ラインが大雨覆の
先端部翼鏡との境界部に見える。ひょっとするとこのラインの存在は
ヨシガモが父であることの証明となる可能性があるのかも知れない。
他には脇に見られる肩羽と脇羽の間に見える黒っぽい羽衣。
ヒドリガモが父と考えられる雑種にはこれらが認められない。

ここでの行動からはヒドリガモ群中を離れることがなかった

特定のメスではなく気になった雌を追ってはアピールしていた

腹部の幼羽はほぼ消失し白い腹部が明瞭となった
このような腹部はヒドリガモの特徴です

腮から前頸に繋がる黒色部は黒い首輪の手前で途切れる

ナポレオンハットよりドイツ国防軍の鉄兜型の頭部輪郭
後方にかけ湾曲する三列風切、背の白っぽく見える部分が
ヨシガモより少なく胸が赤みを帯びる。ヨシガモが父である
雑種の多くが呈する外観で顔の配色や尾筒サイドの白斑
大きさには個体差がある。

この角度で見るとヒドリガモ雄第1回繁殖羽に見えなくもないですが
胸の赤み、額のぼんやりした白斑が雑種をうかがわせる

数羽のメスにアタックしている感じはあったが既にヒドリ雄と
ペアになったメスを候補に選ぶので相手にはされなかった。

雑種の美しさに気づく方は少ないが、このヨシガモ雑種もまた
とても美しいと感じる。
同じ場所付近で越冬したハシビロガモ×オカヨシガモ雑種雄成鳥は
ペアリングが成立したのか例年より早い3月末に渡去、オカヨシガモ
の群れも4月初旬には姿を消した。
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