をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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雛連れの流星号

一昨年に夏季の滞在場所が判明し、雄化を疑っていた流星号
昨年夏には8月中に翼羽を非繁殖羽へと換羽したことを確認、雌カルガモの成鳥
繁殖羽としては比較的早期に換羽したことが確認できていた。
その際上尾筒の黒味、肩羽の羽縁淡色度、虹彩の暗色傾向から、今年も同じ様な
換羽様式で特に変わったことが起きなければ、雄化と判断していいと考えていた。

 ところが・・・である。その気になっていた異変がこの春に確認できたのです。
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6月27日 堺市堺区大和川支流合流点にて

ryusei-with-chickB627
同日、同所 シンクロして羽繕いする流星号親子

流星号の5月から11月頃の滞在地付近でよくカワセミ観察をしているN氏のブログ
に画像が掲載されていて気付いた流星号とその雛、これで繁殖可能な雌成鳥であると
判明しただけでなく、今季の外観はいたって雌繁殖羽らしい外観となっていて、従来の
春・夏外観はどうなってしまったのかという印象。 丈の伸びた砂州の雑草に隠れると
発見が難しく、この春からの観察頻度はかなり低下していたのでビックリ!でした。


ryusei723
本日7月23日の流星号

ryusei-son723
本日撮影の成長しほぼ全身幼羽となった雄幼鳥

ryusei-with-son723
本日の流星号親子

かつて雄化を解説した際に進行度によってはその進行が可逆的で外観の復元とともに
繁殖も可能であるとしたが、このカルガモ雌がその例なのか、単に私の誤判断だったか
については不明です。

【更新が滞った理由】
4か月もの間更新できなかった理由は複雑ですが、初期には母の錯誤が進行したこと、
そのような中で使用していたウィンドウズのOSであるVistaが更新サポート延長期間を
過ぎたことが最大の理由でした。 サポート切れOS仕様のパソコンはセキュリティー上
問題があるばかりか、不用意に使用し続けると他人に迷惑を及ぼす可能性が高くネット
接続を可能な限り制限していたため新規にパソコンを購入し回線も光プレミアム終了に
伴う光ネクストへと切り替えが完了するのに時間がかかった次第。ご心配をおかけした
皆様には申し訳ない限りです。
Win10になってブラウザソフトがEdgeへと変わり、プログラム更新に小一時間を要する
時があったりとダウングレードしたパソコン本体とともに不安要素はありますが、前回
Vistaへと更新した時のようなHDDエラーもなく、ネット閲覧も瞬速で使い勝手は上々。
光回線のイーサネットアダプターをしばしばリセットしないと回線が切断される不具合
はなんとも不便。

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ブーツツリー 1

これまでにも市販短靴用ツリーをベースにブーツツリーを自作してきた。
しかし、それらは市販ブーツツリーの形状を踏まえず独自の外観をもつもので
あった。今回は一般に定評がありながら比較的安価な短靴用ツリーをベースに
オーソドックスな正統形ブーツツリーへと改造した。

 ここ最近母の判断力低下や体力低下からくる障害の危険性回避や更なる
症状悪化回避のためあまり外出できず家にいることが多い。それほど間近に
いても夕食の炊飯を真昼に終わらせたり、数日分の食材を一気に出汁も使わず
醤油で煮込んでしまったりと自分の役割誤解が甚だしい。なかなか鳥見にも
出られない中で自分を取り戻せる方法・・・それがシューツリーの改造や自作
につながっているというわけです。読書したり、絵を描いたり、ものを作ったり
すると作業に没頭できるので、自分を取り戻せる気がします。 ここ最近は
パソコンが旧式になりハードディスク不調でブログ更新もストレス大です。

【ツリーの使用材 1・・・ バーチ】
私は靴業界の人間でもなければ、その筋の専門家でもないのでツリーひいては
その材料である木材の知識も一般消費者、素人と同程度です。そのためここで
記す木材の記述はなるべく下記の書籍・サイトに基づき記載します。

A.増補改訂 原色木材大事典185種 村山忠親 著  村山元春 監修
                                      誠文堂新光社
B.原色 木材加工面がわかる樹種事典 河村寿昌/西川栄明 著 
                          小泉章夫 監修  誠文堂新光社
C.木材博物館
                          http://www.wood-museum.net/

バーチとは Betulaベツラ、カバノキ科カバノキ属の総称である。
ただし、中国製ツリーに関しては材料木がほぼシラカバに限定されるようで、
狭義には安価で従来用途の限られた素材としてのみ使用されてきたシラカバ
を指すと言える。近年乾燥技術の向上とともに材の価値が見直されつつある。
R&Dが展開するツリーブランド、サルトレカミエでもビーチ、レッドシダーに
次ぐ最も安価な材として取り扱われてはいるが、バーチ全体の価値から見れば
むしろビーチやメープルの高級材に匹敵する素性をもったものも少なくない。

樹木名:シラカンバ シラカバ、白樺 学名: Betula platyphylla
材としてよりは立木の美しさやその樹皮を利用した細工物で知られたシラカバ
であるが、ピスフレック(pith fleck、髄斑)と呼ばれる褐色系の斑点や筋が入る
特徴があり、クリーム色がかった白色でカバ類では柔らかい部類。寿命が短く
大径木が得られないため我国では従来材としての価値は高くなかった。
中部以北の高地や北海道に分布、中国、朝鮮半島、シベリアに産する。
中国製ツリーの多くは日本産変種ではなく基変種コウアンシラカンバもしくは
その近縁種か同属別種材を用いていると推測される。 アイスの棒やへら、
樹液からはキシリトールがつくられたりもする。
比重は0.58   硬さは4下 

他に ホワイトバーチ White Birch,Yellow Birch
学名: Betula alleghaniensis 
比重 0.70 硬さは5上 が北米に産し一部米国産ツリーに使用される。
こちらもシラカバ同様カバ類では珍しく白っぽく、シラカバ材より更に全体が白く
見える傾向が強い。ただし米国産カバ類は他にも存在するのでここで掲載したツリーに
ホワイトバーチが使用されているかの確証はない。写真は米国産棒状踵パーツのついた
ハーフラストツリーの前足部を自身で付け替え、着色ニス塗装を施したもの。縮れ杢が明瞭。
過去に「ウルトラ級変身」で紹介済みのツリーは前足部がレッドシダー製であったが、
ホワイトバーチを前足部に使用したバージョンも同時に作製した。
そのツリーにローズウッド調着色を実施した上で水性ウレタンニス塗装したものがこれ。
white-birch-trees
以前紹介した前足部がレッドシダー製のものはリーガルの2000年頃の製品カタログに
実際に掲載され、実在していたことが判明しました。ただし推定Mサイズの1サイズのみ
でしたのでSサイズ対応ツリーはやはり自作するしかないようです。

white-birch-grain
縮み杢が出た部分の拡大。他の広葉樹木材でも樹種によっては比較的見られる。
量産ツリーでは一木からの削り出しではなく、集成材を使用したり寸足らず箇所に
継ぎ足しが見られることがある。また節部分は美観を損ねるだけでなく、強度が
低下するためくり抜いた上で埋め木処理されることが多い。このツリーでも杢の
部分は幅足しされたものであることがわかる。

他に国産カバ類として

マカンバ、ウダイカンバ 真樺、鵜松明樺
Betula maximowicziana 比重0.50~0.78 硬さ7上

ダケカンバ、ソウシカンバ、オノオレカンバ 岳樺、草紙樺、斧折樺 
Betula ermanii  比重0.65 硬さ6
カバノキ科カバノキ属のうちマカバ、シラカバ、ミズメ等を除いた
主にダケカンバ材をザツカバと称して流通することがある。

ミズメ ヨグソミネバリ、アズサ 水目
Betula grossa 比重0.60~0.84 硬さ7
カバノキ科カバノキ属でありながらミズメザクラなどと呼ばれ
サクラ材として流通していることがある。材色や雰囲気がサクラ
(ヤマザクラ)に似ていることもあるが、木材業界ではカバ類を
サクラと呼んで流通させていることが多い。

以上のような材が国内の家具等に利用されてはいるが、これらの
材を用いたツリーが存在するか否かは不明。

アサダ 浅田  カバノキ科アサダ属
Ostrya japonica 比重0.64~0.87 硬さ5上
靴木型に重用されたが、木型がプラスチック製に移行したこと
産出量が少ないため流通量は限られる。木型に釘の打ち付け
を繰り返しても釘抜けを起こしにくい。

アルダー   外国産ハンノキの仲間 
Alnus rubrai 比重0.45~0.53 硬さ4上
ハンガリーのシューメーカーVASS の純正ツリーで知られる東欧製ツリー
最近外国のサイトで知るまではマカバかザツカバ製と考えていたものが
実はアルダー材で作られていることが判明した。VASSやボノーラ(伊)、
他東欧のツリーを供給しているが、ファクトリー名・生産国は不明。
一般的に地色がそのままのツリーに踵上部につく球形引き抜き具が
目印だが赤色光沢塗装を施されたものも存在する様子。

trees-vass
VASSのぽってりしたラスト。スタイリッシュなヨーロピアンラストを見る機会が
多いが一般用途の靴にはこちらのツリーがよく合う。サイズ42V改 40

trees-vass-lookdown
下の雑誌は全戸配布された広告雑誌なのでツリーとは無関係

杢について触れたので、有名な杢の出たツリーをもう一点
lca-maple-tree
フランス製 LCA(コルドヌリ・アングレーズ、パーフェクタ製)のEM-300通気孔なしと
推定されるサイドスプリット、フックバックタイプのツリーだが珍しくカエデ材を使用。
入手前の写真でカーリーがカエデのようなブナだなと思って、実物を見てみると・・・
カーリー(縮み杢)メープルでした。バイオリン等の弦楽器裏板や装飾板に珍重される
材です。

maple-grain-bounce
上の画像の踵部分、クリップオンストロボ天井バウンス撮影
杢の部分は鳥や蝶の構造色同様光の角度や光線状態の影響を強く受ける
フラットな面的光源だと表面の質感再現には優れるが杢の模様が目立たない

maple-grain-direct
同じ踵部分、クリップオンストロボダイレクト発光撮影
光輝部が白飛びして強い影が出ているが、縞模様の杢はキラキラ明瞭
晴天下自然光で角度を変えて見ればもっと明瞭に見える場合もある

さて、やっと本題のブーツツリー改造
ベースツリーに選んだのは、 キングヤード ツインチューブ サイズ41を
改造しサイズ39-40のブーツツリーを作製。
中古なら1000円から4000円、新品でも4000円から6500円ほどで
流通しているものを輸入元の荒川産業のB級品通販で入手。送料を
含めて3780円。B級品との理由は甲の終端部に欠けがあるとのこと
だったが、それ以外の不具合満載のツリーでしたので高い買い物でした。
ベースツリーはスコッチグレイン(ヒロカワ製靴)やクインクラシコが純正の
ツリーとして採用しているほか、サルトレカミエを展開するR&DがSR-100
バーチとした同所製造のコルドヌリタイプと思われるツリーをバーニーズ
ニューヨーク、ユナイテッドアローズ等が採用している。

trees-birch-boottype
上がキングヤード ツインチューブ 下がほぼブーツツリー化した改造ツリー

trees-birch-additional
改造ブーツツリーの製作途中を上面から撮影(右足)

ベースとしたこのツリーですが、届いて状態を確認してビックリ!
サイドスプリットのパーツ(左足)が作動確認した瞬間にバネが飛び出して分離。
trees-birch-coils
ツリー前足部の各右側にあるのが内蔵のコイルスプリングと木ネジですが
左足のものは本体伸縮用の別バネが使用され、ネジ先端が2mmほど欠損しており
おまけにネジ挿入固定部分の穴が深すぎてネジが引っ掛かる木材部の厚みが1mm
ほどしかなくなっています。交換を申し出るにはやっかいなので自分で修正することに
して深すぎる穴を丸棒で埋め、コイルバネを同径の市販品やや短いものに変更。

trees-birch-metalknob
踵パーツを引き抜くための金属ノブですがネジ穴が斜めに開けられており密着不良
自分で木材冶具を作成ネジ穴を垂直に開け直して修正し、タップで新たにネジ切りした

踵パーツと前足パーツを金属チューブに連結固定する金属ピンに長さ不足
trees-birch-setpins
右足ツリーの固定ピンは左上部に写っている通り10mmほどの長さが足りず
その不良金属ピン使用が発覚しないよう通常は外側(小指側)から打ち込まれる
ピンが内側から打ち込まれており、前足と踵の固定ピンは逆方向から打ち込まれ
サイドスプリット同様時限爆弾のように分解しかねない状況でした。
そのため長さの足りないピンを写真アルバムの止めピンと継ぎ足しピンで自作
入れ替えしました。
中国製ツリーの金具及びその取り付けには不具合の多いものを多々見かけますが
これほどヒドイのは初めて遭遇しました。

trees-birch-lookdown
ほぼ改造の終わったブーツツリー
追加材はフィンガー・ジョイント式のバーチ集成材、数百円で入手したものです
塗装は水性ステインのすみれ色を一旦薄く塗り大半をメラミンスポンジで拭き
取りすみれ色が完全には消えないようオーク色に塗装。仕上げに水性ウレタン
ニスを薄く塗ってみた。サテン生地のような印象を受けるパープルシャドー的
塗色となった。右足は踵部先端のカットを誤ったため継ぎ接ぎになってしまった。

trees-birch-purple
この側面画像のほうがパープルを感じるだろうか
2月に作製したので地面にゴロゴロと這いつくばるように開花するアオイスミレを
イメージした。新たに追加した部材との接合部には未塗装時点でおがくずと澱粉
のりを混ぜたパテで埋めたのだが水性着色時に溶けてかえって目立つ結果に。
つづきで実際に靴に装着した場合のフィッティング確認画像へ

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大和川のイカルチドリ

昨日のカモメ観察帰途に見かけたイカルチドリ
これまで最も下流で観察したのは河口からの距離標5.6km地点、JR浅香駅付近
ところが、今回は一気に2kmほど下った阪堺線鉄橋と南海本線鉄橋の中間点。

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イカルチドリA 大和川砂州

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イカルチドリB 大和川砂州
昨日は3羽見かけた。つい一ヶ月ほど前30羽ほどのシロチドリの群れを観察した場所

淀川上流部、木津川ではチドリ3種が繁殖した場所があり、山岸氏らが2007年熊本鳥学会
大会で発表した「河川物理がもたらす砂州の砂礫分布から見たチドリ類3種の共存機構」に
あるように営巣に適した砂礫があれば、同所的繁殖も可能なイカルチドリ。、
河口特に海岸付近でイカルチドリが繁殖する例は泉南市・阪南市境に河口をもつ男里川等山地
から海岸への距離が短く、河口砂州と砂礫の混在した南部河川では見られるものの、大和川や
淀川では河口付近での観察例は越冬期においても見られない。一般に礫質環境を好むと考え
られているイカルチドリだが、水の抜かれた冬季のため池においては泥濘地でも普通に観察され
2年連続で観察されている岸和田市久米田池のハジロコチドリのそばにはいつもイカルチドリが
見られる。それほど珍しいわけでもないシロチドリの遡上とイカルチドリの河口進出は今後も動向
を見守りたい。

red-br-merganser-castle
この冬はウミアイサが大和川の河口よりかなり上流域、あるいは淡水域でよく観察されている。
スズガモ等の海ガモが時折内陸の淡水域で観察されるのは、寄生虫、傷病、体力低下等で
荒い波に耐えて採餌しなければならない環境を避けているのかも知れないが、実のところは
どうなんでしょう? 大和川を遡上してきたオオハムが落鳥した例が最近ありましたから。

画像は大阪城東外濠、1月17日撮影のウミアイサ雄成鳥繁殖羽 昨年12月29日には
我がフィールドの履中陵でも雄幼鳥が記録されている

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