をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

海苔養殖バリカン症とカモ

朝日放送の報道番組キャストのニュースで、海苔養殖バリカン症の原因判明という
ニュースが放送された。
そもそもバリカン症というのは収穫が近い海苔が一夜から数日で消失してしまう、
これまでは奇病と考えられていた現象・・・え、なんで病気と考えられていたの?
ニュースの映像にあったヒドリガモは特に海苔養殖で食害を与えることが既知の
事実であるし、このことは昨年秋に既に報告のあったこと。
50年来の奇病とか、昨秋まで原因が判明していなかったなんて、信じられない。
内湾に生息するマガモ属の主たる採餌物は海辺の構造物等に付着した海藻類のはず。
にわかに信じがたい、こんなこと・・・調査とか学問の連携とかないんですかね。
2月3日に記事にした競技場の糞被害といい、ただただ唖然とするばかり。

PageTop

市内初確認

オオバンが急速に勢力圏を拡大している。
一時は都市公園であまりに人慣れしたものが多く見られたバンの姿がかすんで見える。
そのせいか、オオバンの進出でカモ類の採餌にも変化の兆しが見える。

wweed
いなくなったカモ探索のために巡った池で見つけた水底の藻。
種類は不勉強でわからないが、ヨシガモ、オカヨシガモが好みそうだ、水透明度も高い。
案の定、ヨシガモ、オカヨシガモが多く見られ、あとはヒドリガモが多い。

2female
オオバン成鳥の隙を突いて藻を横取りしようと待つヨシガモ・オカヨシガモ雌成鳥

fgadwall
浮上したオオバン幼鳥から藻を横取りしたオカヨシガモ雌幼鳥

falcated
軸のついた長い藻なので、あとを着いてまわり横取りするヨシガモ雌雄成鳥

3falcated
ヨシガモ3羽の圧力に自ら藻を差し出しているように見えるオオバン幼鳥

4ducks
多数のカモがオオバンの浮上を待ち構えるのもしばしば見られた
しかし通例1~3羽程度がオオバン幼鳥をターゲットにしていることが多いようだ
成鳥のオオバンは横取りを嫌って反撃するのを大阪北部でも目撃しており、その辺が
幼鳥や若いオオバンをターゲットとする理由かも知れない

以前、豊中市の服部緑地公園でオオバンが潜水して採ってきた藻をヨシガモなどが横取り
するのを見て、我がフィールドとは随分採餌法が異なると衝撃を受けた。
なぜなら、これまで報告してきたように我がフィールドでは水面採餌ガモといえども自力
潜水して藻を採餌するのが当たり前だからです。ドングリを日常的に潜水採餌しているカモ
達ですから、藻も潜って採るのは当然です。
ところが昨年見た淀川のヒドリガモ達はおびただしい数のオオバンに寄生採餌することが
多く、同じように潜水するアカハシハジロの藻も横取りしていました。

ここ数年大阪南部や大阪城でもオオバンの数が増え、それに伴ってオオバンに寄生採餌する
文化が南部にも広まりつつあるのではないかと思う。

PageTop

paradoxical feeding

paradoxical feeding・・・またややこしいタイトルにしよった!
そうお感じの方もいらっしゃるだろうが、私はこのブログ初期から
カモ類の分類や採餌法などに定型的・固定的観念をあてはめることに
疑問を投げかけてきた。

過去エントリー 「色眼鏡で見る」
       「古墳のカモ7~ヨシガモ・潜水採食編」 などがそれ

今回の記事は従来報告してきた水面採餌ガモの潜水採餌ではなく逆パターンにあたる
潜水採餌ガモの水面表層採餌。

feeding-2ducks
2月10日 並んで水面採餌するメジロガモ雄幼鳥・メジロガモとアカハジロ雑種雄幼鳥
食べているのは風で散ったアキニレの実

feeding-3ducks
2月10日 ヒドリガモ雌と一緒に水面採餌

surface-feeding-ducks
1月25日 ヒドリガモ、カルガモ、コガモと共に水面採餌

feeding-cotrast
1月25日 ヒドリガモ雄成鳥とメジロガモ雄幼鳥の水面採餌

nyroca-surfacefeed
1月27日早朝 メジロガモ雄幼鳥、嘴の隙間にアキニレの実が見える

tufty-surfacefeed
1月27日早朝 水面採餌直後のキンクロハジロ雄幼鳥、同じく嘴にアキニレの実
手前のカイツブリ同様、通例ここは潜水して小魚を採餌する場所

pochard3-sufacefeed
1月27日早朝 ホシハジロ、キンクロハジロも水面採餌、点々と見えるのがアキニレの実
以上3画像の潜水採餌ガモの尾羽の状態を見てほしい
水面に接しておらず、いわゆる舟型をしているのがお分かりになるだろう。
潜水採餌ガモは潜水艦形、水面採餌ガモは舟形のシルエットというのは一面に過ぎない

続きでアカハジロ雌幼鳥?の水面系採餌

つづきを表示

PageTop

バタ足バタフライ

先日来のカモメ画像、実はウミアイサの撮影副産物でもありました。
大阪府内で自然状態の海岸が残る場所はごく限られており、そんな場所は身近にないので
なかなか観察できなかったウミアイサの興味深い採餌法。
ウミアイサは自然海岸でなくとも海岸や河口、池・湖でも見られますが、今回紹介する様な
採餌法は浅瀬を利用した追い込み漁法の一種と考えられるので、初観察でした。

まずはウミアイサのオス
male
まだ完全な繁殖羽への移行が完了していないようで、ややぼんやりした外観です。

male-feeding
これがバタ足バタフライ採餌法、魚を目視で見つけるや浅瀬は走り、浅底部では翼を
バタフライ泳法のように繰り出し、やや深いところではそれらを併用して猛スピードで
魚を追いかけます。まるでロケットブースターのスイッチが入ったように・・・。

male-fishcatch
やや深い場所で魚を捕まえたオス

次にメス、別の日に撮影です
juv
随分近くに来てくれました、実はこのウミアイサが見たかったのです・・・理由はあとで

juv-fishsearching
岸近くの浅瀬で顔を海に入れて魚を目視探索

juv-catchup1
オス同様、魚を見つけると猛ダッシュ。
juv-catchup2.
まるで水上ジェット機を思わせるスタイルでしょ。

juv-catchup3
岸から離れた場所で魚を見つけてもこの様な姿勢で波乗りのように魚を猛追します。

juv-fishcatch
岸辺に追い込んで大物ゲット!です

juv-fisheating
満足気にすぐに呑み込みました

以上、大方の皆さんはこれをメスと思われたでしょうが・・・
私の考えは実はそうではありません。 それは続きで

つづきを表示

PageTop