をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

スマイル・フォー・ユー

すみれの語源には諸説あって、「墨入れ」説など
いろいろあるが、イマイチ、ピンとこない。
sumireじゃなくsumileと綴ればsmileスマイル
に通じ u が余ってsmile for u(you)が新説。
なんて考えるとなかなか粋じゃないですか?
春の日溜まりでややうつむき加減で咲く姿は
優しく微笑んでいるようでスマイルはピッタリ!
そんな姿を彷彿とさせるすみれ、マルバタチツボスミレ。

群生、部分
群生、部分


やや引いた群生、部分
やや引いた群生、部分


側面
側面
多くは花柄無毛、交雑種のため微毛を有するものもあるかも知れない。
上弁にわずかに花弁先端へと向かう白線ぼかし状の白斑が認められること
が多い。花色・花形は片親のニオイタチツボスミレを淡色にした感じ。


葉が写った株
葉が写った株
マルバスミレの葉も円形でないのと同様、マルバタチツボスミレの葉もかなり
丸みを帯びるが、円形ではない。
円形の葉はニオイスミレ、アオイスミレの一部がもっとも、そう呼ぶに相応しい。


ニオイタチツボスミレ
ニオイタチツボスミレ
同じ場所のニオイタチツボスミレ。花色はやや濃く花弁が丸みをもち重なっているのが特徴ながら、
花柄は有毛、葉は卵形で特に茎葉はやや細長く先端は丸みを帯びる。
以上4月上旬、富田林市の農耕地と竹藪の間の日当たりのいい斜面で。

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構造色を覗く

ここにおいでの皆さんなら「構造色」という言葉は既にご存じの方
も多いであろう。
前回の記事で紹介した構造色のサンプル、バードフェスティバル会場
に来られなかった方のためにここで紹介しよう。
もっとも操作の分からないデジカメ、ダイレクトレリーズ、種々の
条件によりベローズ撮影のほうが好結果だと思われるのだが・・・。
なおブログ掲載許可をいただいた「構造色研究会」には更なる画像と
色の見える仕組みなどが掲載されているので興味のある方はご覧あれ!

アオオビハエトリグモ
アオオビハエトリグモ
生きたままガムシロップの容器のようなものに封入されていた小さなクモ
体表はもちろん裏側にも構造色を見せる部分があった


カワセミの羽根

カワセミの羽根
部分的にわずかに羽枝も見られるが、カワセミの翡翠色の秘密は羽軸にあった

クジャクの羽根
クジャクの羽根
クジャクの場合は羽枝の側にキラメキの秘密があった


モルフォチョウの羽
モルフォチョウの一種の羽
鱗粉の縁が青く輝く様子が様式化された日本画の漣のよう


タマムシの羽
タマムシの羽
法隆寺玉虫の厨子にも使われたタマムシの羽、甲虫の構造色は表面凹凸がカギ
全体画像は下に、光の具合によって赤色の光沢も見られる
タマムシ
昨秋地面で見つけたタマムシの死骸
自然界の構造色では特定の波長のものが多いように思う。
カモ・カワセミ・カナブンなどの緑~青色~紫色
つまり波長の短いものが多く見られ、タマムシのように赤を含む長波長の
輝きは少ないように思えるのはやはり微細構造と視覚の相互作用によるものか

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久しぶりの天頂環

昨日、今日と大阪バードフェスティバル2007で大阪市立自然史博物館にいた。
朝家を出る前から内暈が確認できた。今日は夕方に期待できそうだ。
会場について落ち着いたら近くの構造色研究会のブースが気になる。
今日は実体顕微鏡からモニターにAV出力するために接続された
スイバル方式のコンパクトデジタルで構造色を持つクモ、鳥の羽、
タマムシ、モルフォチョウの羽を写させて頂いた。

午後4時過ぎから薄く天頂環が見えだし5時過ぎまで濃い薄いを繰り返した。
上部タンジェントアーク
イトザクラ越しの上部タンジェントアーク


内暈の部分と右幻日
内暈の右一部分と右幻日


輝きだした天頂環と上部タンジェントアーク
輝きだした天頂環と上部タンジェントアーク


環天頂アーク
環天頂アーク
午後5時前にはかなり鮮やかな環天頂アークが見られた


左幻日
左幻日
帰路についた公園出口付近では明るい左幻日がビルの間に輝く。
この幻日は薄くなったりしながらもきれいに色が分離し日没近くまで見られた

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舞台は山へ

街中のソメイヨシノは満開を過ぎ、桜吹雪が舞う。
暖かい、寒いを繰り返した春の日もようやく本番。
舞台を山地に移してきらめく春の息吹が聞こえる。

群れ咲くアオイスミレ
群れ咲くアオイスミレ
早春のすみれ-アオイスミレだがこの時期の花が株数・花つきがよい。
大阪南部のアオイスミレは白っぽいものが多く、他の地域で見られる
青味の強い花はほとんんど見られない。
暖冬・寒の戻りでユサブリがあったせいか花期の変化より、遅咲き・早咲き
が一斉にまとまって開花した印象。ニョイスミレ系・シロスミレ系の遅咲き
組を除いてほとんど大阪で見られるすみれ達は開花した。
先日は少し遠出してキスミレ・イブキスミレ・タカオスミレにも逢えた。



エイザンスミレ(シロバナエゾスミレ)
エイザンスミレ(シロバナエゾスミレ)
向陽地のエイザンスミレは葉が松葉状で知らない人が見たらヒゴスミレと
誤認するような細い葉。複葉性のスミレはいい香りがして、そのたたずまい
と共に強く見る者を魅了する。草原のヒゴスミレも咲き、アカネスミレも
咲いている。ニオイタチツボスミレ、シハイスミレは斑入りのものも多く
咲きどれも芳香を漂わせている。ただ、匂いに敏感なのはヒサカキの匂い
化粧品の合成香料まで強く感じ、時折すみれの芳香を台無しにする。


ヒナスミレ
ヒナスミレ
可憐なすみれ、ヒナスミレも10日ほど前から咲き出し、徐徐に北上中。
今年も交雑種オクタマスミレに出逢えるか楽しみだ。


ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボ上:本日、下:昨秋
エイザンスミレの香りを楽しみながら昼食を摂っていたら、シジミチョウが
目の前のゴロ石にとまる。撮りたいと思っていたコツバメだ!慌ててマクロ
レンズに交換して近づいたら、思いの外敏捷でアッという間に逃げられる。
短い昼食の間にルリタテハ、ルリシジミ、アカタテハも飛んできた。
それにイトトンボ、これは成虫で越冬するイトトンボでこの時期と秋冬では
迷彩の色が異なる。


シマアジ
シマアジ
秋と春だけ渡りの途中ごく短期間だけ見られるコガモ大のカモ。
オスは写真のように白い眉斑で判断し易いが秋のオス及び秋春のメス
はコガモとの区別が難しい。
山でミソサザイ、カラ類、ヤマドリに遭遇していた上に知人からの
情報で帰りにシマアジにまで逢えた!これで空にアークまで出ている
とフルコース堪能というところだったが、そうは上手くいかない。

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市役所上空の外暈

しばらくゆっくり空を眺めることがなかった。
内暈や天頂環も見るだけでいることも多かった。
お昼に内暈を見て、今日は夕方に空を見ようと思っていた。

内暈
内暈
午後5時にはやや薄い内暈と太陽柱、時折はっきりする上部タンジェントアークが見えていた。


上部タンジェントアーク他
上部タンジェントアーク他
上部タンジェントアークが明るく輝き、太陽柱の光条が伸びてきたところへ飛行船が接近、
前後してセスナも通過した。


右幻日が現れる
右幻日
右幻日も見え出す。


外暈
外暈
左上に上部タンジェントアーク、左下に太陽、右下から伸びる外暈。

市役所上空の外暈
市役所上空の外暈
堺市役所上空に虹のように薄く七色に分離した外暈が短時間見られる。

左幻日
左幻日
賑やかな空に、左幻日、関空に進路を取る飛行機雲が加わる。

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