をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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青春18切符すみれ旅~その5 桜花爛漫の敦賀・伊吹編

本日で5月も終わり。
まだアップしていなかった青春18切符すみれ旅最終回。
欲張った計画のため画像も多いですが、しばし我慢してお付き合いのほど・・・。

切符有効期限が間近に迫った好天の一日、新大阪直通の快速に乗車。
新大阪で近江今津行き新快速に乗り換え、まずは近江今津へ。
近江今津へは初回も利用したので2度目、琵琶湖周辺駅が便利になりました。
敦賀行きで向かい合わせに乗り合わせた方たちが全て青春18切符の乗客。
お隣のクレゾールの匂いをさせたご婦人も向かいのトレッキング行きの二方
も検札で同時に青春18切符を差し出して大笑い。
発車してしばらくすると雲行きが怪しくなり大粒の雨が降り出した。
敦賀到着時は土砂降り状態、レンタサイクルの貸し出し時刻にはまだ早く徒歩
で港へと向かう。商店街に沿って銀河鉄道999の鉄郎、メーテルなどの
モニュメントが並び、強烈な雨の中を足早に歩く気分を和ませる。

しばらく歩くと気比神社横を通る頃から、また晴天になり港には海上保安庁の
巡視船が停泊中。
巡視船


ここから港を西に進み気比の松原公園を目指します。
州崎の高燈篭

途中には倉庫群やこんなアンティークな灯台や蒲鉾屋さん、旅館街がありました。

河口の様子

河口の見えるここまで来たら、目的地の松原はもう近くです。

気比の松原
気比の松原
もしかしたらと訪れた松原公園、海浜性のすみれは見られませんでした。
計画を欲張ったせいで近くの山でテリハタチツボスミレを見るわけでもなく、
もう少し足を伸ばしてアナマ・イソなどのすみれを見るわけでもなし。
これは中途半端な旅になりそうだと・・・イヤな予感。

帰りの笙の川沿いには菜の花・桜が満開。川面にはユリカモメが飛ぶ。
笙の川


市街地では桜並木が満開でした。
敦賀市内の桜並木
敦賀市内の桜並木

少し折り返して、伊吹山登山へと続きます。

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ヒメミヤマスミレとトウカイスミレ

フモトスミレの亜種とされるヒメミヤマスミレにはいくつかの
特徴の違うグループがある。
牧野氏が採品した高知県横倉山産のものが典型とされるが高隈型、
東海型が存在し、「増補改訂 日本のスミレ」でいがり氏はこの
類型を一歩すすめて別種トウカイスミレとして取り上げた。
いがり氏の取り上げた和名トウカイスミレと学名V.tokaiensisは
正式記載されていない裸名ではあるが、トウカイスミレが浸透しつつ
あることは当然のなりゆきのように思える。

まずは両者がどう違うか・・・
小型の無茎種であること以外、全くの別物だ!別種として扱われる
べきすみれであると個人的にも同意する。
浜氏の「写真集 日本のすみれ」でヒメミヤマスミレの自生地と
して紹介されている奈良の苔むした山へ観察にでかけた。

花色はヒメミヤマがタマゴ色を帯びた乳白色、一方トウカイは淡紫色。
植物体そのものの印象が油彩画で描かれたヒメミヤマ、透明水彩で描
かれたトウカイといった見た目の繊細さの時点ですでに違う。
花正面比較
トウカイ和歌山県産は側弁散毛タイプ
花弁の地色以外に側弁の毛の状態、唇弁の大きさ、花柱上部の形状等
多くの部分で異なるため、すみれを見慣れたひとなら花を見ただけで
識別できるほどの違いがある。


花側面
花側面
ヒメミヤマの萼片はシハイ・フモト系同様豹柄の赤紫色、トウカイは
緑色萼片のものが大半のようだ。ただこの辺りは個体差がある上に、
いがり氏が図鑑で記しているような萼片付属体の歯牙は紀伊半島産の
トウカイには明瞭でないものが多い。この画像では上弁に隠れている。


両者の葉
両者の葉
画像上側がヒメミヤマスミレ、下側がトウカイスミレ。
トウカイスミレの葉は常に明るい目の緑色、表裏に粗い毛が多数ある。
やや縦長の卵形の葉をもつヒメミヤマスミレは濃い緑色で毛はなく、
フモトスミレのように部分的に毛をもつものもない。ただ葉裏の紫色
に関してはマチマチで一般的には紫色を帯びないもののフモトスミレ
を含めてどこからがフモトでどこからがヒメミヤマであるかの線引き
は難題と思われる。葉形、質感共にヒメミヤマの名は小型のミヤマスミレ
に由来していると考えるのが妥当。・・・とするとトウカイ・ヒメミヤマ
共に旧東海型ヒメミヤマスミレに与えられた呼称でシハイ・フモト系
の横倉型はどう呼べばいいのか? ソノタフモト、、、冗談ですが・・・。
実は浜氏の「写真集 日本のすみれ」で、(以下一部引用)
写真のようないろいろなタイプのこれらのすみれを、どう取り扱うかは
議論の分れるところであるが、これらのそれぞれのタイプのものに、
異なった名前を与えるのも細分化しすぎると思われる。いろいろな変異
型がヒメミヤマスミレにはあるとしておいた方が無難であろう。
と書かれている。つまりは敢えて分けなかったようで何物か得体の知れ
ない一群をヒメミヤマとしたフシがあるのでソノタフモトは的を射た
表現かも知れない。
なお、写真集でヒメミヤマとして掲載されているa~kの写真のうちで
トウカイに該当するものはe奈良、g静岡、i神奈川、j岐阜であると判断。

混生エリアのトウカイスミレ
混生エリアのトウカイスミレ
花の上下2枚がトウカイスミレのもの、右側はヒメミヤマの葉。
標高1600m付近からヒメミヤマ・トウカイの混生が見られた。
ただ花期はトウカイが10日ほど早いようで、咲き残りとヒメミヤマの
咲きかけが同時に少数観察された程度。

混生地のヒメミヤマスミレ1
混生地のヒメミヤマスミレ
右下の葉はトウカイスミレ。


混生地のヒメミヤマスミレ2
混生地のヒメミヤマスミレ
花に近い明るい緑の葉はトウカイスミレのもの。
このように一見同一の株についているかの様に見えることがあることも、
このすみれが同一種であると判断された理由の一つかも知れない。

それぞれのトウカイスミレに続きます。

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初夏の公園

堺市内には歴史ある公園も多い。
そんな中でも我が国最初の公立公園といわれ、臨海工業地帯が
できるまでのリゾートの一面を垣間見せる公園がある。
学生時代はプールと隣接のスケートリンクによく通った。
そんな頃にはちっとも知らなかった魅力がこの公園にはある。

水路沿いの漁港には・・・
ササゴイ
ササゴイ
なぜかこの時期から夏にかけ内湾付近の海辺や河口で見かけることの多い
サギの仲間だが、場所によってはヨシゴイ・アマサギの方が目に付く。


キアシシギ
キアシシギ
シギ・チドリのなかでも見かけることの多いキアシシギ。


コチドリ
コチドリ
堤防下の岩礁ではコチドリに対してキアシシギが何か言ってるよう。


シロチドリ
シロチドリ
僅かに残った砂浜ではシロチドリがあそぶ。


チュウシャクシギ
チュウシャクシギ
同じように磯でカニを啄むチュウシャクシギも見られた。


コアジサシ
求愛給餌するコアジサシ
浮き桟橋では求愛給餌するコアジサシも見られた。


ウェイクボード
ウェイクボード
水路では水上ウェイクボードというのか?で楽しむ方もおり、背景で火を噴く
工業地帯とあわせて独特の景観を醸し出している。

公園内水辺へと続きます

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青春18切符すみれ旅~その4 岡山編

4月初旬、好天の予想で朝日が昇る頃家を出る。
日の出

生駒の山並みの向こうから太陽がのぞく。

本日の目的はイブキスミレ。生育地・花期の予想が
伊吹山では難しいとの判断で岡山の石灰岩地帯を目指す。
この日はよく冷え、雪、みぞれ、快晴、豪雨、曇りと全部の天気が
いっぺんに訪れたような妙な天気。
18切符の有効期限の迫った日とあってか、姫路駅で新快速を
降りた熟年世代がどっと2両の各停になだれこみ早朝から通勤ラッシュ
をしのぐ混雑ぶり。岡山駅を過ぎるまでこの状態が続いた。

最初に見たのはニオイタチツボスミレ。
ニオイタチツボスミレ
ニオイタチツボスミレ

その横にバイカイカリソウ。
バイカイカリソウ
バイカイカリソウ

道沿いの水のしみ出た斜面にはタチツボスミレ。
タチツボスミレ
タチツボスミレ

別の場所では切り通しの斜面にタチツボスミレの群生。
タチツボスミレ群生


アッ、道の脇で白い大ぶりのすみれ発見。タカオスミレだ!
目的はイブキスミレながら、見られるのなら見てみたいと
思っていたヒカゲスミレの葉黒バージョン。アソヒカゲも
場所によっては見られるようだが、見回してもそれはない。
駅を降りてたった15分後。今日も順調だ。
タカオスミレの花
タカオスミレの花

まだ続きます。

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咲き出したヒメアギスミレ

奈良のヒメアギスミレが咲き出した。
同じ様な環境に咲くコミヤマスミレからバトンタッチする
日も近づいてきたようだ。

ヒメアギスミレ
ヒメアギスミレ
シダ(イノモトソウの仲間?)と共に咲く。

ヒメアギスミレ
ヒメアギスミレ
ムロウマムシグサと共に咲く。

ヒメアギスミレ
ヒメアギスミレ
茎は地上を這い、途中で根を出して広がる。
草丈は花柄の高さの5cm程度。

母種のニョイスミレ、よく似たアギスミレと俯瞰写真で比べて見よう。
ニョイスミレ俯瞰写真
ニョイスミレ俯瞰写真
葉は概ね心形で基部が巻いて円形に見えるものもある。
茎は立ち上がり30cm程度になるものがある。
2006年5月上旬河内長野市

アギスミレ俯瞰写真
アギスミレ俯瞰写真
花期の葉はそれほど大きく湾入しないが、このようにV字形の葉を持つ
ものもある。
茎は立ち上がり20cm程度になるものがある。2007年5月上旬堺市

ヒメアギスミレ俯瞰写真
ヒメアギスミレ俯瞰写真
花期からV字~鋭先卵形の葉で全体に小型。
2007年5月上旬奈良県
いずれも湿地を好むがヒメアギ>アギ>ニョイの順でより高湿・濡れた環境
を好むようだ。アギスミレは東日本中心、ヒメアギスミレは西日本中心の分布
ながらアギスミレの少数は西日本に分布する。
ただ、アギスミレ・ヒメアギスミレの混生は見かけたことがない。

まだ続きます

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