をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

思いやり出現頻度

6月の内暈出現率は実に50%を越えた。
これを年間出現率と同様に考えるのは無理がある。
季節によって見られない時期も多いからだ。

堺市役所高層館上空の内暈
堺市役所高層館上空の内暈

では虹をはじめ、気象光学現象の各々の現象の出現頻度は一体どの程度なのか?
ネット上でこれらの観察記録を公開している方々がいらっしゃる。
私が気象光学現象を意識して観察しだした頃にお世話になった「天空博物館」の綾塚氏、
「幻日記」の佐々木氏、「そらみたことか」の長谷川氏。
海外では、「Atmospheric Optics」のLes Cowley氏(英)、「Atmospheric Phenomena」AKM(独)
最近になって空の虜になった同じ大阪在住「空の輝き」の輝氏なども、そんな方々なのである。

夕暮れの光芒下の堺市街
夕暮れの光芒下の堺市街

具体的に虹の出現頻度は相対頻度として年に1~3回程度(平野部)で変わりないモノの
彩雲・光環の出現頻度は国内著名の方々の観察では極端に少ない。
また氷晶によって出現する、内暈や幻日、種々のアークなども海外サイトの頻度と比較する
と1/2~1/3の低頻度なのがわかる。これは観察地の緯度などを考慮してもカウント基準
が異なっていると見た方が自然だと思われる。
例えば内暈の出現頻度は100日/年、幻日で60日/年、上端接弧で30日/年、その他
天頂環でも20~30日/年などと自己の観察経験から認識している頻度は輝氏の観察記録
や海外サイトの観察頻度にほぼ一致する。
ではなぜこのような乖離が見られるのか? それは、国内サイトの管理者の環境と教育的
観点からの「思いやり頻度」ではないかと、考えている。
気象光学現象に興味を持ち始めた初心者にどんな現象がどんな場合にどこら辺に出現する
といった内容を文章で説明するのは、結構大変なことだ。しかも、興味が芽生えだした方に
数式や現象の同定をしたところで下手をすれば、その場で興味をそぐことになりかねない。
そこで、典型的な現象として初心者でも容易に認識できる明らかな現象の出現、希な現象
を自らが目の当たりにしたという希少体験の歓びを喚起する意味も込めた値では?・・・
と考えたりもしている。

25日の内暈、半周
25日の内暈、半周

最近になって以前から読んでみたいと思っていた
「Rainbows,Halos,andGlories~太陽からの贈りもの」Robert Greenler著
「光の気象学」柴田清孝著
の2点に加えて初心者向けに気象全般を解説した
「楽しい気象観察図鑑」武田康男著 などを読む機会を得た。

太陽からの贈りものには訳者の小口氏も光象から得られた自然への驚嘆を
自然科学を理解するための端緒として頂けたなら・・・といった内容の序文を
書いておられる。これらの序文で筆者たちが繰り返し記述している事柄が
「目の前に存在していながら、意識して見ようとしなければ、気づかない存在」
のように思われた。

堺市街を照らす光芒、光環
堺市街を照らす光芒、光環
彩雲・光環の観察頻度はよく見、望遠レンズでの撮影観察を併用すれば、日射しのある日なら
ほぼいつでも見られると考えても言い過ぎでないと思っている。つまり内暈以上のありふれた現象
なのでしょう。ただし、極めてきれいに色づくものはそう多くはないですね。

天頂環-27日
天頂環-27日
27日の午後5時半頃のごく短い間、鮮やかな天頂環が出現した。
この日の空模様から天気の下り坂が予想以上に早くなければ、見られそうだと判断。
低層の雲が蜜に分布し、それ以外のハロなどは皆目見られなかったが、突如低層の
雲間から上層の雲が見え、見る間に鮮やかな弧が出現した。
以前にも書いたが、とても見えそうにない空模様、天候でも僅かな時間上層の氷晶
からなる雲が一定の条件を満たせばアークその他は観察できる。
条件を満たす太陽高度・現象の出現位置・形状を日頃から思い描ける観察眼が何にも
まして必要な要件になるだろう。

雲に隠れた太陽と天頂環
雲に隠れた太陽と天頂環

先日カメラ雑誌のフォトコンテストで仲間が優秀賞を獲得した。
その同じ号の最多投稿部門にオーロラ、虹、幻日環の写真が入賞していた。
選者は気象光学現象の写真やオーロラの写真の著作もある写真家ながら、
埼玉で撮影された幻日環と120度幻日の写った作品に環天頂アークである
とコメントしていたのには驚いた。地平線付近で観察される弧が水平環なら
ともかく、環天頂アークといった概ね屈折を主因として起きる現象と反射を
主因とする幻日環と混同してしまうというのは? 単なる誤解説なのか、
認識自体が間違っているのか? 写っている現象が幻日環と120度幻日を
巧みにとらえた希な風景だと正確に認識していれば、これら入賞の評価順は
逆転していたのではあるまいか?と思わせる・・・こともあった。
私も含めて身の回りの出来事を正当に評価できるというのは、難しい?
                               

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サギの雌雄と婚姻色

久しぶりに鳥の記事。

いつ頃かぼんやりと~じゃないかなと思っていることがある。
それは、雌雄がはっきりしないサギでも繁殖前の婚姻色から
かなりの確率で雌雄が判別できるのではないかということ。

婚姻色とは魚類や鳥類の一部、ウやサギの仲間で繁殖の
一時期、特定の部位の色彩や羽衣が変化することを指す。

ゴイサギ-堺市
ゴイサギ-堺市
見慣れたゴイサギも冬羽に比べて白・灰色コントラストが明瞭になり、嘴も黒一色。
加えて目先は緑味を帯び、脚はサーモンピンク色になる。普通雌雄の識別は困難。

ヨシゴイ雄-岸和田市
ヨシゴイ雄-岸和田市
ガマの茂みで警戒するヨシゴイの雄。梅雨前から頻繁に目撃されるようになり繁殖している
可能性が高い。首を縮めてカエルのように喉を膨らませ、ゥオー、ゥオーと啼く。飛翔時に
翼端の黒色部分がよく目立ち、目先の紅色はどことなく魚類を連想させる。

ヨシゴイ雌-岸和田市
ヨシゴイ雌-岸和田市
大きくトリミングして、はっきりしない画像なのだが上のオスと同時期のメス。
目先の紅色の婚姻色は極めて薄く、遠くからの画像では非繁殖時との違いが不明瞭。

アマサギ-河南町
アマサギ-河南町
婚姻色がやや色あせしてきているが、亜麻色の羽をしている左がオス、
白い右の個体は嘴に薄く紅色が見える、つまり婚姻色で、こちらはメスではないか?
営巣中のアマサギの観察経験がないので、あくまで、推測の範囲に過ぎないが、
メスの婚姻色は程度が浅く、個体差もあるだろうが、亜麻色の部分も少ないのでは?
と思ったりしている。通常白色のアマサギは若鳥あるいは冬羽とされているが、はたして、、、
以上、このほかのアオサギ、コサギ、ダイサギなどの婚姻色・その観察時期やコロニーから
なんとなく芽生えた疑問でした。

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日・月のタンジェントアーク

16、17、18日の今日と3日連続で内暈が見られた。
6月に入ってからはほぼ2日に一度のペースだ。
春先から見られる日が多くなる内暈だが、よく出現している。

本日はそんな内暈に接して見られるタンジェントアーク。
上部タンジェントアークは朝夕の太陽高度があまり高くないときに見られる
のだが、見る時間帯によって著しく形が変化するのでそれだけでも面白い。
彩雲、光環、内暈、幻日などと同様見る機会の多いアークなのだが、一部
内暈と重なっているときが多く、はっきりと区別できない場合もよくある。

夕方のタンジェントアーク
17日夕方のタンジェントアーク
この種の画像は画角、太陽高度、鉛直方向などがわからないと意味をもたないのだが、
ほぼ棒状に伸びたタンジェントアークの形状と薄い内暈の曲率から画角を判断できる方
も中にはいらっしゃるだろうと思う。
おそらくこのタイミングに先行して環天頂アークも出現していたのではないかと思う。

月のタンジェントアーク
17日夜、月のタンジェントアーク
夜、23時を過ぎて外を見るとかすかに月にタンジェントアーク。高度からして少し待てば
月の明るさや空の状態から月の天頂環なども期待できたので少しだけ撮影した。
結果は雲がやや厚く、すぐに月が隠れたりして、薄いタンジェントアークが写るにとどまった。
特別に強調処理はしておらず、夜間撮影の雰囲気を残しているので、見えますか?

内暈
18日朝の内暈
今朝も内暈が見え、3日連続の出現。しかも全円状態で見られることが多かった。

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虹色円弧と接線と

朝から虹色日和
日昇時から日没時まで終日、日暈が見えていた

暈と飛行機雲の接線
暈と飛行機雲の接線
環水平アークの前を雲がよぎり虹色が鮮やかになると同時に飛行機雲の接線

朝の水平環
朝の水平環

朝の日暈
朝の日暈

午後の日暈
午後の日暈

午後の水平環
午後の水平環

環水平アークは10時頃から午後3時頃までやや薄いながらずっと見えていた
夜には月が光環をまというっすら月暈も見えている

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最近見たトンボ

すみれは大半が見納め、夏鳥は通過。
入梅して見られるのは子育てに忙しい親鳥たち。

最近見たトンボから・・・
シオカラトンボ連結
シオカラトンボ連結 400mm

セスジイトトンボ♂
セスジイトトンボ♂ コンデジ

セスジイトトンボ♀
セスジイトトンボ♀ コンデジ

サラサヤンマ♂
サラサヤンマ♂ 60mmマクロ トリミング
最初パトロール飛行の状態からエゾトンボの仲間、トラフトンボ辺りを考えていたのだが、
どうも雰囲気が違う。帰ってから確かめたら、なんとサラサヤンマだった。

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