をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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鳥にもらった元気

以前にも傷ついた鳥を紹介したことがあった。
あと少しで今年も終わる。
何年経っても変わりばえしない記事にお付き合い頂いた皆さん、有り難うございました。
来年も懲りずに、もう少しタイムリーな記事をお届けできればと考えています。

鳥をはじめ、生き物を見ていると、書物や他人から教えられる以上にある意味「教えられる」
ことが多い。そんなわけで常日頃、鳥たちには元気をもらっている。
しかし、傷ついた鳥たちには、より以上の元気をもらっている。
彼らが一日でも長く生きてくれることを願って・・・今年最後の記事。
片足のハクセキレイ
片足ながら見事にバランスをとってピョンピョン飛び跳ねているハクセキレイ

片足のヒドリガモのメス
頭かきが空をきるヒドリガモのメス

ヒドリガモのペア
幸いなことにこのヒドリガモはつがいでいた

私は知っている・・・通常いじめられると思われている、傷ついた鳥に仲間が優しいことを
私は知っている・・・かつて傷ついたメスのオシドリを守り続けたオスがいたことを
私は知っている・・・現在も茨木市の公園で傷ついたオシドリに寄り添う仲間がいることを
私は知っている・・・つがいの解消や成立が一律に強弱や容姿の美しさに依存しないことを
私は知っている・・・彼らがバカにされるほど知能に劣る生き物でないことを

29日午前の天頂環
29日午前の天頂環

31日午後の天頂環
31日午後の天頂環、このところまた薄いながら連日天頂環他が見られる

年越しに、真面目に生きているのに、寝る家もない労働者が多数いる。
鳥たちを見ていると、人間社会のこれからを考えさせられる。
どうか、来年には、労働の対価がもっと格差のない、希望の持てる社会になっている
ことを願って、皆さん、良いお年を!

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ミコアイサの動と静

古墳のミコアイサやマガモ、ヨシガモは増加傾向にある。
今期のミコアイサは隠れ場所を奪われたオシドリとは対称的に
増え続け過去最高の60羽に迫っている。

「緊張」
モビング
カラスにモビングされる猛禽は有名だが・・・
オオタカや岸辺の捕食者は時にカモ達にモビングされる
カモ達のモビング
画面中央左奥にハシボソガラスを水死させたオオタカ幼鳥がいる。
それを知って集まったミコアイサ、マガモ、オシドリ、カイツブリなどの群れ、約300羽
捕食者へのモビングはそれぞれに分散していた水鳥たちの種を越えて、速やかに・・・

警戒・飛び立ちの前触れ
警戒時、カモ達は首を真っ直ぐに持ち上げ、その緊張の原因の動向を見守る。
警戒から更に危険が差し迫る(人間の接近・捕食者の接近)と首をゆっくり下げ素早く戻す。
これを合図に一斉に飛び立つことになる。

「動」
予め飛び立ちに備えて、隣接するカモとの間隔は保持されている。
紅葉の水面を飛び立つ
柵内に近所の子供たちが侵入したようだ


猛禽のかげ
猛禽が上空をよぎった

集団潜水採餌
集団で潜水採餌する。交互に潜水しても楔形フォーメーションは崩れなかった。

「静」
ひとしきり集団で潜水採餌して濠を移動すると、ピタリと動きを止め休息する。
休息場所は例年オシドリが越冬した西側つくり出しのくびれ付近。
雨の休息
小雨の中休息するミコアイサの群れ

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エクリプス、哀しや

日頃鳥見で出会うの方たちとの会話でエクリプスがいかに分かり難いもの
であるのかを痛感させられることがよくある。私自身も最初勘違いした、その
エクリプスを本日の話題として取り上げたい。

【表記における問題】
10月のある日、ある年輩の鳥見人さんからエクリスはエクリスの
間違いでは?と質問された。
よく聞いてみると、パソコンによる検索では濁音のエクリブスで検索した方
が初期の意味合いのページがヒットするとおっしゃる。

もちろん、「eclipse」のカタカナ表記であるので半濁音のエクリプスの方が
正しく、検索の方法も単語検索ではなく「カモ エクリプス」や「鳥 エクリプス」
などと複合語検索すればより正確にヒットしたはずではある。

それで試しに濁音のエクリブスで単語検索すると、なーるほど・・・・
日本鳥類保護連盟(jspb)の鳥の用語欄でエクリブス(見出し語)が
ヒットするではないか。本文はエクリプスとなっているので単純ミス
だろうが、エクリプスを知りたい初心者には誤解を与えかねない。

また、多くの書籍やサイトでエクリプスの意味で日食・月食が登場
するのは困りものだ。 最初にどなたが「食」を引き合いに出された
のかは知らないが、オス成鳥の金属光沢をたたえた光彩が失せる
意味なので、是非見当違いを認識してもらいたい。

月による朔望と食
月による朔望(満ち欠け)と日食・月食

月の朔望・・・観測者と月の位置から太陽光の反射によって見える恒常的変化
月食・日食・・・観測者と太陽と月が一直線上に並んで、月・太陽が隠れる一時的変化
従ってカモに代表される鳥類のエクリプスは恒常的変化なので朔望に近いと認識して
いただけるだろうか?

また、エクリプスとカタカナで表記された単語というものは、普段英語や外来語に親しみ
のない者にとっては、エクスプレスや他の言葉と紛らわしくて仕方ないらしい。そういう
意味で言えば「エクリプス=地味羽」「繁殖羽=派手羽」などと表記した方がずっと誤解
がなくて済んだであろうにと思うのは私だけではないだろう。


【エクリプスそのものの理解】
エクリプスをスズメ目の「夏羽」「冬羽」に置き換えて判断するような融通の利く方
なら問題ないのだけれど、外来語に加えて冬に見られる羽が「夏羽/繁殖羽?」
とややこしいものだから、移行中の羽衣は避けて通られる方が断然多い。

コガモの換羽サイクル模式図
コガモの換羽サイクル模式図
内周に季節と相当月齢(年サイクル換算)、その外側に観察月、更に外側に生活地
最外周には見られるコガモの羽衣を表示した(移行羽は繁殖地後半にも存在)。
相当写真は後述。

身近に見られるカモでエクリプス・幼鳥とメスの識別に注意を要するものは
尾筒両サイドにクリーム色斑をもつ3種とトモエガモそれにミコアイサだろう。
クリーム色斑をもつ3種とはコガモ、オナガガモ、ヨシガモ。
一般にカモは秋の飛来時期に既に完全なエクリプスから繁殖羽に移行し
始めており、完全なエクリプスは観察しにくいとされるが、上記の種では
飛来が早い、換羽の開始時期が遅いなどの理由で完全エクリプス状態
で観察されるものが多い。

エクリプス並びに雌雄幼鳥とメスの詳細な識別を特集してもいいのだが、
残念ながらモグリのカモ観察人には正確性を担保できない。ここで言う
モグリとは素人観察人であること、 関西の主要カモスポットである場所
昆陽池公園や琵琶湖に片野鴨池、米子水鳥公園などが未探訪である
などがその理由であり、個々の同一カモ個体の孵化から成鳥に至る過程
を観察したことがない=事象の推測による観察が多いためです。

コガモメス(芦ヶ池、9月後半)
コガモメス


コガモ繁殖羽へ移行中(芦ヶ池、11月後半)
コガモ繁殖羽移行中


コガモ繁殖羽(いたすけ古墳、昨1月後半・別個体)
コガモ繁殖羽
コガモ♂幼鳥とエクリプスは羽衣に馴れないと分かり難いが、眉斑の明瞭度や嘴の黒味
などで非繁殖羽の雌雄識別が可能。
多くの方は繁殖羽=キレイという認識のようだが、私には特段そのような感覚はない。
むしろ一過性にしか見られない移行羽は貴重でよく見ておきたい羽衣。
問題点は他にもあって、エクリプスと幼鳥が区別されないことが多い、完全なエクリプス
と移行羽の終盤どちらもが、エクリプス羽と呼ばれるなど紛らわしく誤解される原因が
多々認められる。


【書籍やサイトにおけるエクリプス】
以下に述べる事柄はエクリプスというよりカモ観察全般の問題点でもある。

【サイトに見る記述】
昨年東京都で巻き起こった「メタボガモ騒動」まだ記憶に新しい方も、おられるだろう。
この火付け役になったグループのおひとりが更新されているサイトがあって、その時
以来、内容を見せて頂いたところ、野鳥の会会員や自然観察指導員でありながら、
明らかに疑問の余地のあるカモ記事が幾度となく登場する。それは私の大嫌いな
思いこみによる誤解とそれを他人に押しつける迷惑行為にある。

・ サイト内で紹介されているマルガモはマガモXカルガモではなく、アイガモを含む
 アヒル系雑種と判断される。
・ 9月半ばのオナガガモ飛来は早い→極めて普通の飛来時期
・ メタボガモと言われるカモと標準体形のカモの計測統計値を出していない
・ 番の解消は文献通り全てのカモで例外なく行われていると信じ込んでいる
・ 観察地からコガモがいなくなった理由を餌やりに起因する潜水ガモ増加にあると
  決め込んでいる (微生物レベルの考察はなされたのか?)
 などなど、素人の私が自然観察を指導してやりたい事柄がずらりと並ぶ。
こんな方たちが、裏付けのない理由で「餌やり禁止」を奨めることに同調してよいのか?

また、私と同一フィールドでミコアイサなどのカモ類をカウントしている方のサイトでは、
上記サイトの管理者から提供されたミコアイサのメス画像が掲載されているが、明らかに
オスの7割ほど換羽の進行した画像も見られる。
実はオシドリのカウントが何日も100羽規模で相違したことがあった。オシドリは採餌や
休息のため墳丘に上陸することがあり、そのカウントタイミングが原因だった。(私のが多い)
ミコアイサのカウントは総数では一致するのに、雌雄比が大きく異なる。これはトモエガモ
についても同様で、エクリプスを判別できていないためと思われる。その記述から推測する
にメス単独での種判断にも迷いがあるようだ。ミコアイサエクリプスや幼鳥には早い時期
から体側に波状紋が見られ、最初虫食い状の範囲は徐々に広がりやがて頭頂にも白羽
が見られるようになる。したがって、体側と背の明暗比や羽のパターンで識別できる。
また、鳥インフルエンザの感染源をカモとしたり、カモ類の飛来が早まる傾向にあることを
地球温暖化と結びつけているなど、無用な危機感を煽っているいるようにも思える。
私は玩具のような8倍双眼鏡で柵外から、サイト管理者は15倍の防震双眼鏡で柵内から
観察しているのだ。多少周囲が暗くなっても、彼に不利な観察条件は感じない。

よく知る2例を挙げたが、このほかにも野鳥の会関係者やその筋の専門家と思しき方の
誤認記事は枚挙に暇がない。観察会リーダーや研究者がイコール鳥分野のエキスパート
なのではなさそうであるどころか、こういった方は他人の意見を聞けない、他人のマナーを
非難しているのに、自らがBマークのステッカーを貼った望遠レンズでヒトの前に割り込んだり
して独善的な行動をとる方も少なからず存在する。  マナーが悪いのは一部のカメラマンの
仕業とされ勝ちだが、自らの悪行を責任転嫁している方もいるのだから仕方ない。

【雑誌・図鑑に見る記述】
カモ図鑑でエクリプス・幼鳥を的確に解説したものは現在のところ国内に存在しない。

最近発行された
フィールド版 「カモ類の観察」 孝森 まさひで著 トンボ出版  に期待したが・・・
やはり初心者・子供用で潜水する淡水ガモには触れられておらず、記述は保守的。
雌雄の掲載写真も同一写真であったり別写真であったりと統一性に欠け、カルガモ
の雌雄判断は難しいと記述している。概ねエクリプスや生態に触れているだけに、
もう少し踏み込んだ、新しい記述に触れたかった。

雑誌「BIRDER 2007年11月号」 特集 目指せ!カモマイスター
それ以前のこの雑誌のカモ記事には詳しくないが、この記事で雑誌購入しないと決めた。

1、オスの識別・・・せっかく方眼紙背景にしてあるのだから、目盛りをスケールに見立て
           大きさの比較できるものにして欲しかった。
           撮影角度や光線角度に統一性がなくレイアウトを台無しにしている。

2、メスの識別・・・上記内容に加え、カルガモのメス写真がオス写真である。
           オスの欄で使用した写真がそのまま使用されている。
           目視だけでは同一写真と断定できないので、レイヤーを重ね確認した。
           撮影者に問題があるのか、編集に問題があるのか不明ながら、撮影者
           が「メタボガモ火付け役」グループの写真家であるのが気がかり。

カルガモペア
カルガモペア、左がオス、右がメス
一般にカモはオスがやや大きく、カルガモは雌雄同色と言われてはいるが、明らかにオス
の方が黒っぽい(焦げ茶色が濃い)。これは体部各羽縁のバフ色の縁取りがメスに顕著で
あるため外見の濃度差となって観察される。嘴先端の黄色部分もオスが大きい。
見た目より更に、デジタルカメラのローパスフィルター、演算処理で画像が鮮明に異なる事
も珍しくない。これは紫外線領域に広い彼らの視野をもってすれば、もっと明瞭と思われる。

3、カモを知る・・・採食習性とカモの分類、つがい形成の記事は観察による事実ではなく、
           文献を鵜呑みにした理解不足の部分がある。エクリプスの意味は冒頭
           に挙げた内容の誤解や他の解説者との重複が煩わしい。

4、淡水ガモ・エクリプスと幼鳥の識別・・・
筆者は図鑑・写真集等、カモや鳥類の写真・解説で著名な人物である
           がしかし、幼鳥羽とエクリプス羽の判別に自信がないようだ。
           ヒドリガモの移行羽では「エクリプスあるいは幼鳥羽から移行中」とある。
           図鑑でも同様の記述があり、羽衣の呼称のバラツキも含めてかえって
           読者が迷う事態を招いている。
           コガモの画像で全ての個体の嘴に黄色味がないなど不自然である。
           本来解説すべき、エクリプスで注意を要する種を割愛している、また
           交雑種の解説で推定を誤っているなど、極めて頼りない。

5、カモフェチ・・・なすびさんのイラストはほっとする暖かみがあり、極めてよくカモの特徴を
          表現しており秀逸

6、カルガモ交雑・・・事態を誇張しすぎ。明らかにアヒル系そのものの画像も掲載されており
           交雑の事実の信憑性をかえって損ねている。
           遺伝子レベルの精査やカルガモ自体の個体差を導くのが先決課題であり、
           推測される絶滅の危機は薄いと思われる。よく言われる三列風切の白い
           羽縁の幅もこれらを構成する白帯の要素が複数の三列風切の重なり具合
           を無視した観察のようにもとれる。

7、二津野ダム湖・・・隣県の奈良にこれほどのオシドリの越冬地があるのは知らなかった

8、ふゆみずたんぼ・・・農業と自然保護の相乗効果の成果レポートとして興味深い

9、神奈川県のガンカモ調査11年・・・
            ガンカモ調査はほぼ一斉に全国多数の地点で継続的に実施されて
            いるのだが、その精度は調査員の熟練に大きく左右されると判断して
            差し支えない。これは継続における自画自賛。
            野鳥の会都道府県支部が調査・集計していると判断されるが、1月中頃
            というのは換羽が早い種においては繁殖羽に換羽済みの時期だが、遅い
            あるいは遅れているものは、まだの時期。潜水ガモは微妙。
            経験から種誤認やカウント誤差、不明種は調査者の力量次第。それ以上
            でもそれ以下でもない。

    思うに、日本自然科学写真協会(SSP)や日本野鳥の会、日本鳥類保護連盟(jspb)、
日本自然保護協会((NACS-J)が会員の独断や暴走に目をひからせているかといえば、
どの団体も運営体制や資金調達に熱心であっても、そうでない場合は多い。
社会保険庁や一部の食品会社に偽装や捏造があって社会問題化したように、環境の世紀
21世紀の今だからこそ自らの体質を問い直すべきべき問題はこれら団体にも存在する。

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霧のフィールド

今日は朝から晴れ、前日の降雨の影響もあり市街地から山地まで
霧の立ちこめた朝となった。

霧のコガモ
霧がたちこめた水面をゆくコガモペア

ヨシガモ他
水面に張り出した樹木とヨシガモたち

霧のオナガガモ
珍しくオナガガモも一羽

霧のカモたち
潜水採餌するマガモたちと他のカモ
以前はオシドリと行動を共にしていたトモエガモ、近年はマガモ・カルガモと行動

羽ばたきするトモエガモ
最近滞在中のトモエガモ雌3羽の内の2羽

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