をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

帰り来た顔馴染

9月に入って間もなく、岸和田市の久米田池にはカモが飛来し始めた。
シマアジ・ヨシガモ・オナガガモ・ハシビロガモが多数のコガモに混じって少数
確認できた。現在はヒドリガモも多数飛来し今後益々その数を増す。
昨年間近で確認できたシギたちも水量の減らない今年は望みが薄い。

下旬には我がフィールドの芦ヶ池にもカモたちが戻ってきた。
マガモ・エクリプス
マガモ・エクリプス

アイガモ・エクリプス
アイガモ・エクリプス

比較のために挙げたマガモとアイガモのエクリプス画像。
どちらもフルエクリプスからやや換羽が進行しているが繁殖羽とはほぼ対極の羽衣。
マガモは昨年幼鳥で飛来した個体と考えられるので2W移行中ということになる。
嘴峰に黒色部が残るのは、成鳥でもエクリプスにはしばしば見られる。

コガモ・エクリプス
コガモ・エクリプスメス

昨年も単独飛来したコガモ、嘴元には黄色が少し残り嘴色は真っ黒ではない。
他のカモたちとは異なりほぼフルエクリプス状態で過眼線周囲のコントラストや羽の翼鏡
前後の白帯の太さで雌雄判断可能。
自分で疑問に思いながら雌雄いるコガモのメス画像をアップしていました。

ヒドリガモ・エクリプス
ヒドリガモ・エクリプス

背には既に波状紋が見え始めているが、脇に見える雨覆の白色がオス成鳥の証。
嘴のコントラストは繁殖羽期に比べ低く、青灰色のくすみが強い。

ハシビロガモ・エクリプス
ハシビロガモ・エクリプス

嘴は繁殖羽期ほど黒くなく、虹彩色も金色よりオレンジ色っぽい。
目先の淡色部の形からオーストラリア方面に生息するミカヅキハシビロガモとしている
国内サイトが見受けられるが、この淡色部は繁殖羽期に消失する。

ハシビロガモ・メス
ハシビロガモ・メス

オスのソリッド色の嘴に比して、顆粒状の黒斑がオレンジ地に散らばる印象。
虹彩の色は暗褐色。

いずれのカモも昨年には確認できており、飛来直後ながらパンを求めて間近に来る。

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夏の思い出1 反薄明光線

この夏はこれぞ夏空という空にあまり出逢わなかった気がする。
ぐずついた空が多く、足早に秋空へとバトンタッチしたように感じた。
環水平アークは鮮やかなものが多かったけれど・・・

夏の夕暮れ時の定番、反薄明光線を見る機会もほとんどなかった。
それが、最近になって天気も安定し立て続けに反薄明光線が見られる。

反薄明光線
本夕の反薄明光線

薄明光線
薄明光線
仁徳陵の後方、関西電力堺発電所方面が日没ポイント、 上の画像の約15分後

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腹這いで撮る オバシギ

オバシギ幼鳥2羽
オバシギ幼鳥2羽

稚貝を食べるオバシギ
稚貝を食べるオバシギ
シギの種類で主な採餌物は異なるが、小さな貝を盛んに食べる

休息するオバシギ
休息するオバシギ
窪みで休息すると頭部周辺しか見えない

見返りオバシギ
見返りオバシギ

オバシギ飛びたち
オバシギ飛びたち
私の接近に気を留めないオバシギも、トビが頭上をかすめると飛んだ

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腹這いで撮る ミユビシギ

永らくのご無沙汰でした。

鳥影が少ないといわれる夏場も鳥は見ていたのですが・・・

ミユビシギ幼鳥
ミユビシギ幼鳥A

短い夏の日差しに焼かれた浜辺は過去のものとなり、磯に身を投げ出すと心地よい温もり。
少しくらい衣服が濡れても気にせずにじっとしていると、まるでわが身が大地に溶け込むよう。
腹這いになって気配を消していると、シギたちがどんどん近寄ってくる。
野鳥との距離は状況によってずいぶん違うものだと実感する(特に幼鳥)ときだ。

ミユビシギ幼鳥
ミユビシギ幼鳥B

この秋大阪湾にはミユビシギが多いのか?数箇所で見られているよう。
単にシギチの観察経験に乏しいのでそう思うだけかも知れないが、近場では初見のシギ。

ミユビシギ幼鳥3羽
ミユビシギ幼鳥3羽

意外にこのシギは波打ち際から一段高くなった乾いた砂地で採餌していた

波打ち際の2羽
波打ち際の幼鳥2羽

アオサ等の緑にミユビシギ幼鳥の白が映える

浅瀬のミユビシギ幼鳥
浅瀬のミユビシギ幼鳥

よだれを垂れているように見えるのは釣り糸。初めて近くで見たミユビシギはつり糸で傷ついていた

つり糸を取ろうとする
つり糸を取ろうとするミユビシギ幼鳥

秋に観察される鳥は幼鳥が多い。 経験不足のせいか事故に遭う鳥もまた幼鳥が多い。

オフショアのミユビシギ
波打ち際から離れたミユビシギ幼鳥

糸が絡まって数日経つのか、目に力がない。 なんとか捕獲・救護を試みたのだが・・・

【9/19追記】 残念ながら落鳥してしまいました。
気がかりで今日もお昼頃に様子を見に行った。
昨日見た際も1羽ポツンと離れていたので、なかなか見つけられず。
他のシギ類の数も少なく、しばらく辺りを見回すと・・・
水辺で何か鳥らしきものが垂直に跳ねた。絡んだ糸を取り除こうとする動きだ。
すぐに駆けつけてみると、やっぱり昨日のミユビシギ幼鳥。
2・3度跳ねたあと水面に浮かんでバタバタしている・・・水深は30cmほどなので
靴とジーンズは気にせず素手で保護に成功。
ところが既にグッタリしていて、心拍動が感じられない。
絡んだ糸を切断するために荷物の中のハサミを取り出して、保護状態を撮影。
そのとき最後の体動を感じたが、そのまま息を引き取りました。

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