をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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ハロ日和

桜が咲いたというのに、お天気は今ひとつ、朝はよく冷える。
それでも本日は朝からよく晴れた。飛行機雲が伸びる。

お昼前には巻雲や巻層雲が見られるようになり、外接ハロがクッキリ。
夕方には天頂環も出たが、ピークに撮影できなかった。

夕方の内暈
夕方の内暈

右幻日
右幻日

太陽柱
太陽柱


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アカハジロとその交雑種

画像は個人的に用意できるもののみ、後日追加予定
アカハジロは環境省のレッドデータブックでは情報不足(DD)
IUCNのレッドリストでは絶滅危惧(EN)となっている潜水採餌ガモだ。

かつて雑種を扱った記事でアカハジロの雑種をとりあげた際
ことアカハジロ及びその交雑種は奈良~大阪大和川周辺での記録が多い。
と書いたし、現在もこの周辺でのアカハジロとその交雑種に注目している。

ところで、インターネットが普及し携帯電話での通信がごく普通になった現在、大きく変化した
ものの中に鳥見のスタイルというか、情報の入手の迅速性がしばしば言われる。
珍鳥情報に翻弄されたり、ライファー目的の鳥見人がどっと集中する害悪も指摘されるところ。
しかしながら、ブログ等で個人が自由に情報を発信しやすくなった環境下では、意図せず野鳥に
プレッシャーを与える行為や、これまでには埋れていた記録の把握が可能になった。

これまでインターネットを利用して集めた情報というのは、それまで書籍情報に頼っていた頃より
情報量は圧倒的に増えた。 ただ、web情報というのは言わば玉石混交、間違った素人の判断もあり
極めて信頼性の高い専門家の判断情報もあり、理想的には欠点と言えるこれら誤情報が正しい情報
に駆逐されるのが方向性としては良いと思われるのだが、現実はなかなかそうではない。

個人的にweb情報から野鳥に対する視点を分析してみると、野鳥に限らずパッと見で判断できる
「Jizz」が利く方の判断というのは、かなり信頼性の高いものが多いのではないかということ。
人気TV番組「なんでも鑑定団」の鑑定にしろ、顕微鏡下で病的細胞を検索するにしろ、共通項は
いかに多くの普通(普通種・正常細胞)を見てきたかであって、どれほど多くの珍品(珍種・異常)
を知っているかとは限らないのである。
初心者や素人が陥りやすい傾向というのはほぼこの点に尽きると思う。なぜなら、このタイプの方は
かなり経験を積んでも、立ち止まって考える疑念というものを抱かない。
いつまで経っても希少種の細部情報に固執して、Jizzが利かないので、得意げに普通種を希少種と
して掲示板等に掲示する。
このような方が野鳥の会や自然保護団体の指導者に混じっていれば、自ずと先輩・後輩という関係上
誤りが指摘されることは少ない。ますます混乱が加速するというものなのだ。
一旦web上に掲示された画像なり情報というのは見かけ上の削除はできても、多くの場合どこかに
打ち消し文残っていて、客観的批判にさらされている。 過去の記録集や目録でも、名の知れた方が必ずしも
間違いのない同定をしているわけではないことを窺い知ることができる。
先に示した英国の野鳥図鑑のスズガモ属交雑種のコラムに「ウグイス、ムシクイ類の雑種も珍しいもの
ではないが、誰がそれに気づくだろうか。」と記されている。より大きな鳥の変化が見えない方により
小さな小鳥のわずかな変化は見分けられないと考えるのが普通だろう。

アカハジロから話題がずいぶん脱線してしまったが、鳥見を始めた頃と現在ではこれら稀に飛来する
カモの見方に変化が生じたことは自身でも否定しない。
メジロガモ、アカハジロ、ヒメハジロ等日本に飛来する個体数が極めて少ない、あるいは少ないと
されるカモの相互交配雑種や近縁種との雑種が各地で相次いで報告されているためなのだが、多くは
依然として純系種として紹介されているし、稀に複数の雑種が同時に見られ異なる判断をされている
ものも見られる。 そこで、今回はアカハジロについて少し例を挙げたい。
賢明で興味がおありの方なら容易に情報元にたどり着くであろうから、そちらを参照されたい。
漏れなく拾い出したものでも、個々の個体について多角的に検討したわけでもないので了承されたい。

【アカハジロ♂成鳥】
福岡、岡山・・・ここ数年毎年飛来
京都・・・先シーズン飛来

【アカハジロ♂初年幼鳥】
千葉・・・2005年初め 首に白色部はあるものの交雑の可能性は低い
     その後別サイトの画像を見た限り、メジロガモとの雑種である可能性が強くなった。
     頸部前面、あるいは首輪が見られるのはスズガモ属の雑種にしばしば見られる。


【アカハジロ♂二年目幼鳥】
京都・・・この冬、寺院の庭園池に飛来した個体。幼鳥に2年目というのは表現上は不適切だが
     上記千葉個体より換羽の進行がかなり早いので、この判断で良いのでは?と考えた。

     スズガモ属の成鳥外観を獲得する時期についての知識が未熟だったために犯した判断ミス。
     前年の春に生まれた第1回繁殖羽移行中個体。

九州・・・2008年11月、メス同齢個体と同一場所で

【アカハジロ♀成鳥】
香川・・・2007年やや若い、成鳥だとしても2年程度。
     2007年、アカハジロの幼鳥イメージを誤解していたための誤認。
     メジロガモ雌の推定第1回繁殖羽。

愛知・・・昨・今シーズン公園に飛来
滋賀・・・2005年11月琵琶湖、その他の年にも飛来あり

【アカハジロ♀初年幼鳥】
滋賀
香川・・・2010年初め、web上に画像があるかは?

【アカハジロ♀二年目幼鳥】
奈良・・・2007年、幼鳥に2年目というのは表現上は不適切だが頭部に緑色光沢はない
     あくまで単一の画像からの推定
九州・・・2008年11月、オス同齢個体と同一場所で

【交雑種】

交配の相手が赤い虹彩を持つカモの場合、♂子の虹彩は黄色い。(橙味はあってもわずか)
xホシハジロ
奈良♂・・・3年前から毎年飛来
香川♂・・・この冬見られた
韓国♂・・・韓国2003年2月

上とは両親種の雌雄が逆転した例
信州♂・・・少なくとも3年前から毎年飛来、愛称こまったちゃん
福岡♂・・・「日本の鳥550、水辺の鳥」カモの雑種右上画像

福岡♀・・・2008年10月


Xメジロガモ
この組み合わせのオス虹彩は必ず白い、幼鳥時にやや暗色に見える場合もあるが、橙味や黄味
を帯びる場合、他種との組み合わせを考慮した方がよい。
大阪♂・・・2005年より3年程度連続飛来
栃木♂・・・2009年2月
佐賀♂・・・2007年2月、アカハジロかメジロガモかで意見が交錯したようだが2羽共に交雑種


Xキンクロハジロ
この組み合わせのオスの虹彩は明るい黄色(完熟卵の黄身色)、外国にはメジロガモとこの組み合わせ
オス画像が存在するので、虹彩色を参考にされたい。
奈良♀・・・この冬一過性に飛来、大きさ・嘴の形状等、部分的判断ながら可能性は高い

記事作成当時と2012年時点では判断に変遷があります。幼鳥の齢判断にも問題ありのようです。
青文字部分訂正の上、再アップロード。2013年11月、問題が多いですね。

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紀伊半島飛来ナベヅルの消息

ナベヅル-雪の日
雪降るナベヅル、1月13日

本日、今期、最大数のナベヅル北帰があり、これと同時に周南のナベヅルも北帰した模様。
紀伊半島に飛来したナベヅルは確実なもので12羽。
うち3羽は大阪で滞在した親子。 残りは和歌山から三重、石川へと北上した3組9羽の親子。

数字は西暦年の末尾2桁+月日の2桁2桁です091212は2009年12月12日のことです。
紺色文字は推定です。

【大阪飛来家族】
091112AM大阪南部農耕地帯で3羽初認-091119AM11:30飛去、奈良・広陵町で見つかる?
-091121PM大阪南部農耕地帯に戻る-100124AM10:30飛去、行き先不明
-100127AM9:30大阪帰還-100311AM9:30大阪南部から渡去-
100311PM5時過ぎ周南市八代(途中迷行若成鳥1羽と合流)
-100312迷行若成鳥1羽と子がペアリング飛去-100327AM9:50先に滞在中の6羽と共に
北帰


大胆な推定に思えるかもしれませんが、大阪を一旦北上、加古川・岡山を経て周南に向かう
距離は約400kmで文献、web等で得られる平均飛行高度・速度から考えて妥当なものです。

【和歌山飛来家族】
091224串本市で9羽確認、うち3羽幼鳥-091226古座川・上富田-100102三重県紀宝町-
100119石川県加賀市6羽うち2羽幼鳥、6羽と3羽に分離-100202石川県珠洲市に6羽-
100207岐阜県海津6羽-1002??石川県に戻る、6羽、3羽で行動-100323山口県萩市見島
に6羽移動、3羽石川県に滞在中?


ナベヅル-霧の日
霧の日のナベヅル、2月24日

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コリンズ 野鳥ガイド

collins bird guide
表紙カバー書きによると申し分のない最良の英国・ヨーロッパ圏の野鳥図鑑。
その改訂第2版のペーパーバック版が3月に発行された。
私は昨年1月に発注したので、足かけ1年3ヶ月待ちで届いたことになるが、
2千円を切る価格でこれだけ充実した図鑑が入手できたのは満足いくところ。
また改訂待ちの待機時間とは知らず、暢気な商売だなぁと思っていた。

日常的に外国文献を見られている方なら、ごく普通の英語版図鑑というところだが
私自身にとっては初めて手にする英語版図鑑。
鳥好きで国外の野鳥にも興味がある方に、また国内図鑑に書かれていない識別点が
見られるところから、既に初版からよく知られた図鑑。

裏表紙の記述によると・・・
 現行最も内容の充実した、一番わかりやすい図鑑で
・全種、季節を問わない識別情報を掲載
・詳述により体長、生息地、分布、見分け、鳴き声がわかる
・最新の分布図により繁殖地、越冬地、渡りがわかる
・第2版は世界の第一線の鳥類画家による3500点以上の画で構成される
となっているが、日本で使用するには一定の注意が必要だと思う

英国・ヨーロッパ圏の図鑑なので日本国内の野鳥全部が見られるわけではない。
・ヨシガモなどは迷鳥欄に、オシドリなどは籠抜け欄に付記
・当然カルガモなどは掲載対象外
・メジロガモ、クビワキンクロなどは識別点が具体的に挙げられている
・スズガモ属の交雑種について純系との比較記述欄がある
・ビロードキンクロはヨーロッパ亜種fuscaについての記述。
 別にアジア・アメリカ亜種deglandiを迷鳥、略記。 この件については
 以前記事にしているが、英名は White-winged Scoter。
・クロガモ属3種♀の外観差、潜水様式の差が比較図にある
以上、カモに関する内容を挙げたが、国内種との重複も多く参考になる部分は多い
英語が読めなくてもイラストだけで結構理解できる部分も多い。
ただ、個人的に期待していたカモ関連の新たな情報というのは特になかった。

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焦げ茶色のスズメ

この冬、身近で観察しているカモに特に珍しいものや変わった行動が観察できず、
ナベヅルの日常観察に終始したため、他の鳥はほとんど見る余裕がなかった。

しかし、大和川のカモメ観察は暇を見て時折でかけることにしていた。
その際に見かけたスズメが今日の話題。
焦げ茶スズメ

3月初旬のある日、堤防に上がろうとしたら電線からスズメが複数舞降りた。
土手の法面に降りたスズメの中に明らかに黒っぽいスズメが3羽混じっていた。
上の単独画像だと判断しにくいと思うので、次に複数のスズメと比べてほしい。

飛び立つ焦げ茶スズメ
どうだろう? 奥の普通のスズメと比べると、明らかにこげ茶色が濃いでしょう!

5羽のスズメ
青丸囲みが普通のスズメ、赤丸囲みが焦げ茶スズメ。
特に中央のスズメは濃いこげ茶色に見えるでしょう。
実際に見ると黒スズメに見えるほどでしたよ。

この冬、大阪市天保山で黒化スズメが報道されて話題になったらしい。
その中で複数の鳥類専門家から黒化は珍しいという旨の発言があった。
確かに天保山の特に一羽のスズメは真黒に近く見えた。
だが、しかし・・・
本当に黒化は珍しいのだろうか?

私自身の経験では毎年上のような焦げ茶スズメを複数見かける。
これまでに報道と同じような黒い個体も3度ほど見ている。
まるで水浴び直後の濃い色だったので、不審に思ってよく見た。
しかしほぼ全身の白化と背の部分白化はわずか2例のみの観察だ。
確かにスズメ以外の鳥の黒化個体の遭遇はほぼ経験がない。
でも、スズメの黒化は程度の差はあっても結構見るし、大抵は
その兄弟姉妹と思われる濃色個体が複数見つかる。

身近にいすぎて普段見向きもされない場合も多いスズメ。
実は私が一番最初に興味を持って観察したのはスズメの行動・繁殖でした。
近くの公園のどこに営巣しているかを徹底的に調べました。
すると・・・  私の子供の頃と違って瓦屋根の隙間に営巣しているのは
ごくわずかでほとんどのペアが街灯の配線が格納された笠部分に営巣していました。
公園じゅうの街灯の同じタイプの笠は全て営巣の対象でした。
ただ一基、営巣していない街灯柱をよく調べたら、最近移設されたものでした。
営巣率100%、その結果には我ながら驚き、そこからある原因が見えてきました。

・街灯の笠には小型の鳥しか侵入できる隙間がない(捕食者に対して安全)
・安定器の発する熱が巣材の簡素化に役立つ
・公園という場所柄、ヒトが多く餌に困らず、水場も多い

他にトイレの屋根や建築物の換気口、コンクリートの水抜き穴、チャイムベルの裏側
などいろんな所に営巣しましたが、効率からして街灯笠部分は飛び抜けた成績でした。

ありふれた鳥から見えてくるものも結構あるものです。

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