をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

Irruption

このところよく登場するマヒワ。
年によって見られたり、見られなかったり・・・
こんな鳥たちのことをどう表現するのか、いろいろとサイト巡りをしてみると
あ、ありました。

もう一種この冬期待できるのではと考えていたケアシノスリとともに
「Irruption」「Invasion]とかいう英語がそれで、訳語は侵入らしい。
海外のサイトでは irruptive birds や invasive birdsでもそれと
関連したサイトがヒットする。

個人的には暑い夏の後の秋・冬、クマが人里に出没するような年で直近では
2006年に当たるのだが、小さな周期では2008年もややそうだった。
アトリ科のマヒワが顕著な増加を呈し、それに混じってベニヒワ、オオマシコ
等の観察例も平地付近で増加する。
北方の鳥が南下し、山地の鳥が丘陵地・平地に下り通常の冬鳥の越冬エリアの
スライド、あるいはシフトといった現象が見られる。
エルニーニョ他の海流変化、夜光雲の中緯度観測、ノロウィルス感染者数増加
という不思議な関連も見えてくる。

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これほど早く出合えると思わなかったベニヒワが平地の公園に

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嘴周囲の黒色部が広いこと、頭頂~前頭の赤色部が広いことからオス若鳥?

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最大の群れは150羽を超えていたマヒワ

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一列に並んで水飲みするマヒワ

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樹冠に群れるマヒワ

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夜空のオーロラ

陽射しがあまり感じられず、冬を思わせる日があるこの頃ですが
一昨日16日は久しぶりのハロ日和となりました。

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夜空のオーロラ・・・いえいえ池に映った天頂環を望遠で切り取ったもの

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一瞬、天頂環の空をハヤブサが横切りました

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色づいた桜越しの濃い天頂環

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左幻日と左側内暈の一部、薄く幻日環の一部も見えます

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アメリカフウの樹上に見える上部ラテラルアーク、太陽が低いので左右に分離している

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上部タンジェントアークも鮮やかに輝きました

本日の画像は全てリサイズのみで画像処理は一切していません。

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群れで飛ぶ

野鳥を見るには個体観察も楽しいが、群れで飛ぶ姿も美しい。

この秋、酷暑の置き土産というのか2006年秋以来の冬鳥の当たり年。
鳥たちにとっては生き残るのに必死で普段平地で見ることの少ないウソや
ベニヒワ、オオマシコ等の観察しやすい冬になるだろう。

mahiwa1
マヒワの群れはあちこちに見られ場所によっては数百羽にもなる。

mahiwa2
翼をたたんでロケットのように飛ぶ様はM尾の外観からまるで水中の魚のよう。

hasibiro1
群れで飛ぶハシビロガモ、今年1月

hasibiro2

hasibiro3

yamatogawa1
阪神高速湾岸線の空港バスを追飛するオオソリハシシギの群れ、軽く追い越して行った。
無着陸長距離飛行で知られるオオソリハシシギだが、この時の時速も100km/hを
超えていたと思われる。

yamatogawa2.
群れの一部。これは今年5月26日午後の画像。これに先立つことわずか前、海老江で
この群れはT氏に確認されている。

yamatogawa3.
全部で60数羽、大和川河口いや大阪府内でこれほどの群れを見たのは初めて。
コシジロオオソリハシシギも3羽ほど含まれていたようだ。

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お城のカモ 2

大阪城で見られる樹木はいろいろあるが、大手門前の南外濠の石垣上には
アキニレ、クスノキ、ムクノキなどが見られる。
この時期これらの木には、鳥と関わりの深い実が成る。

mukonomi
ムクノキの果実、球形果で直径1cm弱。熟すと黒紫色になり甘くて食べられる。
ムクドリがこの果実に来ることからムクドリの名の由来になっているが、他の鳥も
この実をよく食す。

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ムクノキの実を食べるドバト。枝につかまってバタつくと実が濠に落ちる。

m+f
キンクロハジロオス1w(左)とメス
先日の記事「幼鳥の外観」で表示したオスより換羽の進行した個体。
年が明けて2・3月頃には冠羽がやや伸び、成鳥オスに近い色合いになってくる。

start-dive
潜水を開始するメス。
濠の石垣は袴腰と呼ばれる末広がりの形状をしているため、落ちたムクの実は沈んで
途中で引っかかる。キンクロハジロは潜水してこれを採餌する。
つまり一次採餌者はドバトやムクドリ、キンクロハジロが二次採餌者となっている。

shallow-dive
石垣上部の実には浅い潜水を。

deep-dive
深部に落ちた実には1mを超える潜水を。
大阪城の濠の水は意外に透明度が高いことがわかるだろう。
この透明度と藻類や水草の存在がヨシガモ、オカヨシガモと深く関係している。

surface-dive
時には水面近くを潜水遊泳して落ちた実のありかを探す。

male 2w
北外堀のオス2W
1W後期から2Wの若い個体の背には微細な波状斑が見られ、冠羽は短く、虹彩色・体色
の光沢は鈍い。嘴にも幾分黒い部分が存在するが、明らかにメスのそれよりは明色。

しばらくするとムクの実が熟して、またこのムクの実潜水採餌が見られることだろう。
例年この場所には5・6羽のキンクロハジロが見られるが、この採餌関係に気づいたのは
昨秋、ヨシガモを見に行った時のことだった。
この周辺では左足を傷めたセグロカモメとササゴイも見ることができる。

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お城のカモ 1

お城のカモの様子を見に行きたいとタイミングを窺っていた。
一度入ったヨシガモがいなくなり次に来たときがそのチャンスだと・・・。

それで昨日内堀で3羽のヨシガモが入ったと知り、時間をつくって午後遅く
様子を見に行った。
当初、南外堀にいるような気がして肉眼で見渡すとそれらしいものが見えた
ので、修道館側から見下ろすつもりで回りこんだが、見当たらない。
それで内堀~青屋門~北外堀~青屋門~京橋口~外堀~南外堀へと順回。
なんと最後の南外堀にやはりいた。水面のカモ9羽が全てヨシガモ♂。

9yossie
水面に浮かんでる9羽全てがヨシガモ♂

5yossie
5羽のヨシガモ♂、うち左2羽幼鳥、右3羽エクリプス~繁殖羽移行中
よく見ると、石垣を回りこんだ所にも更に5羽、計14羽は大阪城で見た
ヨシガモの過去最大羽数。

1+1yossie
左、メス成鳥 右、エクリプス

1+2yossie
左2羽、メス成鳥 右、エクリプス

2yossi-2wig
ヨシガモメス2羽、手前 と ヒドリガモメス2羽、奥

ガンカモ調査や各種調査で目立たないヨシガモはコガモやハシビロと混同され
カウントされず、近年の増加が反映されていないように思える。

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西の丸庭園下で見られたオカヨシガモ♂幼鳥

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