をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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マガモ属嘴の点状黒斑2

マガモ属のメスの嘴には点状黒斑が見られることを以前記事にした

過去の関連記事
・マガモ属嘴の点状黒斑
・カモ目嘴の発色モデル

本日はその後の観察により、なぜメスの嘴の黒斑は大き目で目立つのか? 加齢変化は?
について書いてみる。

ハシビロガモ雌の嘴点状黒斑:加齢変化
ハシビロガモメスの昨年と今年の嘴変化

これは同一個体と確認できた昨年と今年の同時期の嘴の変化を示したもの
加齢で嘴の黒斑が増加しているが、出現部位も必ずしも一致していない
このような変化はカモ目のハクチョウやガンにも認めうると考えられる(点状とは限らない)

マガモ属雌嘴のユーメラニン色素は加齢で凝集して明瞭な点状黒斑となる
この繁殖羽へと変化する時期の雌性ホルモンの増加が直接の原因だと推測できるが、これを
利用すればメスの識別法の一要素として利用しうる。

マガモ雌成幼の嘴
これはマガモ雌の幼羽時(左)と成鳥(右)の嘴比較
別個体の画像ですが成鳥には明瞭な点状黒斑が見られるでしょう。
加齢により微小黒斑がやがて凝集して成鳥の明瞭な黒斑となることがわかります

これまでカルガモやヒドリガモではこの黒斑が認識しづらいとしていました。
しかし、その後の観察でこれらのカモでも嘴の裏(底)や明色部に微小黒斑や凝集でできる
下地色の透過が確認できました。
稀にオスの嘴にも黒点が見える場合がありますが、雌雄判断要素として利用できることは
疑いのない事実です。

もし、カモの嘴を見ていて、この記事を思い出したら是非その後を観察してみて下さい。

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ハシビロガモ幼鳥

なかなか記事を準備しながらアップしていなかったハシビロガモ。
例年芦ヶ池に一番乗りするのはこのカモだし、もっとも貪欲にパンに飛びつくのもこれ。

まずはメス成鳥の虹彩色を見ていただく
2females
桜紅葉の落ち葉付近で採餌するハシビロガモ成鳥2羽
奥のメスは若い成鳥、手前のメスは一般的年齢の成鳥。
年齢の違いではなくハシビロのメスには暗褐色タイプの虹彩、明褐色タイプの虹彩がある。

hasibiro-male-juv
昨年の今頃、別の池で撮ったオス幼羽 虹彩は黄土色から鈍い橙黄色で嘴も無斑の橙黄色

male-juv-asiike
最近芦ヶ池で撮影したオス幼羽 ヨシガモ同様オスの頭部はやや角張っている

female-juv
こちらも最近の芦ヶ池画像 メス幼羽 虹彩は暗褐色で嘴前方の広がりが控えめ
肩羽と脇羽のコントラスト差がオスほど明瞭でないことが多い

shoveler-pair-1w
今年2月末の第一回繁殖羽にほぼ換羽した幼鳥ペアの採餌 求愛給餌中かも知れない
メスの体色はピンクベージュを帯び、オスの嘴の一部に橙黄色が残る

shoveler-2male-juv
今年2月中頃のオス第一回繁殖羽移行途中の2羽 いわゆるサブエクリプスの幼鳥版
嘴基部の白色部が大きく、肩羽は色あせしたようで全体的にぼんやりした印象でしょう
これらの画像からも私はハシビロガモだけにサブエクリプスといった特異な呼称を
用いるべきではなく、もし用いるのなら他のマガモ属にも適用されるべき時期があると
考えています。

shoveler-male-1wbelly
オス第一回繁殖羽にほぼ移行した個体の腹部。 一般的にマガモ属の多くは成鳥・幼鳥を
問わず喫水線下より換羽が始まり、喫水線付近は腰などとともに最も早期に換羽が終了する
のですが、ハシビロガモのオス幼鳥では下尾筒付近の腹部に長く幼羽が残存するようです。
ペア採餌のオスと同一個体。

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今時季のヨシガモ

この秋はなかなか飛来せずヤキモキさせられたヨシガモ。
どうやら岸和田市の久米田池に一旦飛来してのち芦ヶ池に来るようで、久米田池の
水量環境が飛来時期に影響する。
最近3年間の画像から今時季のヨシガモ雌雄、成鳥・幼鳥をお届けする。

m-adt
ここ数年の芦ヶ池の顔とも言えるオス成鳥、5年目になる。
昨年の飛来より1日遅かったが、換羽状況は去年の方が進行していた。
オスの肩羽や背はメスほど明瞭な淡色羽縁がなく脇と背のコントラストは低い。
頭部は角度によりデコッパチの絶壁頭に見え、極端に言うと台形状。メスの
頭部はもっと丸く(特に若鳥)見える。
もっとフルエクリプスに近い画像をお見せしたいのだが、9月初旬に飛来して
いる場所はカモまでが遠く、撮影できていない。

f-2adt
2009年10月10日
奥が2Wのメスで手前のメス成鳥は4年以上経過していると思われる。
2Wのメスの腹部には粗いメッシュ状の羽衣が見られるが幼鳥の点状・細縦斑ではない。
この時期はまだ非繁殖羽に相当するため、地色はオフホワイト、胸の横倒しC字斑は
まだ出現していないか不明瞭、三列風切外弁付根は成鳥ほど灰白色を帯びる。
成鳥のメスでは頭部の頭央線、過眼線共に不明瞭。奥の2Wではやや認められる。

f-2w
2・3年目程度のメス成鳥、ぼんやり頭部には頭央線、過眼線が見える。
成鳥メスの嘴にはしばしばこのようなハッキリした点状黒斑が見える。

juv-2w
左がメス幼鳥、右が2・3年目程度のメス成鳥。幼鳥の三列風切は茶色い。

続きで幼鳥の詳細を

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What am I ?

What species am I belong to ?
Can you guess my age,young,middle or old ? and my sex ?
what duck ?
March 9th 2007 Tsurumi green park, Osaka city
このカモの名前、性別、若年・中年・老年の区別はどうでしょう?
私の考えは明日、続きで

My answer will be soon.
Click here tomorrow!
   ↓

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トモエガモ幼鳥

私のメインフィールド、百舌鳥古墳群の濠には例年トモエガモが飛来する。
太平洋側の地域で毎年まとまった数のトモエガモが見られる場所はそう多くはない。

昨日いつものカモ観察にでかけてみると・・・
トモエガモのオス幼鳥が池にいるのを発見。しかし遠くで近くには来ない。
早朝再度と思ってでかけると・・・もういない!残念。

トモエガモオス幼羽から第一回繁殖羽移行中
トモエガモオス幼羽から第一回繁殖羽移行中

トモエガモ成鳥オスエクリプスから繁殖羽移行中
トモエガモ成鳥オスエクリプスから繁殖羽移行中 2009年10月中旬、松原市

多くの方がエクリプスを見てみたいと思うけれど、都合のいい個体にはなかなか
出合えない。そこで繁殖羽に移行中のオス幼鳥を見つけるとついついエクリプス
と表記してしまいがち。けれど、これは素人だけでなく図鑑にもあること。
それで、幼鳥と成鳥の換羽過程の違いというものをある程度理解する必要がある。

たとえば、幼鳥もしくは若年鳥が頭部周辺を先行して換羽するため、頭部だけが
オス繁殖羽の雰囲気を現し、体部は非繁殖羽のままということがある。
これは喫水線付近と頭部周辺を開始点として若鳥が換羽していくのに対し、成鳥
特に壮年鳥より老齢のカモでは全体的にゆるやかに換羽して全体としては幼鳥より
早い時期に換羽終了することが多い。
このトモエガモでは特徴的な黒い涙が既に出現しており、後頭部に緑色光沢が出て
いる上の画像が幼鳥で肩羽は短く、腹部には細かな縦斑の名残が見られる。
上段脇羽はほぼ換羽が終了する頃になっても依然残るのが普通。

トモエガモ推定メス幼鳥
トモエガモ推定メス幼鳥 2010年10月初旬 岸和田市
最後にメス幼鳥と判断している個体 遠い、詳細検討時間無しだったので外見より推定
成鳥雌雄繁殖羽については図鑑等をご覧になって下さい。

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