をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

尾も白いオオセグロ第3回冬羽

はやソメイヨシノも気の早い木はほぼ満開状態。
カモ見ですらもたもたしていて、母が診察時に感染した風邪で家族全員体調不良。
私自身も遠出の疲れかなかなか熱がひかず、この前の日曜日ようやくBoobyさん恒例の
カモメ観察会に参加してきた。今回は大和川から大阪南部漁港に場所を移しての観察会。
病み上がりでぼーっとしていて、電車の網棚にせっかく持ってきた三脚を忘れる始末。

漁港に着くなり目の前の3羽のうち1羽がワシカモメ第1回冬羽。
ここには3回訪れたが3回ともに最初に目に飛び込んできたカモメがワシカモメ。
天気も昼ごろ一旦雨との予報を覆し、薄雲のかかった好天でちょうど観察日和。
途中の川沿いには1月から咲き始めていただろうノジスミレが多数見られた。

観察中女性が見つけた1羽のカモメ、あれは何だろうということになった。
以下、カモメ名はカモメ識別ハンドブックに準じて記載します。

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左からセグロカモメ成鳥かなり夏羽、問題のカモメ、オオセグロカモメ第1回冬羽
問題のカモメは初列風切が淡色で尾羽が白く、嘴にも黄色味がありなんだこれとなった次第

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問題のカモメは堤防上で静止しているとよくわからなかったが、羽を見るとオオセグロっぽい
尾羽は白いがよく見ると下層に黒い羽が見えている

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飛翔から考えるとオオセグロカモメ第3回冬羽から夏羽に移行中と考えていいのでは?

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こうして飛翔画像を見てみると中央尾羽とその隣T1、T2くらいまで夏羽の新羽が伸びて白くなり
冬羽の旧羽は黒っぽいのがわかる。換羽移行期にはツートンカラーの尾羽が見れるのだろうか。
通常尾羽は中央から外側T6に向けて換羽していくので、これはあくまで推測です。

3gulls
左から一般的なオオセグロカモメ第3回冬羽、ワシカモメ第1回冬羽、オオセグロカモメ第4回夏羽
通例第3回冬羽の尾羽に黒帯はあるが個体により第4回冬羽でも残存するようだ

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こちらに向かって飛び立つワシカモメ第1回冬羽

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中央ホイグリンカモメ成鳥冬羽、奥トビ、上オオセグロカモメ第4回冬羽

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初列風切の黒色部は外側から6枚と典型の7・8枚に比べて少ないが黒色部・灰色部の境界に白色が
ほぼ見られない、斑が後頸に集中する、スマートでやや小ぶりな体形、細長い顔、尾羽が初列P6・P7
位置にある点などホイグリンカモメ、タイミルセグロカモメの外見特徴に合致する。

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この観察会ではウミウも観察された。野鳥の会観察会では初らしいが、私は南部でよく見る。
画像左端の婚姻色になりつつある成鳥がそうだが、中央のおそらく第2回冬羽と思われる個体も
ウミウだろうと思う。この2羽は互いに向い合って鳴き交わすなど行動及び外観特徴から私は観察会の
判断とは異なりウミウだと考えている。右側は婚姻色のカワウ成鳥。

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