をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

介護の道具 1、血圧計

父が高血圧に由来する脳血管疾患から左片麻痺障害となり、介護をするようになって
既に30年近くが経過した。 父の健康管理のため私が初めて父に贈った道具が今回
紹介する家庭用デジタル血圧計でした。 もちろん脳卒中発症前のことです。

我が家は家族全員が高血圧という、いわゆる本態性高血圧に分類される状態でした。
これにはもちろん家族の生活習慣や調理を担当する母の塩分摂取過剰味付けが関与
している部分があったと思います。それで私自身は高校生の頃から家族の血圧に強く
関心を持っていました。

【我が家の血圧計】
2bp-meters
下側紺色の腕帯の機種は30年以上前にアルバイトして購入したシャープのデジタル血圧計
腕帯ラベルの丸印の部分にマイクロフォンが内蔵され、ゴム球により手動で加圧する方式。
本体右側のダイアルで加圧値をセットして丸印を上腕動脈付近に位置するよう腕帯を巻き、
ゴム球で加圧していくと甲高いピー音が設定加圧になったことを知らせる。以後短いピッ音
が連続して鳴りながら減圧していきマイクが拾ったK音(コロトコフ音)より最大・最小の
血圧及び脈拍を表示する。往年のシャープ電卓に見られたFL管表示。測定後はゴム球上部
についたバルブ解放リングを押し下げて加圧を解除する。 MB-304H現在でも完動
当時の購入価格は1万円を少し超えており、普及状態はかなり少なかったと記憶している。

上側の機種は20年ほど前に購入した2代目血圧計。この頃には現在主流となった脈波を
利用した(腕帯そのものが脈波=振動センサーの一部)オシロメトリック式の全自動型が
普及しだしており、このオムロンHEMー755Cも3千円くらいの安価だったと記憶。
腕帯も消耗品として部品供給されており、2千円前後で入手できることから健康管理機器
としてはリーズナブルに日常使用できる。
もっとも、私自身は標準のアルカリ単3乾電池を充電式エネループに変更、接着性の低下
しやすい腕帯のマジックテープを市販品と置き換え縫製することで、腕帯の寿命も10年
程度に延長して使用している。 その他に旅行など携帯用に使用する手首式血圧計も所持
しているが、安定計測するという面では指式も含めて上腕式が有利であると感じる。

【自動血圧計のメンテナンス】
自動血圧計のメンテナンスといっても、通常は電源用電池の交換ぐらいで、ACアダプター
が利用できるタイプや太陽電池利用タイプではそれすら必要ない。
しかし、安定的に測定するには腕帯の安定的装着に気をつけるべきだと思う。いかに精度
が高い機器でもそのセンサーの一部である腕帯に空気漏れがあったり、マジックテープの
ヘタリがあれば装着が正しくとも正確な測定を期待できない。

マジックテープの置き換え縫製
bp-meter-cuffrepair
腕帯にミシン縫いされた糸目をシームカッターで切断、縫いつけられたマジックテープを
取り外す。市販の長尺マジックテープA面を同じ長さに切断して元の位置に縫製する。
元はミシン縫いであったが、入手できたテープが黒色であったので、黒糸で手縫いした。
長尺マジックテープA面はホームセンターで1m548円、10cm単位で購入できました。

bp-meter-magictape
左が購入して同じ長さに切って元位置に置いた黒色テープ、右が元の灰色マジックテープ。
長年使用すると接着性が低下して、加圧時のノイズ発生源となったり、外れてしまう。
新品の腕帯(カフ・マンシェット)と交換するか、テープ補修が必要となる。 ただし
腕帯のゴム嚢に穴を開けることになるので、写真右の縫い目部分より右側には針刺し
してはいけない。 完成後の腕帯は最初の画像。
このようにメンテナンス次第では長期に渡って使用できる機器であるので、新たに計測
時間が短く、省スペースでランニングコストの安い機種が出現することがなければ、もう
しばらくは次期3代目機種を購入する予定はない。

【血圧とは】
血圧とは心臓から拍出された血液が血管内を流れて血管壁を押す力つまり圧力のことです。
心臓が血液を送り出す(縮む)時の圧力が最大血圧(収縮期血圧)、元の大きさに戻る
(拡張)時の圧力を最小血圧(拡張期血圧)と呼びます。

【血圧を測定することの意味】
たとえば血圧計を買ってきて、バタバタと包装を解いて説明書も読まずに血圧を測定
しました。結果は最大150mmHg,最小92mmHg、脈拍は90回/分でした。
ある人はこれを見て血圧が高いと言うかも知れません。 しかし、このように単回の
測定値、しかも測定に関する約束事や安静時測定を無視した方法ですとこの数値が
示す有用性はないに等しいと言わなければなりません。
血圧を測定することはかつては医療機関においてのみ可能なことでした。しかし家庭
で血圧測定することが普通となった現在、白衣高血圧などの心理的・物理的血圧変動
を気にすることなくかなり真値に近い血圧が測定できるようになったとも言えます。
最初に書いたように断片的な血圧データからは得られなかった、毎日決められた時刻に
同じ場所、同じ姿勢で測定蓄積されたデータからは、循環器系の異常や脳血管疾患の
予測に必要な情報が得られることがあります。
近年は医療機関で測定した血圧と家庭で測定した血圧とでは基準値を分けています。
血圧自体は日内でも瞬間的にでも刻々と変化しているもので、緊張やパワー系の運動
をしている時や会話で興奮した際には劇的に上昇することがありますし、また上昇が
なければ身に迫る危機から身を守る動作に遅れが生じます。 だからといって日常的
に過緊張を強いられるような高ストレス下では血圧は下がることなく高値を持続する
ので、意識的に血圧を正常域にコントロールすることは、成人病リスクの低減等の
明らかな予防効果をもつのです。

【血圧の測定原理】
血圧の測定には観血法(直接法)と非観血法(間接法)があります。
私たちが日常的に触れている測定法はもちろん間接法で血を観ることなく測定できます。

リバロッチ・コロトコフ法
ゴム球のついた腕帯とそれに接続された水銀式温度計のような水銀柱読み取り器で
目標とする血圧の20~30mmHg高い目の圧力までゴム球により加圧し、徐々
に減圧してゆき最初に聴診器で脈動音(K音、コロトコフ音)が聴取できた際の
血圧を最大血圧、次第に音が消えてゆき消失した時点の血圧を最小血圧とするもの
で、かつては医療機関で普通に見ることのできた血圧測定法です。 近年は病院に
常設された筒状の腕帯に腕を通してオシロメトリック法で測定、得られたプリント紙
をカルテに添えて診察するというスタイルも普通になりました。
最初の画像で紹介したシャープの機種はこの方法を半自動化して直読式にしたものと
言うこともできるかと思います。
この方法で測定する場合には本体を水平な場所に設置すること、使用しないときは
内部の水銀を目盛部分からタンクに移動してコックを閉じる操作が必要です。
その点を改善した製品として水銀柱目盛を円形の指針表示マノメータにに変更した
アネロイド式血圧計があります。測定方法自体は水銀式と同様です。

オシロメトリック法
現在使用されている家庭用自動血圧計のほとんどはこの方法を採用しています。
リバロッチ・コロトコフ法がK音をその指標としているのに対し、この方法は圧力
そのものではなく、脈波(振動を検知)を利用しています。K音聴取期間中は
上記方法の水銀柱頂部形状や指針の指示に特有の振動が見られる場合があります。
測定者が滑らかに緩やかにカフの除圧操作をした際には、聴診器でK音を聴いて
いなくとも最大・最小血圧を振動で読み込めることがしばしばあります。
この方法はこの点に着目することができた開発者が膨大なデータ解析から得た
実データを元に脈波を圧データに換算可能とした方法と考えられる。
この方法の国産血圧計が世界シェアの半分以上を占めている。

【血圧測定に影響する因子】
外的因子
・日内変動 朝と夜身体活動の活発な昼では10~30mmHgは変動します
・温度・湿度
・精神的ストレス
・食べ物
・運動
・性別 一般に男性が高いのですが女性は閉経後に高くなります
・年齢
・測定中の会話
・疼痛
・カフの巻き方のきつい・ゆるい カフの大きさにも気をつけましょう

内的因子
・血管抵抗   血管内径の太い・細い、細いと高くなる
・血液粘調度  血液のサラサラ度、当然サラサラだと圧は低い
・血流     心臓から拍出される血液量が多い方が高圧
・血管弾力性  動脈硬化などで血管壁が柔軟性を失うと高圧に

血圧は正しい測定法を身につけ、継続的に測定して健康管理に役立てましょう
なお、以下のサイトにオムロンの血圧計に関する資料が掲載されています。
オムロンヘルスケア、血圧計関連ページ
http://www.healthcare.omron.co.jp/bpm/index.html

スポンサーサイト

PageTop

懲りずにメロペン

入院中の父については何も書かなかったが、対応のヒドさに呆れてしまう。

これまで、先月の入院それに今月の再入院については触れなかった。
前回のこのカテゴリ記事で通院担当主治医が過去に多剤耐性緑膿菌対策として
メロペン(商品名)一般名メロペネム、今回使用品は商品名もメロペネム を
投与し、症侯性てんかん(けいれん)を誘発、さらには薬剤性肝障害に起因する
黄疸を引き起こしたことは書いた。 今回は当初モダシン(セフタシジム)使用
で抗菌していたため安堵していたら、本夕の見舞でメロペネム使用を確認。
看護師に聞けば25日より投与中とのこと。
今回の入院担当主治医は先月入院の主治医ではなく若い男性医師。何事も採血し
臨床検査値で判断し、ベッドサイドに来て触診・問診を行うことはない。
したがって、臨床検査値がよく読めればいいが、採血頻度の割には得られた値の
解釈に時差判断ミスや勘違いが多く見受けられる。 過去に問題の生じた薬剤で
ある上に、バルプロ酸ナトリウム系抗痙攣剤セレブシロップ使用中の父であるので
この抗生剤の投与は禁忌であることが使用説明書に明示されている。
にもかかわらず、この抗生剤を選択投与した過失は大きい。即刻の中止を求めるが
まったくもって何を考えてのことか理解に苦しむ。

PageTop

大阪湾展開幕

前々回のエントリーでご紹介した大阪湾の生き物に関する展覧会
「いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~」ブロガー枠招待に当選
昨日午後から時間をつくって見学してきた。

entrance
入口正面のディスプレイ、魚網、大漁旗、スナメリ

env
時計まわりに外周路を行くと右手に環境パネル、左手ショーケースに過去と現在の大阪湾図

dotabuka-display
天井から吊られたドタブカのはく製

center-isle
少し進むと右手に中通路が現れ魚網や魚類標本、貝類標本、成ヶ島の自然等の展示スペースが
奥に見える

kousien-yodo
左手外周路沿いにはまず、沿岸の自然「甲子園浜~淀川河口」・・・と地域別の湾岸解説
ショーケース足元にはそれぞれの地域を航空写真で連続表示しています

engan-display
外周路奥の展示、ところどころ水槽で生きた生物の展示が見られる

insects-shorephoto
砂浜の昆虫と泉南市・阪南市境を流れる男里川河口の写真パネル

funamushi
近年なにかと話題のキタフナムシ、フナムシの比較生体展示

makko-bone
2010年堺泉北港で見つかり骨格標本となった今回の目玉展示のひとつ、マッコウクジラ
3分割して搬入されたようです

dolphin
ハセイルカの骨格標本

sunameri
大阪湾で定住している小型のくじらスナメリの骨格標本

dotabuka-embryo
天井から吊られたドタブカから出たドタブカ胎児標本

gulls-osaka
大阪湾岸のカモメ分布とオオセグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメの大中小形カモメ標本

seabirds-osaka
大阪湾で記録がある海鳥たちの仮はく製
左奥からオオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、フルマカモメ中列奥がアカオネッタイチョウ、手前が
ヒメクロウミツバメ、右列左がシロハラミズナギドリ、右がオオシロハラミズナギドリ

invader
外来生物

fishermans-table
岸和田の漁家の食卓展示

といった風な展示を観覧後、解説書(1000円)を買って帰路についた

PageTop

蜃気楼と雲頂フラッシュ

遅れていた父の退院が認められ、先週末に久しぶりに父帰る。
ふつう、長く自宅で介護していると入院といえば羽が伸ばせる・・・
とんでもない。入院は自宅では対処しようのない医療行為に限定して
仕方なく病院に預けるもので、処置が正常に行われているか常に気に
している必要があって、不安この上ないのである。
今回も退院時期は最悪のタイミングで許可され、自宅到着時38.1℃の
発熱、低血圧傾向、嘔吐気味で週末休暇不在の主治医に薬剤処方の確認
ができるわけでもなく2日間の長い夜を眠れずに過ごした。

さて、6月の蜃気楼発生回数は記録的に多く、海岸からの観察時間が
とれなかったものの、本日も間違いなく観察できたものと考えられる。
晴天もしくは明るい曇天ならば風向き次第でほとんどの日で観察可能
でした。

mirage130629-1
6月29日 日没前に自宅付近高所より見た淡路島の島影 霧のような逆転層が島影下部に
滞留しているのが見える。 同じような逆転層は須磨~明石方面でもよく見られ、これが
大阪湾で蜃気楼が発生しているかの大きな目安となる。

mirage130629-2
同日、午後4時ころの明石海峡大橋 主塔から垂れる傘状のメインケーブルに歪みが見え
大阪湾の上位蜃気楼の存在を知る上で最も頻繁に起きるサインにひとつ。

mirage130629gf
昨年グリーンフラッシュはそう珍しいものではありません・・・そう記事にしましたが、
この雲頂フラッシュ(クラウドトップフラッシュをこう呼んでいいのか?)や山や建物に
隠れて水平線や地平線よりやや高度の高いところで消失していく太陽の辺縁はしばしば
緑色になります。緑閃光を見る際に要求される要素は太陽が地上付近のエアロゾル等光量
を減じる要素に遮られることなく沈むことです。 また、しばしば蜃気楼と強い関連性を
併せ持っています。これも6月29日日没時に自宅付近より撮影したものです。

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。