をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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カンムリカイツブリ雌雄成鳥

スズガモ属のカモ観察池のカンムリカイツブリの画像は先日紹介し、
カモと同じく偶発的に飛来する鳥は幼鳥が多いと書いた。
ここ履中陵にはここ数年同じカンムリカイツブリが飛来していると
考えられ、一部は幼鳥時飛来した池を覚えているようだ。

gcrested-grebe-female
先日紹介した雌は幼鳥だったので頭・頸部に縦縞の名残が見え、この個体に
見られるような頬のエラがなかった。冠羽もはっきり大きく成鳥雌冬羽と
判断できる。

gcrested-grebe-pair2.
成鳥も雌雄で大きさがはっきりと違い、雄が大きく、脇羽が黒っぽくない。(右が雄)

gcrested-grebe-pair
向かい合う雌雄(右が雌)

mallards-etc
先日まで別の群れにいた雄化雌が別群れに合流、カシの実=ドングリを
潜水採餌している。 墳丘辺縁部にはアラカシ、シラカシ、ウバメガシが
多く見られる。秋から初冬にかけてはオシドリ・マガモが主にこれらの実を
潜水して、水底のドングリを食べる様子が風物詩となっている。
同じ濠のカモ観察記録では魚食としているが、そのような事実は極めて稀。

mallards-diving
一番奥のマガモ雄が倒立採餌しているのが見えるが、墳丘岸近くでは倒立する
だけでどんぐりが食べられるが、枝は1m程度水面に張り出しているので潜水
採餌しないと大半のドングリは食べられない。潜水継続中のマガモ雨覆は露出
したままとなっている。

聞くところによると、近々松の木を残して濠の堤に生える樹木を伐採するという。
アキニレ等カワラヒワやマヒワが多くその実を食べ、風に散った実はカモ達が
水上で啄ばむ姿もしばしば見られる。墳丘の広葉樹の森同様、濠の堤に生える
木々もまた古墳の外観に趣を添えている。松の木ばかりが盆栽のように並ぶ姿は
果たしてあるべき姿なのだろうか?

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ヨシガモ雄幼羽

この池でヨシガモを見るようになって15年弱。
最初は少数の雌だけが見られるだけだったのが、雄の渡来も確認できるように
なり、現在は見てすぐに雄とわかる個体が4羽、換羽中が3羽。
雄の比率が雌とほぼ同数になるのは、これまでにないこと。
この傾向は今後も維持されて安定した越冬地となるような雰囲気。
散歩する方の多くがパンを与えるので、ヨシガモとの距離は極めて近く大阪府
いや全国的に見ても、これほどの至近距離から観察できる場所は少ないだろう。
以前、カモの世話をしているという人間が文句をつけてきたとして恐怖心を
抱いたと書いたが、結局パンを撒くことを世話していると勘違いしている方
でした。

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紅葉にヨシガモ雄幼羽

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同一個体、黄葉映る

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同一個体、ナンキンハゼ

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同一個体、緑の水面

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同一個体、同齢のヒドリガモ雄と

この池でヨシガモ雄幼羽を観察するのは2例目。たくさんいるところでは大して
珍しくない光景だが、どの幼羽も整然としていて美しい。どのカモもどの人も
みんないろいろで、いろいろいるのがみんないい。

野鳥の警戒距離について、例えば大阪や東京のミゾゴイがあまりに警戒心が薄く
篭脱け説もチラホラ聞こえる状況だが、私は幼鳥全般において本来は警戒心が
さほど強くない印象をもっている。カモは多くが狩猟鳥であるため、街中の越冬
場所を離れれば銃で撃たれるかも知れない。そんなわけで齢を重ねるにつれて、
警戒心が強くなるのは当然だと思う。仮に一年中街中で過ごし、人から危害を
受けることなく生活するカモが存在すれば、そのカモは少なくとも人に過度の
警戒心を持たないだろうと思う。
オシドリや一部のアイサ類などもあまり人を恐れないカモが出現するのは、人
との関係において幼鳥時に餌や何かで人と接する利点を身に付けた個体だろう
と考えられはしないだろうか。

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ミコアイサの群れ

渡来して間もないミコアイサだが、日に日に数が増し、規模的に分離する
こともなく一群で潜水採餌しながら移動しては休息している。
過去の画像も参考にしてもらえれば、勘の鋭い方には既にお分かりと思うが
他のアイサ、ウミアイサ属同様エクリプスの三列風切には特徴がある。
それは明瞭に白っぽく、遠くから見ても簡単に雌雄が見分けられる。
ただし、この時期に既に幼鳥も含まれるようになるため、三列風切が暗灰色
というだけで全てが雌というわけにはいかない。幼鳥はこの時期体羽全体が
べたっと灰色に見える場合が多く、しばしば褐色の羽縁が見受けられる。
成鳥雄つまりエクリプスから繁殖羽に換羽中の個体も三列風切を脱落伸長中
なものもいて、背の黒味や羽上面パターンも加味して判断した方が良い。

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クリックして拡大の上、三列風切に注意してみてください。雌・幼鳥については
翼上面パターンまで確認できずでしたので、判断を誤っているかも知れません。

雑誌Birder今月号にメジロガモとアカハジロに関する記事が掲載され、2月に
出現したメジロガモ雌幼鳥がメジロガモとアカハジロの雑種雌として紹介されて
いるようだ。もちろん断定はされていないが、画像公開時の私の判断ミスが直接
影響したようで、極めて軽率な判断をしてしまったと後悔している。

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ハジロとカンムリ

カモの観察でしばしば出合う水鳥といえば、カイツブリとバン。

ところが、秋から冬にかけて内湾に多いハジロカイツブリやカンムリカイツブリが
淡水域特にため池に入ることがしばしばある。

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ハジロカイツブリ、推定第1回冬羽雌雄不明

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ハジロカイツブリ、推定第1回冬羽、カイツブリの同齢個体2羽と

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こちらは1週間以上前からいるカンムリカイツブリ第1回冬羽雌
同じ池にいる雄第1回冬羽より小さく脇の褐色味が強い。
しばしば池中央でハート形に寄り添い、頸を絡めたりすることがある。

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ハジロカイツブリとカンムリカイツブリ第1回冬羽

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同じ池のコガモ雄3羽、真ん中と手前は雄幼鳥。手前の雄は頭部だけが
繁殖羽に換羽済み。

単独でため池に飛来するこれらの水鳥はホオジロガモやカワアイサ、ウミアイサと
同様に幼鳥であることが多い。ただし、狭山池や光明池等の大きな池に複数羽で
飛来している場合には当てはまらない。

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神子秋沙

履中陵のカモは徐々に多彩になりつつある。
仁徳稜もかつての数ほどではないが、マガモの群れが見られるようになった。
これにニサンザイ古墳の濠を加えた3カ所がオシドリ、マガモ、ホシハジロ等
カモの大きな群れの見られる場所だったのですが、発掘調査、墳丘改修による
樹木の伐採でカモ類の越冬数は近年大きく数を減らしています。
天井知らずかと思えるほどに数が増えたミコアイサも付近への分散が加速して
以前ほどはピーク時の数が見られません。

この濠に渡来するミコアイサを見ていると、初期に渡来するグループは成鳥の
雄が大半で、その後、雌、幼鳥が追加渡来します。
私は十分に成幼の判断ができないでいた頃から、この辺の群れの年齢構成に
関して一定の予想をしていましたが、この時の感覚は今も同じです。
どのカモについても、最初はどこを見ればその年齢や性、個体特徴が分かるか
知らなかったのですが、現在は標識せずとも個体がある程度識別可能です。

smews
やや離れた場所で見た雄が合流したのか、エクリプス8羽を含む11羽となった。

鳥体各部位には決められた名前がつけられており、その呼び方に従わないと誤解
を招くだけでなく、鳥体そのものの理解もおぼつかない。
エクリプスと雌の識別や幼鳥との識別、それに雑種判断や雄化の知識は簡単には
勉強できなくとも、トポグラフィーと呼ばれる鳥体各部の名称は理解できるはず。
マガモ雌の雄化個体の下尾筒が白いのを尾羽の下が白いと表現したのでは、全然
違う場所を示していることになる。

昨日から見られるオオバン3羽によって、とうとう我がフィールドにもオオバン
が進出してきたかと実感し、カモ類の採餌に変化があるのか興味がある。

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