をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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我がフィールドのカモたち

常時カモのカウントをしている池のカモは最大飛来時の3分の1、70~80羽で
安定越冬しており、特にヨシガモの移動はほぼなく同一個体が安定して見られる。
隣接池のハシビロガモが多数流入して以来、しばしばハシビロガモが優占種となる
場合もあるが、ヒドリガモがグンと減少し幼鳥率は2割程度に減少した。
成鳥雄のヨシガモの繁殖羽移行完成率は100%、ハシビロガモで40%、ヒドリ
ガモで90%といったところ。 こう書くとヒドリガモの繁殖羽移行がヨシガモに
比べて遅いと思われそうだが、他の場所も総合して判断すると結果は逆でヨシガモ
成鳥の換羽進行はヒドリガモよりやや遅く、トモエガモ同様に遅い部類に入る。

falcated-m-juv
前回記事の画像より更に第1回繁殖羽の雰囲気が濃厚になった、雄幼羽。
成鳥の換羽進行と比較して、マガモ属の雄では頭部を優先的に換羽している
印象が強いが、あくまでも傾向としてあるというだけで個体差が強い。
以前考えていた、額に見られる白色丸斑が幼鳥で大きくぼんやりしていて、
老熟した成鳥ほどくっきり小さいというのは誤印象であった。

falcated-f-juv
こちらは随分と第1回繁殖羽に移行してから飛来し、幼羽の印象がないままに
いつの間にか常連さんになった雌のほぼ第1回繁殖羽(手前)、奥は成鳥雌。
三列風切が幼羽のままなので、2~3月頃に脱落、換羽すると思われる。
以上2羽のヨシガモ幼鳥は、カウント開始時には飛来していなかった。

shoveler-f-juv
ハシビロガモとヒドリガモはカウント開始時点で雌雄の幼羽個体が確認できた。
ハシビロガモは雄幼羽個体がずっといたが、雌幼羽は長くどこかに行っていた。
最近またハシビロガモ雌幼羽個体が確認できるようになった。 わずかに第1回
繁殖羽に移行しているのがわかる。(白い羽縁の肩羽など)

その他、マガモ・カルガモ・コガモ・ホシハジロなどが隣接池の都合で時折飛来
するが数は多くない。

履中陵のオシドリは樹木伐採の見積もりに係る人的侵入や猛禽の影響で減少し、
併せて8羽まで増加していたトモエガモも一時、恐らく仁徳稜内濠に避難した
と考えられる。世界遺産への古墳登録の機運が高まって以来、具体的には誰が
どのように関与したかは不明ながら、カモ達の古墳濠への渡来環境は年を経る
毎に悪化し、履中陵外堤の樹木が伐採されれば、壊滅的打撃を受けることは
想像に難くない。それでもなお、古墳に渡来するカモ達を見ることを楽しみに
している方達も少なくはないと思っている。
父は一旦退院後体調が好転したので、透析のアクセスを鼠頸部から頸部固定の
管に変更、酸素吸入も必要なかった。最近は転院か退院の上通院での透析治療
の判断を迫られており、諸々の経済的事情や入浴、納得できる介護を追求する
と退院の上、送迎付き透析機関を見つけて通院するのが最良と判断。病院紹介
の施設では満足できる機関が見つからず、随分個人的に探した。年末・年始と
いうこともあって、退院は年明けということでお願いしたが、昨日頃から酸素
吸入を再開、微熱もあるようで気がかり。母の状態も相変わらず目が離せず、
自治会の役員にまつわる雑用も結構あって、クリスマスや年越し気分なんて
我が家には無縁です。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

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雄繁殖羽の兆し

池のヨシガモは12月3日に最大羽数16羽となり、雄は現在成鳥3羽
幼鳥2羽の5羽。この2日ほど隣接池のカモが合流しておりハシビロガモが
一時的に優占種となって本日75羽、うち5羽が完全に繁殖羽に移行した
成鳥雄。

yosi2.
11月11日にご紹介したヨシガモ雄幼羽。ここまで変化しました。
目の後方にやや緑色を感じる部分があり、目の周囲が黒っぽく見える。
胸のメッシュ状の羽衣がⅤ字状に変化してきている。

yosi1
上背の肩羽に波状斑が見える

yosi3
過去にも脇の喫水線付近から換羽部分が見えてくると書いたことがあるが
ここでも黄緑丸内に波状斑が見える。腹部の波状斑はなんであるのか疑問。

カモの幼羽雌雄がいつ頃から判断できるようになるかは、実のところ種に
より、個体により異なるのではっきりとは言えない。
しかし、この画像でも大半の方が雌と判断する画像でしょうし、図鑑でも
細部の波状斑を見落として雄幼羽を雌としているものを見受けます。
初回の換羽が終了しないと雌雄は判断できないといった曖昧な記述で判断
基準を煙に巻いている場合もあるが、場合によっては幼綿羽時点で雌雄が
判断できるものもいる。

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わっ、おんなじや

カモ類の完全な幼羽、完全なエクリプスは日本で繁殖している一部を除き見ることが
難しいと考えられている。しかし、幼羽においてはその換羽進行に大きな差があって
早いものはその生年中に繁殖羽に換羽、遅いものは渡去期になっても殆ど幼羽のまま
というのもいる。 いちどコガモならコガモ、マガモならマガモに絞ってその換羽の
過程を追跡観察することをお薦めする。一種についてその変化が把握できれば、あと
はよく似ているからだ。

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マガモ雄幼羽~第1回繁殖羽移行中のオス 11月11日履中陵

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ヨシガモ雄幼羽~第1回繁殖羽移行中のオス 11月28日芦ヶ池

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コガモ雄幼羽~第1回繁殖羽移行中のオス 12月22日イタスケ古墳

私は個人的に肩羽と脇羽の間に翼のたたみ方によって生じる隙間を窓と呼んでいる。
この窓周辺部は成鳥・幼鳥にかかわらず最後まで旧羽の残る部分で、窓から覗く
雨覆のパターンはしばしば雌雄・成幼の情報を垣間見せてくれる。
上記幼鳥3画像はたった3種だが他の種でも同じように幼羽の外側肩羽には特徴の
ある白斑が出現するというマガモ属に共通した外観となる。
三列風切、脇羽、尾羽・・・諸々の特徴を併せて見ると幼羽は難しくない。
アメリカヒドリとヒドリガモ、アメリカコガモとコガモその雌は図鑑だけを見ていた
頃は見分けできないと考えていたが、現在はいさえすれば発見できると思う。
しかし、いきなり見分けの困難なところから挑戦して当てずっぽうに走るより、身近
にいるカモから確実に見分けていくことが大事でしょう。

smew-juvenile
ちっともオスらしい外観でなくとも幼羽であることが判明し、雨覆や次列のパターン
が読み取れれば、雌雄は推定可能だろうと思う。
ただ、これが9月の幼羽となると難しい?かな

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アゾラとドングリとカモ

※ ここで言うアゾラとは外来種のアカウキクサ属およびその雑種です。

アゾラは在来の種も存在するが、近年お城の濠やため池、古墳の濠で見られるものは外来か
その雑種と考えられ、生育温度範囲が広く、冬季でさえ日照・水質等条件さえ良ければ増殖
可能な水生シダの仲間のように思う。これらが都市部で顕著に確認されるようになったのは
アイガモ・アゾラ農法の普及と無関係ではないように思える。

azolla-red-closeup
仁徳稜に隣接、府道中央環状線を挟んで北側にある永山古墳濠のアゾラ
静水域であること、濠幅が狭いこともあってカモの飛来がないので隙間なく濠を
埋めている。黄緑色の葉はウキクサ。
このように周囲に隙間なくビッシリと増殖した過密状態ではアントシアニンにより
紅葉したようになる。また、真っ赤なアゾラは多分カモも食べない。

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上の画像をやや引いて撮影したもの、風などにより、わずかに隙間があるのみ

azolla-waved-vacant
こちらは同じ濠でもやや広い水面で風や水流の動きがある場所。
同所にはウキクサやアオコ(ミクロキスティス・エルギノーザ)も見られるが、いくらかの
区画に仕切られているため、この部分のアゾラは密度が低くほぼ緑色をしている。
明るい黄緑色をしている部分はところどころウキクサが混じっているため。

gadwall-azolla1
堺市北区のため池 11月中旬 アゾラの色は緑っぽい褐色
もっともアゾラを好食するカモは多分オカヨシガモではないだろうか
池の半分近くを覆っていたアゾラを1か月足らずで食べ尽くしていなくなった
最大飛来数は60羽程度。増殖部分の緑があるアゾラが好食されている感じで
必ずアゾラと水面の境界部に沿って採餌していた。(密な部分では採餌しない)

gadwall-wigeon-azolla
上と同じ池の数日後。 ヒドリガモやヨシガモもアゾラを食べるがオカヨシガモほど
積極的に利用している感じはしない。アイガモが食べるくらいなのでカモたちは基本
このアゾラを利用すると考えるが、密生して赤くなったアゾラを積極的に利用している
カモは見かけない。

続きでドングリとカモです

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生きている持ち主との接近遭遇希望

自宅近くのオジロビタキ・ポイントで羽根を拾った。

feather-scolopax
見た途端にヤマシギの羽根だとはわかったが、周囲に肉片のついた羽根は見つけられず。
秋ごろから大阪市や堺市内の公園でオオタカに追われるヤマシギを見ているので、これも
その部類の羽根? 一昨日大泉緑地でオオタカに撃墜されカラスに喰われたヤマシギの羽
を誰かがここに持ってきて一部を棄てた? どちらもありうる線のように思う。
自宅に持ち帰った羽根を消毒アルコール噴霧で濡らし、ペーパータオルで余分を拭き取り、
丁寧に指先で撫でて形を整え、スキャナで取り込んだのが上の画像。

例年オオタカに追われるヤマシギはよく見るし、この時期でも確実に身近なところにいる
のはわかっていながら、あまり接近遭遇することのないヤマシギ。 できることなら間近
で生きた個体と遭遇してみたいと思っている。ジシギやアオシギより、積極的に探しては
いないこともあって、観察機会が少ない。

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