をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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場慣れしてきたアメリカヒドリ雌幼鳥

10月22日早朝にほんの一瞬の出合いで始まったアメリカヒドリ雌観察。
最初は遠いところで寝てばかりいたものが、最近は怖がって近づかなかった
パン食い競争にも参戦。この辺の事情は一昨年のトモエガモ雄幼鳥の際と
同じことが言え、最初はオドオドしていた個体も一旦パンの味を覚えると、
積極的に人に近づくようになる。鳥インフルエンザも踏まえ接近はほどほどにしたい。

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秋色水面でくつろぐアメリカヒドリ雌ほぼ第1回繁殖羽

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青い水面で羽繕い

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飛び出し 以上滞在1ヶ月を越したマイフィールドのアメリカヒドリ雌の様子
カメラマンには人気がないですが、興味ある方は探してみてください

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アカハジロ 2.5羽

現在大阪府内には少なくとも2,5羽のアカハジロ雄成鳥がいる。

最初は市民プールでねぐらをとる5シーズン目のアカハジロ雄成鳥。
現在の羽衣はエクリプスからやや繁殖羽に移行した状態で頭部の緑色金属光沢が
鮮やかになるのは年末から年明け頃。
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10月19日 大阪市 嘴先端黒色部はほぼ嘴爪に限定され脇の白色食い込みは
後胸部で肩羽直下に達する

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10月19日 大阪市 翼の白帯はスズガモ属がハジロガモ属とも呼ばれた通り
このアカハジロやメジロガモのように全体がほぼ白いものやホシハジロのように
灰色味が強いもの、初列部分のみが灰色がかるもの等種により異なる。

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あ、目ぇ洗うの忘れた・・・・おれもや!カルガモ雄が呟く、カルガモ雌はそんなん常識やん
なんとなくそんな会話が聞こえてきそう なぜかプールサイドに電動チップソー

次に当初はアカハジロ×メジロガモを疑ったアカハジロ
エクリプス羽ではアカハジロ寄りのこの雑種とアカハジロの雄を見分けるのは困難
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背後に見えるのは水面上に葉が浮かんでいた時期のオニビシ 10月27日堺市
ヒシの葉が沈んだあとオニビシの葉は約ひと月遅れで沈む。尖った突起の数も異なる
植物体が水面にある時期の実のため黄緑色で柔らかいため嚥下はスムーズ

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こちら側の脇の白色食い込みは場合によって食い込みが少なく、頭部・嘴もメジロガモ的

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この日の観察まではメジロガモの影響があるように感じていた

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嘴先端黒色部はプールのアカハジロと同等レベル

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翼帯の白色度もプールのアカハジロ並み

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沈んで褐色となったオニビシの実を嘴で丸めながら長時間かけて嚥下する 11月11日

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同一個体11月26日の様子

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もう一点 同日の様子 頭部全体が緑色光沢を放つ気配のため昨年の和泉市個体とは別
アカハジロとしてよさそう

最後に大阪城で先日見つかった個体 10月中旬に大阪南部で一日のみ観察された個体のよう
10月中旬の画像でも今回実際に見た印象でもアカハジロとホシハジロ雑種のアカハジロ寄りの
雄成鳥個体と考えられるもののホシハジロ要素がとても弱く感じられる。虹彩色や翼帯が雑種の
色とは思えないレベルである一方、嘴爪黒色部はやや広く、背や脇に波状斑が見られる。
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11月25日 大阪城北濠

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嘴爪黒色部はやや広いがアカハジロ父とホシハジロ母を親とする雑種と考えられる
雑種がアカハジロ雌と戻し交配したと考えても良さそうな外観

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背や脇の色彩はホシハジロの灰色波状斑の影響を受けてやや明るい

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翼帯の白色度も高く、虹彩色同様アカハジロ純粋雄並み

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イチョウの黄葉が映り込む水面で盛んにドングリを潜水採餌

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11月26日 鶴見緑地 アカハジロ母とホシハジロ父を親にもつと推定される(上の雄と逆パターン)
雑種雌成鳥

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嘴先端黒色部は極めて広くホシハジロの影響が大きい、脇の波状斑も年々明瞭化する

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ご覧の通り嘴基部上部に出血受傷痕、オオバンとパンを争い受けたものか?

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姉妹図鑑ちゃうで!

kamo-zukan

昨年発行され紙版図鑑の在庫が払底状態だった「日本のカモ識別図鑑」
氏原巨雄・氏原道昭著 誠文堂新光社 がこの秋重版刊行された。
カモのことが知りたい初心者・ベテラン問わずこれ以外の図鑑を薦めることが
はばかられるよく考えられた図鑑で、識別は元より見開きで雌雄の外観が
対比できるインデックス画像ページも素晴らしく、このインデックスだけを抜粋
刊行しても価値あるものです。その完成度はのちに刊行された英HELM社の
図鑑をも凌駕しています。 初心者には内容が本格的ということで、他図鑑を
薦める方がいますが、初心者にこそ間違った情報の書かれた図鑑は薦める
べきではありません。

上にあげた図鑑は外観も内容構成も出版社も同じですが、ブックデザインを
担当した方は異なるようですから、ここまでのパクリはある意味東京オリンピック
で話題になったエンブレム事件どころではないように思います。もちろん当事者
間で了解のうえで刊行されたのかは知る由もありませんが・・・。
ただ外観が似ているだけならまだしも、叶内氏がもちかけて刊行実現した書籍
のようですから、これまでにも多数の間違いを内包した書籍の問題点がそのまま
この図鑑に反映されていて、これからカモを見たいという方がカモが載っている
だけの図鑑よりこっちの方がお得なんていう感覚で購入されないようにしてもらい
たいと切に願います。
成鳥の画像が使用されるべきところにこの図鑑の用語解説にある若鳥画像が
使用されていたり、雌雄で掲載されているはずの画像がツクシガモで雄だけ、
アメリカヒドリ雌は頭部の色がヒドリガモ雌によく似た、しかも嘴基部に黒色部
のない個体を掲載している、カルガモ×マガモと表示されているカモは単に
アイガモ画像、オナガガモ幼鳥画像は雄化したオナガガモ、キンクロハジロ雌
画像は雄エクリプス画像
、ウミアイサ若鳥は雌成鳥繁殖羽画像などなど間違い
多数なのでどうか姉妹書と勘違いして購入されませんように。

※ 巻末の撮影データに記事作成後気づきました。キンクロ雌画像は3月撮影の
ようですからエクリプスはあり得ないですね。ですがヒメハジロ雌画像に過去話題
となった兵庫県三田市の雄幼鳥画像が使用されていることが判明しました。
提供された画像の使用に際して使用目的に沿うものか判断するのも著者の役割
ですから結構ずさんですよね。先日の自然史フェスティバルに掲示されていた
写真で気づいたのですがJBF全日本鳥フォトコンテストの審査員ってカモが識別
できない面々が揃っているんですね。この面々には写真の批評をされたくないし
鳥写真で他の総合部門入賞者を輩出するのは難しそうです。国際的なネイチャー
写真部門の選出基準ともずれているような・・・。21日追記

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female on female

今日は寒かったですね。
大和川は概ね晴れていましたが、時折小雨がパラツキ時雨虹が見られました。

rainbow
本日午後1時過ぎ 大和川

大阪城のカモ調査からは第3回をもって離脱しました。予め時間の捻出が難しいと申し出ており
スケジュールをやりくりしての参加であったにも関わらず、迅速な対応がなされず、しかも1週間
も余裕のない中で直接の面会を求められたため止むを得ずの判断でした。カモの調査自体は
団体に参加せずとも可能ですので、大阪城のカモ観察は個人で続行します。

本日の話題はまず次の画像を見て頂きましょう。
mating-females
本日午前 芦ヶ池  ヨシガモ雌どうしの交尾

雌雄が不明な種では雌雄がわかるのは交尾時に上になった方が雄だとよく言われる。
過去に甲子園浜でオナガガモ雄どうしの交尾を見たが遠くて画像には残せていない。
この芦ヶ池では過去にアイガモのきょうだい間の交尾や親子間の交尾それに1対多の
交尾に陸上強制交尾の観察経験があるが、本日の観察は昨年府内で撮影された異種
メジロガモ雄とアイガモ雌の交尾に匹敵する衝撃的なものでした。
まさに事実は小説よりも奇なりで、交尾時上になるのは雄であるは否定される事例も
あるということです。
昨今L.G.B.Tに代表されるセクシャル・マイノリティーが取り上げられることも多くなった。
生物の世界でも交尾や前触れの頭部上げ下げ運動(ポンピング)が必ずしも繁殖行動
に直結するものではなく、生物間の親愛の度合い表現として存在する可能性があるで
あろうことが他種のカモにおいても見られることがある。

females
上掲画像の雌2羽。後ろ向きの雌が下になっていた雌。
交尾に関する前触れのポンピング、下になった雌が水面で這いつくばる姿勢をとる
交尾後上になった雌が下の雌の周りを泳いで回る・・・一連の行動は雌雄間のそれと
一切違わなかった。ただ交尾後に雄が発する笛声は鳴管がないため発せられず、
周回泳ぎは時計回りであった。雌雄交尾後必ず反時計回りに泳ぐという方がいるが
必ずしもそうではないため、雌どうしでは異なると言えない。

本当に雌どうしなのか?という方のために

female-juv-breeding
ヨシガモ雌幼羽から第1回繁殖羽に移行中 本日

adult-female
ヨシガモ雌成鳥非繁殖羽 本日

female-halfbreeding
ヨシガモ雌成鳥繁殖羽移行中 本日

male-juv
ヨシガモ雄幼羽から第1回繁殖羽移行中 10月中旬

male-adt
ヨシガモ雄成鳥 ほぼ非繁殖羽  10月中旬

大和川に午後観察に出ましたが、モンゴルセグロカモメ第1回冬羽1羽とヒドリガモと
アメリカヒドリ雑種雄成鳥が1羽。他には珍しいもの出ず。
先日東京から来たI君と観察した際はカモメの絶対数が極めて少なくモンゴルセグロカモメ
すら観察できなかったが、当日は朝から眩暈もひどく当日のことはよく覚えておらず持ち物
すら紛失する最悪の状態でした。モンゴル観察のために来られる若い方たちを時折見かける
ようになったが、和名のキアシセグロカモメはしばしば誤解の元となっているようだ。

mongolicus
第1回冬羽であってもセグロカモメ(ベガ)やオオセグロカモメの同齢個体より白いのみならず
一部の頭部に夏羽を多く残すタイミルセグロカモメを除く成鳥たちと比べても白い頭部の判断
し易い個体。

mongolicus-tail
モンゴル独特の風貌や足の色味等もあるが尾羽のパターンもわかりやすい特徴。

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