をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

スミレ交雑種4.アルガスミレ

前回のスズキスミレからは山地性交雑種。
高原地帯などに広く見られるもので今回はアルガスミレ。
近畿でサクラスミレが見られる場所はそう多くない。
しかし条件がそろえば草原、山地の陽当たりのいい場所で見られる。

アルガスミレ両親
アルガスミレ両親
山地では多くの場合変種ホコバスミレと母種のスミレは混在している。
また唇弁が白く抜けない明神タイプも多いが今回多く見られた片親は植物体の毛は
比較的多い目ながら、通常のスミレタイプ。探せばホコバや明神タイプを親とするもの
も見つかるだろうが、その際にはここに挙げた画像タイプのアルガスミレにならない。

アルガスミレ正面
アルガスミレ正面
サクラスミレのふくよかな花弁幅を受け継ぎ丸弁傾向、花色も桜色のぼかしが入ったような
淡色化したもので、側弁の毛もサクラスミレの多毛を表す。植物体の毛は花柄をはじめ、
極めて毛深く、葉の表裏にも微毛を密生する。距の色は花色と同色、またはそれより濃色。

アルガスミレ前側面
アルガスミレ前側面
咲き終えた花の距や葉の形がよく見える。
葉脈はサクラスミレ的ながら翼ははっきりと存在し、サクラスミレとスミレの中間形態の葉。

アルガスミレ、スミレタイプ
アルガスミレ、スミレタイプ
花の雰囲気はスミレ的だが側弁の毛が多く、植物体全体の毛が多い。
葉の形はサクラスミレの影響をあまり受けていない。
片親のスミレより赤っぽい、やや薄い花色の交雑種が多かった。(以上、奈良県)

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