をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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観天望気と報道と

昨日の太陽柱、どれほど注目されたのか、検索をかけてみた。
もちろん検索以前に見えたと思われる場所で日頃から大気光象
を観察されている方のページもチェックした。

三重は悪天で光象は見られず、京都では夕焼けはしたものの虹
は見られたが、太陽柱は見えなかったようだ。
とすると・・・瀬戸内周辺の地域、山陰・四国辺りはどうかと思って
見てみると岡山ではやはり観察されていた。
翌7日午前中に徳島で、午後から高知の新聞社で取り上げられた。
何よりも迅速で正確な更新だったのは「Wikipedia」太陽柱の項。
アクセスを予見しての更新か、地域・季節を問わないで出現との
説明も事前に更新され、当日直後に大阪市内からの写真に更新
されているのには驚いた。

7日の午前中の内暈
7日の午前中の内暈

左幻日と上端接弧
7日午後4時頃の左幻日と上端接弧
枚方付近を通過中に左幻日が見えた。上部タンジェントアークの分光状態はよくないが、
太陽高度が高い場合の幻日は内暈の円弧上からかなり外に外れ、色温度による黄橙色
がかぶらないのですっきりと虹色に分光することが多い。

最近の私の記事をご覧になった方は、「また空の記事かいな!」と思われたり、「大気光象って
そんなに連日見られるもんなん?」と思われるかも知れない。
しかし現実にそれほど連続して見られる(多くは鮮やかな日をはさんで3日間)のはよくある事
だし、よく言われる『暈が出れば天気は崩れる』はこの前記事にしたように当てはまらない事も
多い。観天望気には必ずただし書き・例外があるのだが、例外事項を体験的に理解している方
はごく少ないようだ。便利さの中で暮らす現代人の宿命なのかも知れない。

7日の夕方画像6枚に続きます

薄いタンジェントアーク
薄いタンジェントアーク
夕方5時を過ぎて低層の雲のバリア越しに上部タンジェントアークが見えた。
この状態では分からない天頂環もごく薄く写っている。
既知のアークに関しては出現位置を理解していることがとても重要。
写真には写らないようなごく微弱な空色の変化も馴れれば簡単に見つけられる。

大気光象の記事が報道されることは年間にごくわずか。まして、その記事内容が正確かどうか
は担当記者の興味の範疇か否かで大きく変わるであろうことは容易に推察される。
しばしば「~気象台によると」と気象台や気象予報官・気象予報士が登場するが、web上の彼ら
の専門サイトでの大気光象の記事を見る限り、個人的に興味をもって観察されている方以外に
正確な情報を提供している方はいないに等しい。
こういった状況で発信される情報が、信頼しうる情報として、世間に流布していくのであるから
現象名の間違い、成因の間違い、出現時期の間違いは図鑑の誤解説より憂慮すべき事柄だ
と思うのだが一向に減らない。徳島の新聞は太陽柱が屈折で起きると成因を間違って解説し、
高知の新聞は夏には珍しい、大気が冷やされたためだろうと・・・出現時期を誤解している。

そんな中で、少ないとはいえ正確に個人ブログに太陽柱と認識した上で詩情あふれる画像
を掲載した仲間が少なからず存在したことがとても嬉しい。「Wikipedia」の内容が検索トップ
で表示されることにも安堵を覚える。最近の食品偽装にもあるように、大きい・有名=信頼
でないことを、ネットの世界でも認識できる。 しかし、普段あまり取り上げられることのない
大気光学現象を翌日とはいえ報道した、その姿勢には拍手を送りたい。

隠れた太陽と天頂環
隠れた太陽と天頂環

天頂環
天頂環
天頂環は午後6時頃まで薄いながらも見えていた。ごく薄いがラテラルアークも見えていた。

太陽柱
太陽柱
極めて小規模ながら7日の日没前、雲の切れ間から顔を出した太陽に下向き太陽柱が見えた。

沈む太陽
沈む太陽

前日と同じ場所の夕焼け
前日と同じ場所の夕焼け
今日もまた結構きれいに夕焼けしました
低層の雲の割合が増え、空の色はそろそろ雨を予感させる

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