をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

ハイシーズン2 ~久米田池~

久米田池は冬季には水が抜かれて干されるため池です。
このような池で繁茂しないと言われるホザキノフサモが池の大半を
覆い、カイツブリの巣材、オオバンの食物、水中生物の隠れ家、産卵床
などとして利用されています。外来のアゾラやアオコの要因となる藍藻類
もごく一部に見られますが、多様な生物群が捕食やオイルフェンス的役割
を果たし大量繁殖を防いでいるように見えます。

本日はカモの話題ですが、その広い面積が外敵の接近を防御する役割を
果たすのか、少数のキンクロハジロ・ホシハジロの越夏が見られます。
ただ、上述のように冬季に水がなくなるため、冬から夏まで継続して生活
が見られるのでなく梅雨ころから見られたりするので、正確なところは不明
です。 よく生物環境の異常を地球温暖化に結びつけて考えられることが
多いですが、昨冬のケアシノスリの大量飛来とともに正反対の結果です。
また、餌やり行為が生んだメタボガモとの説もありますが、見ているかぎり
では少し痩せているようには見えてもメタボではありません。第一、池中央
から岸に寄りつこうとしないため、餌は誰からももらっていません。

9月初旬に通過したシマアジの画像から、キャプションは推定です。

オス幼鳥A
シマアジ♂幼鳥A
遠くで飛去した個体を6M機のピクセル等倍のトリミングで表示しています。
雨覆いに褐色の幼羽がかなり残存しているようですが、雨覆い・次列風切の
様子からオスと判断しました。このあとここには戻りませんでした。

オス幼鳥B
シマアジ♂幼鳥B
幼鳥Aと同一画面内で撮影した画像ですが画面の最右端からトリミングして
いるので、画像が粗いです。上の個体同様雨覆いがマダラでやや暗色気味
次列風切と翼鏡の間に褐色部が見えるためこちらもオス幼鳥としました。

オス幼鳥C
シマアジ♂幼鳥C
こちらは上陸して羽繕いまで披露してくれた個体
肩羽の下にのぞく雨覆いと次列風切、境界の褐色部から
ことらもオス幼鳥と判断しました。

エクリプスオス幼鳥D
シマアジ
今回4羽見たシマアジの内、唯一オス成鳥つまりエクリプス個体
と判断したもの。体側の羽、他のシマアジより羽縁が明瞭で明色
なことがその根拠。翼鏡は羽を上げた際に確認した。

翌年はっきり区別できました

エクリプスと幼鳥幼鳥
シマアジ幼鳥
奥がエクリプスと判断した個体。手前はオス幼鳥。
体色が幼鳥・メスではやや暗い傾向にあると考える。

2羽並んだカモを見ると「カップル」や「夫婦」などと
しがちですが、良く見てあげてほしいものだ。

その他のカモ5画像に続きます


シマアジとコガモ
シマアジとコガモ
この時期のコガモは嘴付け根が黄色い。またコガモの尾羽外縁は白線に見える。
こういった2羽並びの画像ではカップルとしがちだが、眉斑や大きさ、嘴形状など
異なる点はいくらか存在するのでよく見て欲しい。実際コガモとペアなのにシマアジ
の夫婦などとしているものは少なからずある。なおコガモはメス幼鳥と思われる。

マガモエクリプスから換羽中
マガモエクリプス
頭部の緑色光沢はまだだが、体羽はかなり換羽の進行したマガモ♂

ハシビロガモ♂幼鳥
ハシビロガモ♂幼鳥
体側のトウモロコシ状に小さく規則正しくならんだ羽は幼鳥羽であると判断。
成鳥♂の虹彩は金色だが、この時期には金色虹彩の雄を見た記憶がない。

群舞するヒドリガモ
ヒドリガモ群舞
池の中央部付近で猛禽がよぎる度に飛翔・着水を繰り返すヒドリガモ
雌雄合計300羽以上いるものと思われる。
中旬以降にはこの群れにオナガガモの一群が合流している。

珪藻土?をつつくカルガモ
カルガモ
初期からいてここで繁殖もし8月末には数十羽になったカルガモ。
池の底の黄土色の土の層をかき回して、ミネラル?を摂っていた。

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