をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

コガモ交雑種で見る共通外観

虹彩の色・形、それに羽衣の変化を記事にしてからと考えていた交雑種。
今回はコガモ交雑種でそのパターン共通性を見てもらうことにする。
とは言え、今までにも書いてきたが、これらを目撃する可能性は極めて低い。
それで、想像図とweb上で見られる実画像の場所を紹介していくことにする。

このブログで過去に交雑種を取り上げた際、以下のような点に気付いた。

嘴の色、模様や顔・体部には共通パターンが存在する。
スケッチはその当時に描いた色鉛筆のラフスケッチ。
実画像へのリンクは最近一年間に見つけたものです。
その共通パターンの内、前回紹介したメラニン分布によってその出現を見る。

Common Teal X Baikal Teal
コガモXトモエガモ 幼稚でバランスの悪いラフスケッチですが・・・

黒田長禮氏と黒田長久氏の報告による
「An Apparently Rare Hybrid between Baikal Teal andCommom Teal
newly obtained in Japan.」 1963年2月26日採取 新浜宮内庁鴨場備付標本 と
外国でいくつかの記録がある珍しい組み合わせ。

Joern Lehmhus 氏は外国サイトでよくカモの質問に答えておられる方で、どのような方
か存じていないが、以下サイトに氏の同様スケッチがある。
http://www.flickr.com/groups/hybridbirds/discuss/72157609386929671/
氏は記憶に基づいて再現したと記述されているが、嘴の描画には?を感じる。
前記事のメラニン分布が疎な部分はコガモ・トモエガモで重複する。
たとえ繁殖羽に換羽後の時期であっても、この部分は決して黒くはないはず。

スケッチ下には実画像へのリンクもあるので参考にしてほしい。

Common Teal X Gadwall
コガモXオカヨシガモ 消しました

コガモはサイドに長三角形状のメラニン淡色部をオカヨシガモはサイドに棒状の淡色部
があるため、双方の淡色部は大きく重複し、黄色い側部をもった嘴になる。
以下に大阪淀川牧野で記録された実画像の掲載がある。 ご本人は片親?としている。
http://ppro.cool.ne.jp/fieldnote/2004/2004a/yodogawamakino0211.htm

Common Teal X Falcated Duck
コガモXヨシガモ 消しました

この組み合わせも両サイドの淡色部が大きく重なるが、ヨシガモのメラニン分布が密な
ため、おそらく黒い嘴となる。無論、場合によって薄くコガモの淡色部が黄色に見える
個体も出現するかも知れない。
スウェーデンのBosse Carlsson氏のサイトにこの実画像がある。
これもご本人は片親?としている。
http://www.pbase.com/upupa/image/90896864

以上の予想画と実画像はいくらか存在するパターンのひとつに過ぎない。
しかし、このパターンにしてもメラニン分布パターンや体羽の基本分布、虹彩色ルール
を決して外すことはないのです。

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