をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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Coloured punch hole cloud

先週土曜日午後の画像から
大阪湾の蜃気楼を観察する余裕が今期はなかったので、河口部から真西に明石海峡大橋を
望む位置で凪いだ大阪湾を見ていた。
残念ながらヘイズの影響が少ない好条件の視界なのに午後は風がでてきてしまった。
それで逆転層の滞留が起きることなく、下位蜃気楼が見られるにとどまった。

そのとき、周囲の鳥を見ていると不意に緑色の雲が目に飛び込んできた。
高積雲に穴あき雲ができることは今までにも見たことがあり、穴あき雲がハロの出現位置を
通過すれば、内部の巻雲が色づくだろうことは、これまでにも予想していた。
朝から環水平アークや内暈が断続的に見えていたので、位置を見てみると下部ラテラルアーク
の出現位置に相当する。ただ、このような色づいた雲の起源を特定するのは意外に難しい。
現場で見た際も帰宅してシミュレーションしても、状況的には下部ラテラルアーク起源の分光
による色づきが妥当と思われたが、更に広角な画像がないので位置関係の証明は難しい。

punch hole cloud1
punch hole cloud2
punch hole cloud3
180mm lens aps-c format, 270mm equiv.
Coloured punch hole cloud in Altocumulus, presumed ice halo origine.

punch hole cloud4
300mm lens aps-c format, 450mm equiv.
強調処理して色域の分布を見てみると右側のハロでありながら、左側に出現したハロであるか
のような色域分布にも見え、水平環由来の分光としても矛盾しない状況ではある。
今回の色づきはその鮮明度から氷晶が理想的な分布をしているとは思われなかったので、その辺
がもうひとつスッキリしない原因でもあるし、このような不明瞭なハロは意外に多い。

英国のサイト「Atmospheric Optics」のOptics Picture of the Day>Galleries>
Serengeti Cap CloudにIridescent cap cloudとして彩雲に由来するずきん雲の
画像が掲載されている。
私にはこの画像の太陽との位置関係が気になるのであるが、巻雲はその氷晶が分光
することに依る色づきと雲粒を回折する異なる機序の色づきがあるために実際には
色づきの原因を明らかにすることは画像を撮影した際の焦点距離情報などがないと
かなり困難に思える。

波状高積雲の辺縁に残された穴あき雲
波状高積雲の辺縁に残された穴あき雲

穴あき雲
すぐあとで別の場所に出現した穴あき雲


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