をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

消えぬ不安~挟み込み

今日、驚くべき出来事があった。

ここにおいでの皆さんは既に気づいておられるだろうが、このブログの
訪問者数、アクセス元、アクセスランキングなど私は気にしたことがない。
まして、思いつきざまの稀なきまぐれ更新、上位にランクされることなど
無関係だと思っていたら・・・
fc2-ranking

これはもしや悪質なサイト改変の前兆かそれともランキングシステムの誤動作か?
といろいろ考えてみると、昨日7月1日Y新聞朝刊の「ニュースが気になる!」に
大阪湾の蜃気楼に関する記事が載ったからではないかと思うに至る。
気象光学現象の極めて稀な画像や希少な生物種の出現など他にも色々と大阪には
あるので、新聞の影響の絶大さには驚くばかりだ。

さて、本題。 以前からの不安はあまり改善せずに続いている。
私の家族の介護のことで気がかりがあると以前書いたが・・・
ここ1ヶ月ほど更に気がかりなことが発生してしまった。

デイサービスから帰宅したら胃ろうの蓋が外れて衣服が胃液で随分濡れていた。
胃ろうの交換処置後安定していた状態が一転炎症を起こし、肉牙が再発し微熱が続き
痰の量が多くなってしまった。
また、ハイバックタイプのリクライニング付車椅子の背もたれと肘掛の間に腕を挟み
帰宅してからその挟み込みに気づくといったことがあった。
父は転倒しても骨折することのない丈夫な骨格の持ち主なので骨折はしなかったものの
挟んだ両腕が足ほどの太さに腫れ上がり、その夜は39度近い発熱をした。
その後は微熱が続き、痰の量が増し、夜間の痰吸引の回数が増えたのである。
ワールドカップ観戦の寝不足も重なって、数年ぶりに血圧が急上昇して、私も頭痛に
なってしまい、母もイライラして私に当たりまくる、暴力的になったりした。血圧が
170/120、脈拍100回/分を超えると自身も父の二の舞になりかねない。

【挟み込みに対する注意喚起ー車椅子背もたれと肘掛】
電動ベッドを起こす際に身体の一部を挟みこむ事故は結構知られた事実であるし、
不幸な事例では死亡事故も発生している。

車椅子の背もたれが可動するモデルの場合、人力で起こす際にも同様な挟み込みに
対する注意が必要なのは言うまでもない。 また、この挟み込み事故は近年多用
傾向にあるT字形肘掛で発生の可能性が高い。
挟みこんでしまう理由は以下で説明することにする。

挟み込みの発生する空隙
網掛け部分が背もたれと肘掛の間の空隙部分

背もたれを倒すと意識のないあるいは意識の薄い身体障害者では、次に起こす際に必然的に
挟み込みの可能性が出る。私自身は家族の希望として、事故の起きないよう、背もたれを
起こす操作を行う場合は1名の介助者が前方から両腕を挟み込まない位置に保持し、他の
介助者が背もたれを起こす作業をするよう当初から要望していた。
にもかかわらず、明瞭で発熱・腫れを伴なう挟み込みを複数回経験したことで、連絡ノート
を作成して介助スタッフと意思の疎通を図ったのだが、やはりまたしても挟み込んだので、
口の利けない父が残りの力を振り絞って「痛い」通所が「いやじゃ!」と叫んだのを耳に
して根本的な改善策をケアマネージャー他に問うてみた。

コアジサシ・ホバリング
この時期青空をホバリングするコアジサシは眩しいが、現在は子育て中だろう

センター内で挟んでいる可能性はないので、送迎の車内から自宅に送り届ける間に挟んでいる
との返答であったが、誰がどのようにして挟んだかの説明はなかった。
家族にしてみれば、誰が挟んだかはどうでもいいが、デイに行って怪我して帰ってくるという
のは本末転倒なハナシで、しかも同じ失敗が複数回繰り返されたことに不安を感じ、父本人の
恐怖からくる「通所拒否」症状は口が利けないだけに測り難い。

コアジサシ
ダイブするコアジサシ

私自身は介護保険や後期高齢者医療制度に大きな矛盾を感じている一人で、現行制度をあまり
好ましいとは思っていない。それ以前より良くなった部分が殆ど感じられないからだ。
そもそも介護と医療を分離することが適切な方法かという点で納得できないでいる。
被保険者の負担が増え、介護従事者が薄給に悲鳴を上げ、多くの利用者が負担増と利用範囲の
縮小を余儀なくされた上に、介護等級の認定も毎度フラフラ変化する。
私たち家族は自分たちの自由時間や休息時間を捻出するために介護サービスを利用している
訳ではなく、本人の血行改善のための機械入浴を最大の利用目的としているのだが、現行では
このような入浴だけのサービスを行っている自治体はごく限られてしまうのが実情だ。

コアジサシ
水浴びする仲間の近くで求愛給餌するコアジサシ

私が今回この件を記事にしたのは、同様の事例が既に全国のどこかで起きているはずだ。
そう考えたからで、医療事故やヒヤリハットの事例も実際に報告されて再発防止に貢献している
例はかなり少ないと考えている。 それは日本人に多い隠蔽体質から来るものだと言えなくもない。
また、逆に他人のことならそう騒がなくてもという事なかれ主義が原因かも知れない。
介護レンタル事業者は車椅子の肘掛を最下段で使用し、背もたれはフルリクライニング状態にせず、
チルトアップ状態での使用を推薦し様子を見ることとなった。
私自身はデザイン優先の高機能車椅子より、野暮ったいけれど従来型の板型肘掛仕様の車椅子に
変更することが挟み込みの絶対的危険性を回避できると訴えたが無駄に終わった。
介護保険施行の少し前、父親がまだほとんど自力で何でも出来た時代からお世話になっている介護
センター、こんなことで気まずい思いをすることが無いようにしたいものだが、可動部を触らない
という現場通知だけで果たして再発が防げるものか、今後を見守りたい。

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