をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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医行為とその認識ギャップ

本日のY紙夕刊に医行為に関する条例改正要望の記事があった。
全国で関西の2府のみが理容店の耳掃除を医行為として禁止している。
2005年7月 厚生労働省医政局長名で通知を出しており
「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について」
この中で、検温や爪切りとともに耳掃除を医行為でないとしている背景がある。

このように在宅医療、在宅介護推進のために避けては通れない医行為とされるものの
認識は問題を抱えながら実に遅い歩みをもって変化してきた。
ただ、痰吸引や経管栄養は当初から認識だけでなく、介護職にも認めるべきだとの要望が
存在しながら、暗黙の容認、特養など一部施設の特定者に限定、介護職全般へと段階的に
容認され来年の法制化を待っている段階。
PEGと痰吸引に直接的な関連はないと思われる方も多いと思われるが、老人と痰吸引また
脳血管疾患と痰吸引との関係より更に密接な関連性を持っている。
寝たきり患者の3分の1を占めるかという脳血管疾患後遺症患者の数は死因でこそ1位の
座をいわゆるガンに譲ったが、極めて多いのが実情なのだ。
その痰吸引が医行為で一部医療者にしか実施することのできない状態で長年放置され、
現状に即した対応が採られなかったのは介護の現場よりむしろ、患者やその家族の自由度
に大きな損害を与えていたことは否定できない。 また、PEG推進とともにこのような体制
の整備を待たずに施術を続け、意図しない在宅介護を押し付けた医療者には落胆する。
医療者とは本来患者の治癒や病後の生活に貢献する立場の人間であるにもかかわらず、その
使命を忘れた利益に走ったり、薬害エイズ・製剤肝炎・アスベスト被害の事実を知りながら
知らぬふりをしてきた者も多い。

痰吸引が医行為とされている弊害は他にも存在する。
それは電気式痰吸引器が介護保険の対象でも重度身体障害の生活福祉機器にも指定されて
いないという事実だ。
医療機器であるとの範疇から介護保険から外れ、重度障害でも呼吸器障害1・3級もしくは
相当の障害者のみへの給付となっている。
何度か医師の意見書により脳血管障害でも認められる場合があるとのことで、申請だけなら
と試みたが、極めてチグハグな手続きののち5回通って却下となった。
どうせ却下なら初回の窓口でこれこれこういう疾患名でしか認可できませんと拒絶された方
がずっと親切な対応だとは思うのだが、現実はたらい回しなのだ。
一部参議院で質問されるなど、不条理であると思っている方は多いのではないだろうか。
PEG後のスキントラブル等何か問題を抱えた方が痰吸引の対象となっている場合が多いように
感じるが果たしてどうなのだろうか。
そこで在宅で痰吸引をされる方は自費購入もしくはレンタルということになる。
その辺りについてまた後日書いてみることにする。

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