をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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初体験、ちょう学会大阪

17日(土)から19日(月・祝)に大阪市立大学で開催された 日本鳥学会に
一般参加してきた。

鳥学会で発表される講演内容などに興味があったので、以前から大阪で開催されたら
行ってみようと考えていたのです。
鳥学会はとり学会でなく、ちょう学会。なら、蝶の学会はというと、鱗翅(りんし)学会。
さすがに臨死学会というのはなさそうです。なかなか、ややこしいですね。

17日
朝一番で母の通院送迎。その後、支度をして会場へ・・・案内板少ないですね!
みんな毎度のことでよく御存知なのかな?
口頭発表午前の部は休憩をはさんで前半・後半に分かれている。後半にギリギリ間に合う。
前野鳥の会大阪支部長の側方に着席して、周りを見てみると、意外に顔の分かる方がいる。
発表を聞いてジオロケータの実力と適用可能鳥種がぼんやり見えた気がした。

午前の部が終了したら、即移動。午後に大阪府立大学で開催される環境倫理シンポジウム
「自然を愛する」とはどういうことか・・・に当日参加。パネルディスカッション以降
不参加、帰宅。
自然とは何か、守るべき自然とはいかなるものか?そんなことを多面的に考察してみる。
画一的な概念で自然や自然保護を捉えないで、広い視点で本質を明らかにしていこうと
することに興味を感じた。

午後3時半帰宅。簡単な食事、休憩、夕食の準備をして、再度市大へ。

午後6時からの自由集会には早すぎたので、ポスター発表でも見に行こうと会場の3Fに
行くも展示なし。翌日に18日昼頃からの展示とわかる。 雨が降っているし休憩室の
鳥の美術室もやってない。仕方なく会場前で待つも、一向に開場しない。
開場してもしばらくは誰も来ず、おまけにプロジェクターの故障で会場変更。
「瀬戸内海の海鳥」は以前から興味のあった内容で興味津津で内容を聞く。
また、自分のフィールドである大阪湾岸のカモメは蓄積されたデータと自身の観察結果が
一致していたので、なるほどと思う反面・・・
ズグロカモメが男里川河口付近でしか見られないというのは2年ほどデータが古い?
ウミネコの分布が大和川を含め冬季の湾奥で少なく、湾入り口付近で多いというのは
自身の個体数が北低南高のデータと一致し、これが背の黒いオオセグロカモメにも
言えるのは、その通り。 でも春を過ぎて夏にかけて幼鳥が見られるまでの群れが
成鳥というのはおかしいのではないか? 自身が見る限り大半は第3回夏羽の個体で
次期繁殖予備群と考えるのが数の上からも妥当でしょう。
また今回の発表でウミネコに関するものが割に多かったように思いますが、その内容
から推測しても和歌山、京都、兵庫、福井周辺の繁殖地生まれの個体ではないのかな
という気がします。

18日
チャボクロジ、ミズナギドリの性差、小翼羽の役割、センサスの信頼性、下村兼史資料
辺りの発表を聞く。
英語の発表をあまり聞いたことがないので、韓国ソウル大学からの女性発表はなめらかな
英語、テンポのいいプレゼン、スロー動画もなかなかに印象的だった。
午後はポスター発表を見て、早くに帰宅、いつも通りの家事、介護。

19日
朝から自由集会でシギチのモニタリング等について聞く。
地理情報システムとモニ1000を用いたシギチの環境選択については概ね納得。
ただ、ツクシガモが干潟に依存しているかについては大阪近辺、あるいは以北の
出現状況からは淡水環境も多いのでは?という気がした。

その後帰宅昼食。午後の食事準備をして13時からの公開シンポジウムを聞く。
終了後は自由集会でまたウミネコの繁殖にまつわる話を聞いて終了。
個体の行動特性ということで着眼、発表されてはいたが、引用された先行研究や
仮説補強データがそれとは裏腹に、集団の年齢層におけるリーダーシップとそれが
繁殖成功に与える影響のように思えて仕方なかった。
提示されたデータは個と群れ全体の繁殖成功率上昇に寄与するために繁殖成功経験
のある個体の周りに若鳥や繁殖失敗個体が一定率で散らばっていると仮定した方が
自然に思えた。

著名な方々が多数来場されていたが、樋口教授の周りには誰、山階鳥研の茂田氏や
岡氏の周りは誰、博物館や動物園スタッフは誰、民間研究機関は誰、野鳥の会関係
・・・匂いの違う顔ぶれから推測して、名札の名前と一致するかを見てみると
推測と実際はかなりの高率で一致していて、驚きました。
なかなか長時間の外出ができない最近でしたが、いろんな方の考えや研究にふれて
周到に準備していた参加は無事に終わって実りあるものでした。

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