をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

マガモを知らずしてカモを語るなかれ

マガモはアヒルの原種ということもあり、古くから人類に利用され馴染みの深い鳥種です。
しかしながら、その点がかえって野生種と家禽種の境界を曖昧にしているのも事実です。
ではマガモによく似たアイガモ系マガモと野生マガモは外観で区別できるのでしょうか?
一般にアヒルにマガモを掛け合わせた戻し交配系のカモをアイガモと呼んでいますが、
その実は掛け合わせの第一世代とその後世代とでも随分違うと考えられます。
それでもなお、家禽系カモの影響は形態上の微妙な差異として現れうると考えています。

マガモエクリプス
マガモエクリプス 9月中旬 右翼を傷めているようだ

マガモ幼鳥の飛び出し
マガモ幼鳥の飛び出し

●嘴の色はくすんだ黄色で飴色のよう、嘴峰には黒色部がありエクリプスより範囲が広い
エクリプスの嘴は黄色が繁殖羽時ほどではないが鮮明、嘴峰の黒色部範囲は狭い

●腹部に細かな褐色の縦斑が見え、エクリプスの白い腹部とは異なる

●マガモエクリプスの外側尾羽は白色であるのに、幼鳥のそれは褐色斑が見える
 尾羽の先割を確認するという方法もあるが、マガモに関してはこちらが便利

右片翼ノビ
右片翼ノビ  外側尾羽の褐色斑はこちらが見えやすいだろうか

左片翼ノビ
左片翼ノビ 翼上面雨覆の羽縁は幼鳥で比較的明瞭、翼鏡の光沢範囲が小さく明るさは鈍い

両翼ノビ
両翼ノビ 最近エンジェルポーズと書かれているのをよく見る

水上のオス幼鳥
この角度だと頸の細かな縦斑や嘴峰のY字形黒色部がよく見える
上背や肩羽が規則正しく並んでいる、羽縁の淡色部が少ないのがお分かり頂けるだろうか

以上の内容が理解できると・・・
カモ類の観察-身近な水鳥の観察ガイド- 孝森 まさひで著 トンボ出版 に掲載の
マガモエクリプスの換羽状況写真が幼鳥から第一回繁殖羽への移行過程だとお分かりになる
また同時掲載のメスと同所で撮影されたものであるなら、家禽系の影響も見える

また、鳥くんの
BIRD WORLD みんなで作る野鳥図鑑の
マガモメス画像は家禽系の交配種であることが明らかで
エクリプスから換羽中とされているものは家禽系交配種です
一般にはマルガモと呼ばれてしまうことがありますが、カルガモと家禽系交配の
マガモ継代雑種ではないでしょうか。

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。