をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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ヒドリガモ雌の雄化ステージ その2

しばらく間が空いてしまったが、ヒドリガモ雌の雄化 その2

このステージは恐らく雄化について詳しくない方でも雑種かエクリプスだと思って
しまうほどの外観特徴をもっている。それは特徴的な太い横斑の発達による。
このように特異な外観は我々の目にのみ異質だと映るのではなく、同種のカモの目
から見ても奇異に見えるようで一般的に番(つがい)形成を見ない。
この中等度雄化は雄化を理解する上で象徴的な段階でもあると考えている。それは
このステージの初期にはまだメス的な態度であるのに対して後期になると、オス様
の振る舞いが見られる時が出てくると感じているからで、前期段階であれば進行が
停止あるいは雄化兆候が消えてしまう可逆性進行なのに対して、このステージ以降
不可逆性に進行するものと考えている。ただその原因によって雄化進行のスピード
には大きな差があり、羽衣にほとんど変化がないものから急激に進行するものまで
多様であると言えそうな気がする。

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ヒドリガモ雌の中等度雄化非繁殖羽 芦ヶ池 2011年10月中旬

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ヒドリガモ雌の中等度雄化繁殖羽 市内別池で 2012年3月初旬

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アメリカヒドリXヒドリガモ雌の中等度雄化繁殖羽 大阪南部 2011年12月下旬

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アメリカヒドリXヒドリガモ雌の中等度雄化繁殖羽正面俯瞰 大阪南部 2011年12月下旬
発達した横斑が全体を包んでいるのが見える。雑種と雄化が同時発生することもある。
個人的にこのステージを横斑発達期としているが、その理由がお分かり頂けるのでは?

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上と同一個体の飛翔時画像、嘴先端が切れてしまったが体上面がよくわかるでしょう
大雨覆が白いのは雄化によるものか、アメリカヒドリの血統のせいか不明だが後者が濃厚か?
上はヒドリガモの雌

ヒドリガモ、マガモ、コガモ、オナガガモでは同様に横斑発達期が認められるが
ヨシガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモなどでは異なった外観を持つようだ・・・
ただヒドリガモ以外のカモでは観察例数が少なく、よく理解できていないだけかも知れない。

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