をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

カルガモ

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カルガモのペア Anas zonorhyncha   Eastern Spot-billed Duck
第6版の亜種カルガモAnas poeciloryhncha zonorhyncha から独立種扱いになった
ならば、この傾向が全てに及んでアメリカコガモも同様に独立種扱いになったかというと
亜種のままでよくわからない。

昨日のカワアイサがよくわからない理由に環境省のフライウェイサイト内の
ラムサール条約湿地選定基準6に用いる日本の水鳥の個体群推定と1%基準値一覧にある
orientalis は 旧comatus として分類されることもあるという内容。
今回 orientalis は別亜種として記載されているのだから???
他にもスズガモの国内亜種の学名が変更になるなど、実際に今回の鳥類目録は購入しては
いないが、より便利に分類解説されたH.Hiraizumi's BIRDING PAGEにある特集ページを
参考にさせて頂いた。
学会員や野鳥の会で新たにリストが作成されたりしてはいるが、分類だけが新しくて学名は
そのままだったりするものが多い中で信頼性の高い便利なものです。
一般のバーダーに分布・記録・種名・学名・英名の羅列リストが必要かと問われれば、まず
使うことのないものだとしか言いようがない。ただ、より正確な記録の原著という意味での
存在感は大きいので第6版は3回ほど遠方の所蔵図書館に出かけて閲覧、その後古書店で
購入したので、あっさり購入した場合の3倍ほどのコストをかけてしまった。 今回は内容
から考えて鳥学会100周年を意識した記念出版的傾向が強く感じられ、種々のイベントが
先行したのか分子生物学的内容も取り入れてとかいう事前アピールからは少々失望する内容
なのでおそらく購入しないだろう。
カモの分野だけでなく、いろいろな鳥種で同様の問題が起きている背景には、初代会頭の
飯島魁氏が学会誌「鳥」巻頭で述べた「本邦鳥類の研究について」の内容に沿った研究が
尽くされている状況ではないからではないだろうか?
第6版の序文に担当執筆者である委員の遅筆や代行のことが書かれているが、会の運営上
恥ずべきことが記されているわけで、会の収入源としての目録発行という意味合いがある
なら尚更定期発行や最新知見の盛り込みは不可欠でアマチュアの足を引っ張るような時代
錯誤の部分はあってほしくない。
素人考えでこの問題を打開する方策は目録専門の常任委員会を設け、逐一ウェブ討議など
をしながら目録を最新の状態にしておくことだろう。編集権限のある委員を複数設定する
ことで共有ファイルを最新のファイルに維持し閲覧権限のある会員等に公開すればいい。
そうした中で一定期間(例えば5年毎)にその時点での活字印刷版を発行すれば清む。
観察機材や調査機材もデジタル化したのだから、目録だってそれなりの変化が必要では?
ま、もっとも私はどの団体にも属さないアウトサイダーですから、一意見ですけど。

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カルガモの潜水採餌、当地付近では秋から冬にかけて当たり前の光景

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他所で報告されている潜水方法の多くは開翼潜水だが、カルガモは閉翼潜水も行う

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潜水時、飛沫が上がるが開翼潜水ほど派手ではない

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右手前のオスが潜水を開始しているところ 潜水採餌ガモほどジャンプしないし前方から
静かに足の力による回転のみで潜行する

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連続潜水時は手前側メスのように雨覆は露出したままとなることが多い
潜水して何を食べるかは、多くの場合どんぐりであると言える。
ウバメガシやアラカシの木の直下で潜水する場合が多いからで、同一エリアで
観察する方が魚食としているのには違和感を覚える。
また、潜水して採餌するのはある種文化と言えるもので、南大阪と北大阪では
採餌法が異なる。北大阪の場合、オオバンに寄生的採餌をするものが多い。

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