をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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コガモのディスプレイ始まる

最近のいたすけ古墳のコガモから

male-juv
オス幼鳥繁殖羽移行初期


male1
オス成鳥1

male2
オス成鳥2

male3
オス成鳥3

male4
オス成鳥4

どれも繁殖羽移行終了間際の画像ながら4の画像には体側に一文字白線(縦線)が出現、この
白色部出現でほぼ繁殖羽への移行が終了する。
この繁殖羽移行が終盤に差しかかると、あちこちでピィッとかピリッとかいう鳴き声が頻繁に
聞こえるようになりオスの求愛ディスプレイが活発になる。

male-drinking
一見、このコガモ雄も繁殖羽への移行が終わっているかのように見えるが、体側に
白縦線が出現していない。羽繕い中。


bow
お辞儀をしているかのように見える水はね鳴き

shortend
反り縮みする
これらはマガモ属のカモに見られる一連の求愛儀式の一部です
ところで、前に非繁殖羽の状態でもペアを形成しているものも少なからず見られると書いた。
コガモも例外ではなく、繁殖羽に移行する前に一通りペアになって休息する姿が見られる。
ここでペアの再組み合わせが行われ、新たに参加した若い個体にも機会が与えられる気がする。
一般に老熟個体ほど換羽終了が早いため、繁殖羽への移行が早いほど有利なのであれば若い
個体がメスを獲得する機会は少ないように思えるが、実際はそのような差はなさそうだ。

また、繁殖羽への移行がマガモやオシドリより平均的に遅いことから、雌雄の性比調査で
面白い結果が出ている。
日頃から、私は同一エリアでカモを観察し、ミコアイサを長年調査・観察されている方のカウント
に疑問を投げかけているが、長年同一の基準で観察を続けていることには敬意を表する。
そのため飛来初期のコガモやミコアイサの性比に問題があろうと、現在の基準で長く観察を継続
してもらいたいと思っている。途中で理由なく補正するとデータの価値に変化が生ずるからです。
この方はバードリサーチの性比調査のデータ提供もされているのだが、換羽終了の早いマガモ・
オシドリでは雌雄比に大きな狂いが生じていない。 コガモは年内の換羽終了が遅いので通期の
雌雄性比が実際よりメスに傾いてしまっている。コガモより換羽終了の遅いミコアイサでは更に
その傾向が大きく出て、年度ごとの雌雄比がオス1に対してメスが5を超えるシーズンもある。
飛来初期にカモのオスをメスにカウントすることは往々にしてありうるが、その逆のメスをオス
としてカウントするのは雄化等の稀な状況しか想定できず、事実さえ解析済みならば今後もこの
ような性比調査は有意義だと考えられる。

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