をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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透析開始

昨日午後、救急外来に車椅子で受診した父はICUに入院となったことは昨日書いた。

昨日時点で決まっていなかった主治医と治療方針が決まった。主治医は胃ろうの器材交換で
日頃お世話になっている消化器内科のM医師。治療はまず血液透析を実施の上、様子を見て
胸郭に貯留した胸水の除水等を判断するという内容でした。
昨日の救急受診時、担当医が右鎖骨下の埋め込みCⅤポートが閉塞している旨、伝えてきた
のだが、本日主治医となったM医師は生理食塩水のフラッシュ(器材洗浄)で導通が確認
できたと伝えた。その際、使用した針は何でしたかと尋ねると通常の注射針を用いたとの事
なので、ポート穿刺には必ずコアレスニードル針を用いるように要請した。ポートの穿刺に
通常針を用いると、内部のシリコン製セプタムをえぐり取る結果となり、閉塞や漏れから故障
あるいは、針内腔に切り取られたシリコンが血管内を移動、血栓を生ずる結果を招くからです。
ここでは意外に多くの医師がポートの正確な構造や使用法を知らずにいるようだ。

昨日ICUに入院後、尿量は激減。在宅時の平均900mlをはるかに下回る2桁ml尿量と
聞かされる。おそらく原因は点滴ラインから投与した利尿剤ラシックスの投与量に依存した
尿量減少なのだろう。いったい、この利尿剤の容量と反比例する尿量減少はどのように理解
すべきなのか、使用している利尿剤は腎臓の水分再吸収を阻害しているだけなので、それ以前
に反利尿作用のある組織等への水分移行が多く、腎臓にはほとんど脱水状態の血液しか到達
しなければ、また利尿剤投与がこの組織への水分移行にやや関与しているのであれば、それは
かなり確からしい理由となりうる。起座呼吸、チェーンストークス呼吸その他心不全を連想
させる兆候はかなりの部分で存在するが、医師は心肥大の程度はそれほどでなく、体内貯留の
水分除去が目下の課題と説明する。

※ コアリングとは
 注射、輸液時に容器材料のゴム等の栓材を注射針等で突き刺して薬剤を使用・混和する
 機会が医療の現場ではよく遭遇します。その際に栓材を注射針先端の斜めにカットされた
 部分の後端(ヒール)で削り取る場合があります。これをコアと呼び、コアが発生しない
 ように先端カット部の形状に変更を加え、針途中に変曲部をもった特殊な針をコアレス・
 ニードル、ノンコアリング・ニードル、ヒューバー(フーバー)針と呼びます。これらの
 針は主にCⅤポート穿刺に用いますが、薬液使用時の栓材穿刺には針を垂直に刺すことで
 コアリング発生が防止できます。

輸液製剤協議会のコアリング防止啓発ポスターPDF

医療用器材大手ニプロのコアレスニードル回収PDF
米食品医薬品局(FDA)が2010年1月26日に国内シェア6割のノンコアニードル針の
発売元ニプロの製品を最深刻な「クラス1」の基準に分類したことを受けての製品回収です。
CⅤポート穿刺のコアリングがいかに重大な生命の危機・医療過誤を招きうるかの証拠です。

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