をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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鳥学会名古屋大会

一昨日の14日、個人的には2度目の鳥学会に一般参加してきた。
当初は事前登録で参加費を割安にし、なおかつ近鉄の週末フリーパスで交通費もかなり
抑制するつもりでした。ところがフリーパスは3日連続で週末に利用できるのですが、
特急を併用しなければ、午前の口頭発表の最初から聴くことは不可能です。
入院中の父のこともあり3日間全てで参加できるかも不透明で、夜は必ず帰宅する必要
から、久しぶりに長距離運転による単独ドライブで現地入りすることにしました。
会場の地図と駐車場情報、会場見取り図を近所のハンコ屋さんでプリントして携行。
府道大阪環状線を松原ICから西名阪道に入り、天理方面から名阪国道に、亀山JCで
東名阪道、四日市JCからは伊勢湾岸道経由で名ニ環の植田へと至り標準的な2時間半
少しで現地到着。途中休憩は御在所PAでトイレ休憩のみ。植田で高速を降りたあとに
すぐに左折レーンまで寄る必要があったが、一般道合流で寄せきれずにやむなく直進後
次の交差点でUターンして目的のコインパーキングに駐車。名古屋入りは春以来です。

下車後、交差点で信号待ちをしている方を見て、見覚えのあるHさんだと思い、声かけ
しましたが、どうも同姓の別人のようです。知っているHさんとは一度しか面識がなく
長身、やせ形の体型と物静かな外観から、あるとき以来私はこの方をHさんだと誤認
していると気づきました。 その後会場の名城大に移動しながらお話を聞いていると、
なんと主催者側の役員さんと判明。受付開始まで少し時間があること、階段を上がった
この先に受付棟があることなどを教えていただいて、お別れしました。
ところが、このときHさんにくっついて会場に行ったことが、後々大きな勘違いになる
ことはこの時、知るすべもありませんでした。長時間大学構内に滞在したため帰りは
すっかり暗くなっていて、目印になるものを覚えていなければ、方向感覚だけが頼り
です。方向感覚は間違っていなかったのですが、出場したのが正門からで入場した門と
異なっていたものの、正門前の国道153号沿いにまっすぐ進めば駐車場に辿り着くと
考えていました。帰りに歩けど歩けど見覚えのある風景が現れず、原駅前という案内
表示を見て間違いに気づく始末。正門前を東に直進すれば飯田街道に至ることを予め
理解していたのに、植田西交差点を北上するのを失念していたのです。 結局10分
ほどの距離を1時間近くかけて歩きました。

さて、前置きは長くなりましたが、鳥学会等がかつて企画・開催された「論文を書こう」
で知りあえた仲間と久しぶりに会えることもあって随分と楽しみにしていた今回の学会。
ただ仲間たちと会えたのは午後からでしたが、口頭発表でも顔見知りや誰かがわかる方
がたくさんいて、前回初めて参加した大阪大会からでも数多くの方を認識できるように
なっていたのに驚きました。大阪から参加された方はほぼ全員認識できました。

学会の発表や個々のテーマについて特に個人的にコメントする立場ではないので、今回
特に事前に興味をもっていたJOGA第16回集会
 「羽田健三業績レビューと今後の展望ーガンカモ類の形態を中心に」を聴いた

羽田健三の「鳥類の生活史」についての嶋田哲郎氏のはなしについては
カモ類の基礎調査資料としての価値をオーソドックスに評価、採食型や環境によるカモ
群衆の取り扱いについては基本的に氏のはなし通り、あらためて評価されるに値する点
も多いが、実際の私の観察では餌食物や採食型は述べられているほど明白な境界はなく
水面採食ガモが潜水採食ガモの採餌形態をとったりその逆であったり、植物質採餌ガモ
が動物食、あるいはその逆なこともあり、このような現実との相違が場所によるのか、
調査の時代によるのか、またはそれらが初めから例外として扱われ棄却されたのか不明
であり、手放しでこれらの資料をスタンダードとして評価することはできない。

小木曽チエ氏のカモ類鳴管の形態は
同属のカモ雄間でかなりの類似性があり、普段はっきりとした鳴き声を聴くことのない
潜水カモの方が大きく、また実際に聴く鳴き声の音量と鳴管の大きさは逆転している
関係から、カモ同士の本来のコミュニケーションはかなり高周波域の人間に聴きとる
ことが不可能な部分が多いのではないかという疑問を抱く。なぜならカモ雌の多くが
発するガーガー音は隆起のない鳴管から発せられているから。この鳴管による種の識別
については解剖が必要ではあるが、かなり有効な方法であることが実際の鳴管を見て
納得できた。人骨の骨盤のように性差もかなり明瞭に出るのが、斃死体の雌雄・種識別
に向いているように考えられる。

渡辺順也氏の「化石に見る無飛翔性のガンカモ類」及び「鳥類目録第7版に見るガンカモ
の新分類法について」では
飛ばないカモの起源や現生無飛翔性カモについての系統的なはなしがあり、興味深く聴く。
アンナカコバネハクチョウといった飛べない白鳥がかつて日本に生息し、ひよっとすると
潜水していたかも知れないというのには、反った長い嘴とともに驚きだった。

16回目にして初めて参加したJOGA集会、後方に着席していたら世話人 須川氏の
要請ですぐ後ろに座っての聴講。これまで形態については羽衣の変化等限られた部分しか
論じられることがなかったようなので今後の展開に期待したい。

fly-mix
本日、台風後の晴れた池でシマアジ複数の飛来を今秋初確認
左からコガモ雄、カルガモ雌、シマアジ雄幼羽、カルガモ雄、シマアジ雄幼羽(嘴切れ)
秋のシマアジは依然としてエクリプスという風潮は払拭されていない

shell-eat
小形の淡水貝を採食するシマアジ雄幼羽、奥はコガモ雄成鳥
シマアジやコガモは植物質以外食べない、潜水採食しないというのは例外もある

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