をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

気象光学関連本2冊

sora-nijiiro-art
左が空の虹色ハンドブック、右が空のアート

今頃になって夏の新刊書紹介というのは時期外れもいいとこだろうが、これまでに
あまり出版されることのなかった気象光学現象を扱った2冊の紹介。 紹介が遅く
なったのは図書館への配本待ちをしていたから。買って読むなんて少なくなりました。

まずは
 「空の虹色ハンドブック」池田圭一・服部貴昭 著 文一総合出版

これまで、気象光学現象を平易に魅力的に解説した本はなかったので、かつてこの
ハンドブックシリーズにあったらいいなと書いた記憶があります。 それからすぐ
こんなハンドブックが出版されて、その内容とともに嬉しいものがありました。
実際の現象写真、発生のしくみや時期・時間帯、場所や観察の注意がよく整理され
価格も含めて魅力的な仕上がりになっていると思う。
紹介された写真で白虹、ピラミッド氷晶によるハロは見たことがあっても写真撮影
できておらず、月虹、ウェゲナーのアークは見たことがない。 3次の虹は3度程
撮影したが、強調処理してもほとんどわからないものだった。
それだけに全ての画像が国内撮影にこだわったものであることなど、完成度は高い。
見られる頻度は地域や主観的印象で異なるので、やや自身の印象と異なるものも
あるが、この分野の教科書あるいは定番参考書といえる
「太陽からの贈りもの ~虹、ハロ、光輪、蜃気楼~」Robert Greenler 著
 訳者: 小口高・渡邉尭  出版社:丸善 よりもとっつき易く初心者にも向く。
ただ現象がほぼ虹色に特化しているので、蜃気楼等の記述はなく85点評価。

次に、ほぼ同時期に発刊された
 「大気光学現象の神秘 空のアート」駒澤満晴 著 地人書館

こちらは現象の解説より気象光学現象、星景撮影の個人写真集的なもの
著者はデジタル写真より現在もリバーサル撮影にこだわりのある方で全写真を
銀鉛写真で構成されているようです。個人的に思うことは、作品のよしあしは
デジタル・アナログ、銀鉛・電磁記録といった手段で決まるものではないという
ことで、もっとも作者のイメージした意図が見る者に直接的に伝わる手段こそが
重要だと思います。見開き全面を写真で構成、その間のページを解説に使用する
方法はこのサイズ(A5版)では無難な選択ですが、作品の美しさや解説の未熟
な点から良くも悪くも個人的な平凡作品集という印象が拭えません。 そのため
評価もどちらともいえない50点。

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。