をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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安定するも未定

父の容体はICUに入院して3カ月を超過した。
ここ1か月は新たな抗生剤も炎症を完全に抑え込むほどには効かず、胸水は
膜状の袋に閉ざされた胸膜炎となっているため、医師からはドレーンチューブを
胸に挿入して胸水を抜き取ることを提案され、同意書の提出もした。
ただ、低栄養からのアルブミン低下や貧血がさほど改善していない状況下では、
たとえ胸水を物理的に排出しても、またも貯留する悪循環に陥る可能性や侵襲
に起因する体力低下や新たな感染の危険も否定できない。・・・一旦処置保留
ということにしていただき、体調の安定している時期に一時退院をお願いした。

5日間ほどの一時退院が許可され、点滴で投与されていた抗生剤他が内服に変更
途中一度訪院透析を受ける段取りとなった。
自宅滞在中に入浴や爪切り、散髪・・・いろいろ入院中に叶わなかった事柄を
ひとつずつ片づけていくも痰のきれが悪く、ゴロゴロがなかなか解消しない。
特に左側にクッションを入れて体位変換した場合は長続きしない。 途中で
透析ラインの管理のために朝夕2度、2日間の訪問看護を受けたが自宅での痰
吸引ほど痰が引ききれなかった。アドバイスにより部屋の加湿やネブライザー
吸入も試みたが結果は逆効果でした。

訪問入浴も鼠頸部に透析のラインがあることを理由に浸漬入浴ができず、特別に
シャワー浴と足浴の組み合わせ入浴でラインの水漏れ感染に対処した入浴に止まり
長く好きな入浴をさせてあげられなかった希望は不完全なものでしたが、スタッフ
の手際よい対処でいい顔をして気持ちよさそうな父でした。

ところで、ICUに入院する前に入院していた病棟の看護師で、退院後の診療情報
提供書にMRSA検出の記載をどうするかという問題で、再度検査もされず多くの
医療者や福祉施設スタッフや一般人でさえ不顕性感染者の多い感染症のため特別に
扱う必要はないとの理由で記載しないと約束してくれた方が、担当医や師長に責め
られたのではないかと、その後会えずに気になっていたのだが、昨日夕方に再会し
ホッと一安心した。患者の気持ちを大事にし、真直ぐな気持ちを持ったやさしい人
は組織の中で意見対立から孤立することが多いからだ。
退院時に診療情報提供書にMRSA検出は医師の指示で記載されていたのです。
MRSA検出は汚染(コンタミネーション)か菌交代現象により検査からたった
2週間でICU入院時消失していた。こんな不確かな情報で被る不利益の方がいかに
多いか、医師や記載者は認識すべきであり、疑問のある検査結果には必ず再度検査を
実施すべきだと思う。

一時退院により継続吸入していた酸素も不要で、自宅では容体も比較的安定していた
ので病院に戻っても、点滴および酸素は使用せずに安定している。また、長らくの間
横ばいだった炎症の指標CRPが更に下がる好結果が見られた。
投薬などせずとも、面会時父に触れるだけで、心拍数は10拍/分ほど低下、血圧も
やや低下するのがモニターでもはっきり確認できる。これこそが手当の原点だという
のを実感する。

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