をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

思うようにいかない個体追跡

偶然から後日実際に観察できるようになったトモエガモ雑種。

baikal-hybrid

トモエガモとヒドリガモの雑種雄第1回成鳥繁殖羽になりつつある個体であることは
もはや疑いはない。 ただ、完全な第1回繁殖羽になるにはまだ2月いっぱい程度
かかる模様で、これにはトモエガモ非繁殖羽からの移行が遅いことを引き継いでいる。
越冬期で安定した場所に落ち着いているカモ類は外敵や人的侵入による攪乱がない
限りあまり場所を変えないのが通例だが、この雑種を含むヒドリガモの小群はやや
警戒心が強く、晴天の河川敷きは容易に釣り人が侵入、一定間隔で糸を垂れるため
通常短距離の飛翔で着水できる、人の疎な場所を確保できず、一旦遠方に飛去する
ことが多くなる。

どのようなカモも自然条件下で長く継続観察したいものだが、相手は自然に生きる
生命あるものなので、運よく長く観察できるものもいれば、その時限りということも
少なくない。この雑種との付き合いも状況によっては、完全な繁殖羽になる前に終る
可能性があり、今日の観察のように3カット撮った数秒で飛去してしまうこともある。
見る限り、体サイズこそヒドリガモ幼鳥より小さいが、ヒドリガモそのものとして行動
ヒドリガモ成鳥雄もしくはヒドリガモ雌成鳥に次ぐ順位で行動し、明らかに同齢の幼鳥
雌雄より順位が高い。例えば休息時、幼鳥が周囲に近づくと威嚇追い払うが、相手が
成鳥雄の場合は場所を譲る。採餌物・求愛行動他もヒドリガモとなんら変わらず。

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