をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

カモ雑種乗算の解

カモ雑種の理論式

 A(種)x B(種)=(A+B)÷ 2+α(父親種の形質加算)

※ 雑種の交配は掛け合わせと言われ、xで表記しますが数式ではありません。
最近大阪の都市公園で記録され、メジロガモの雌と騒がれた個体は雑種で、本日の観察結果より
アカハジロ x ホシハジロの雑種雌と考えられ、幼羽の残存しやすい尾羽、三列風切、
初列風切等に摩耗した幼羽が認められなかったことから若い成鳥と推測します。

また、現在も新潟県阿賀野市瓢湖に滞在中のメジロガモ x ホシハジロの雑種雌によく似ますが
以下のような部分が異なります。
・ 頭部の色合いが濃い褐色で赤味を帯びず、メジロガモ特有の頭頂の尖りが見られない
・ 脇と胸の境界部喫水付近にやや白っぽい部分があり、この範囲はアカハジロの白色食い込みに
  一致する
・ 嘴の先端の淡色バンド部分が狭く、片親がメジロガモでない可能性が高く、なおかつ形状が
  ホシハジロとアカハジロの中間形
・ アカハジロ・メジロガモ共に背や脇に波状斑がなく、片親がホシハジロであることは明白
・ 前々回記事の最後の方で触れた、雑種こそがこの個体で九州の個体の片親は多分メジロガモ

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雑種正面、嘴基部に傷が治癒したような陥没痕があります

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雑種後ろ姿

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雑種左側面、この状態で頭頂に尖りがないことが片親メジロガモを否定

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雑種左側面、飲水中  窓から見える大雨覆はアカハジロに近く、脇にやや白色部あり

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雑種翼上面、ホシハジロ特有の淡色翼帯が真白でない、雨覆に淡色部があることを継承している

加齢によって後頭部を中心に緑色光沢が出てくる可能性があります。

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