をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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初カナダ?

カモメだけでなく、過去遭遇したことのない鳥を正確に判断するのは難しい。
種々の要素や識別点を頭に入れていても、具体的イメージを思い描き、照合する、
そんな作業がふと頭をよぎった別の視点から打ち消されることもしばしば。

以下の画像は昨年2月和歌山県紀の川河川敷に出たカラムクドリ撮影の帰途、
大阪南部漁港で水浴びする一群のカモメを撮影した中の数枚です。
当時は頭部の斑の濃さからアメリカセグロカモメを疑っていて、どうもそうでは
なさそうだったので、お蔵入りしてしまっていた画像です。
これまで、カナダカモメの南限記録は三重県のものが知られており、先頃の雑誌
でも取り上げられていました。大和川でも目撃されたとかいう情報が一時流れて
何度か観察に行きましたが、発見できずでした。 しかし、昨年よりワシカモメ
やシロカモメが観察されている大阪南部の方が条件的に可能性が高いのではないか
と考えていたので、今年も数度じっくり観察しました。

gulls
2013年2月1日、大阪南部
左から、ウミネコ第3回冬羽、カナダカモメ成鳥冬羽?、セグロカモメ成鳥冬羽、
オオセグロカモメ成鳥冬羽、セグロカモメ成鳥冬羽。右手前2羽はオオセグロカモメ
第1回冬羽。

thayer1
カナダカモメ成鳥冬羽? 頭部の丸みや華奢な嘴はカナダカモメ的

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カナダカモメ成鳥冬羽? 初列の突出はカナダカモメとして矛盾しない

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カナダカモメ成鳥冬羽? 大きさもこの程度でいいと思う

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カナダカモメ成鳥冬羽?P9の舌状斑は見えないが、内弁淡色が確認できる

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カナダカモメ成鳥冬羽? 翼下面黒色部が濃く見えるが顔つきはカナダ的

thayer-wing3
カナダカモメ成鳥冬羽?P9の内弁淡色部がこれ以上確認できる画像はなかった

頭部の斑がくっきりし過ぎている、翼裏面黒色が濃すぎる、脚の長さが確認できない…
何点か納得いかない部分があるが、これまで一度もカナダカモメを観察したことのない
自分にはこのカモメがカナダカモメもしくはその系統のカモメに見えてしまうのです。

※ このカモメの翼先パターンの詳細が知りたくて、同時に観察したお二人に画像を
 送って頂き、よりはっきりと確認できる画像を見ても、P9のミラーと舌状部は融合
 しておらず、ぼんやりと薄い舌状部が繋がりかけているようにも見えます。
 少なくとも舌状部はミラーひとつ分手前で途切れていて、カナダカモメとするよりは
 Vegaの翼先パターンに近く、頭頸部から胸にかけて見える斑の出方もぼんやりと
 せず、かなり明瞭ですから、純粋なカナダカモメではありません。
 それでは、何かの雑種かというと、翼先パターンがカナダカモメに似て見える雑種の
 シロセグロ(セグロカモメとシロカモメの雑種)では通例セグロカモメと同大か大きい
 のが普通で、過去に3度ほど観察経験がありますが、初列の突出も短いはずです。
 現時点ではカナダカモメの雰囲気を感じるセグロカモメとしか言えません。

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