をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

アメリカセグロカモメ第1回冬羽後期

~河口付近のカモメ・その2~

私が河口に行く際には居住区内であるにもかかわらず、車は使用せず電車と徒歩で
行くことにしている。現地へのアクセスは車の方が早いものの、ここ最近周辺開発
が著しく、多数あって過当競争の激しさから安かった場所が建物へと変貌し、駐車
スペースそのものが確保できなくなったというのも一因です。 また、ある程度の
上流部からゆっくり鳥を見ながら下流に向かうことで、カモやシギチ等他種の鳥も
同時に観察できるためでもあります。

昨日紹介した白変カモメを観察するまでに、カモメの群れの概数と分布、大形カモメ
の居場所を把握していたので、まずは群れに占めるモンゴルとタイミルの概数割合を
チェックしていたら、妙にこの時期としては褐色味の強い第1回冬羽の大形カモメが
目に留まりました。それが本日紹介するアメリカセグロカモメ第1回冬羽後期個体と
いうことです。

smith1
一番右の若鳥がそれです。この時期としては冬羽前期のべたっとした褐色羽衣がやや
薄れていますが、若鳥としては体色が濃い印象があります。(肉眼では顕著)

smith2
この個体の右がモンゴル雄タイプ、付近には雌タイプもいました。

smith3
他のカモメ同様、川床のゴミや小枝を拾って遊びます。 春陽気米次郎?
成鳥や亜成鳥はこの時期特に求愛に関連したチョーキングや求愛給餌、草引きと
いった疑似営巣行為を見せることがありますが、草の代替として使用されるのも
大抵はこのような小枝ですから、リハーサル的な意味もあるのかも知れません。

smith4
手前のセグロカモメ第2回冬羽後期の個体は執拗にアメリカセグロ若鳥を威嚇し
追い払っていました。咥えているのはトタン波板の切れ端のようです。

smith5
上・下尾筒の斑が明瞭で横斑状、外側尾羽の基部が斑点状の広い尾羽黒帯、初列の
内側と外側の明暗差が大きい等アメリカセグロ第1回の要素が見えます。

過去にも12月にアメリカセグロカモメ第1回冬羽の観察経験があります。
「モンゴル、スミス他」

PageTop