をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

日常的に盗難騒ぎ

母の状態は骨折した腕がほぼ治り、安定してきた。
ただし行動や情動が安定して安らかな状態にあるかというと、そうでない。

父の介護は本人の年金と障害年金・障害手当により一部を私の生活費に
当てることで、生計が維持できていた。ところが、父の死亡によりこれらの
支給が断たれると、一気に生活が困窮することは目に見えていたし、先の
ことを考えると年々維持費のかさむ自家用車の車検を断念、廃車する予定
だったものを、母が反対、親戚からの借金で車検を通した。
父の障害で免除されていた自動車税もかかることになれば、生活費工面の
ための夜勤アルバイトの収入も無収入の非課税から課税対象となることで
不足分の10万円を稼ぐのに、実質その6割程度しか手元に入らない計算
になってしまい、真に自身の最低限の生活費を稼ぐにはアルバイト程度の
臨時職でなく、すくなくとも正社員に準じた仕事にありつかねば無理っぽい。
かといって、1日の大半を空ける仕事では認知症の母親の面倒が見れず、
身体に障害のない認知症者を介護するのは、経済的・身体的に苦しい。

母が銀行の通帳等、貴重品を紛失することが多いので、私が管理していた
のだが、自分の通帳やカードすら持たさないのかのかという母のヒステリー
に屈して渡したら、あっさり紛失して、また盗られたと言う。
盗られたと騒いでも、決して警察に届けようとはしない。実のところ認知症と
いえ、自身の記憶力に漠然とした不安があって、盗られたことにしたいという
のが本音だろう。ところが盗られたという主張に同調せず、また置き場所を
変えて紛失したんだろうと言おうものなら、烈火の如く暴力に訴えてくる。
それほどに認知症ではないというプライドは高く、自身の不安を打ち消すべく
絶対に反論してくる。保管場所を変更した場面を押さえなければ、どこに移動
したか不明なので、当然後日見つかるまでには日数がかかる。
またも、紛失再発行の繰り返し。食材の期限管理や調理器具の収納等、
どう見てもデタラメだが本人はキチンとできているつもりだから厄介です。

成年後見人制度等を利用して、一部の購買を無効にしたりすることも可能ですが
できるだけ本人の主張に沿って、その意見を否定せずに生活するのは難しい。
障害のある認知症なら、ある程度無視しても、本人が動けないので重大な結果
を招くことは少ないですが、判断力が低下し直前の記憶が飛んでしまうような
場合はコンピュータのCPUが熱暴走した上にメインメモリに支障がある場合に
等しく、何が起きるか予想がつかない。
今朝も通帳を失くした、いきなり病院に行くから連れて行けと言ったり、昨夜は
突然愚痴をこぼしながら押入れの中身を引っ張り出して、足の踏み場もない
ほどに食卓や床一杯に私のものを広げ、全部処分すると言いだした。
時おりヒステリックに私の私物をベランダに勝手に移動したりということはあった
が、それが本や電化製品、切手に精密部品等水濡れしては困るものばかり
なので、意図的に困らせようとしているのは目に見えているが、不在時に勝手
にベランダ移動されているのは防ぎようがない。困ったもんだ。

父や母は私がいるので面倒は見れる。問題はそんなこんなで未婚のまま歳を経た
自身の今後だ。 母が親戚からした借金に再就職の職業訓練時に負った傷害
賠償の弁護士費用等、日々の生活費もままならず、趣味や交際費にかける費用
はない状態でこの先、生きていけるのか・・・、心細いとしか言いようがない。

※急に病院に連れて行けと言うので、事前に言わないと連れて行けないと断り
自力で到着できるか様子をみてみると、案の定行き過ぎて道に迷い、道を尋ね
戻ってきた。普段頻繁に往復している場所がこのような状態では、もはや状態
が進行した認知症であることに疑いはない。

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