をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

出合ったカモたち

昨秋からこの春までカモには多くの出合いがあった。
自家用車の盗難や現在の家庭状況により、すみれや気象光学現象としばらく縁遠く
今期はカモメもワシカモメに南部で遭遇したのみ。昨期に続き、カナダカモメを大阪で
観察するという情熱は持続できなかったら、どうやら大阪を飛び越えて淡路島の大阪側
で観察されたらしいことを最近知って、画像も確認できた・・・残念だ。

秋のシマアジ幼鳥や春の成鳥通過も確認できたが、継続観察の個体から

baeri1119
今年もプールに渡来したアカハジロ雄成鳥。 大阪市2014年11月19日

hybrid-baeri-f1130
昨年に続いて同じ場所に渡来したアカハジロXホシハジロ雑種雌成鳥。
大阪市2014年11月30日

hybrid-baeri-f-wing1130
アカハジロXホシハジロ雑種雌成鳥の翼パターン

pintail-intersex1130
上の雑種と同じ場所で今年も見られたオナガガモ雄化個体 2014年11月30日

pintail-intersex-wing1130
雄化個体の翼パターン、雌のものに近い

新たに観察できたカモとして

goosander1202
珍しく大和川河口から5kmほど上流で観察できたカワアイサ 2014年12月2日
その後もやや上流部付近や隣接市等で多数のカワアイサが観察された様子
かつて水質ワースト1の大和川の環境(水質等)がやや改善しつつある?
全国的には珍しくもなく、琵琶湖などでは増加による漁業被害も報告される種で
あるが大阪では淀川の枚方市付近より上流域で毎年見られるのみだったので
今後の動向に注意したい。定期渡来するようになれば、コウライアイサも期待できる。

teal-intersex-side1225
コガモ雄化個体 2014年12月25日堺市隣接市

teal-intersex1225
コガモ雄化個体 2014年12月25日堺市隣接市 雌成鳥(左)と並ぶ

teals1222
コガモ雄化個体 2014年12月22日堺市隣接市 成鳥雌雄の間を泳ぐ

nigra-juv1230
クロガモ幼鳥 大和川河口12月30日
雌ということになっていたが、明らかに幼羽の残る幼鳥なので、確たる根拠がなければ
雌と判断するのは危険

nigra-takeoff1231
クロガモ幼鳥 大和川河口12月31日
腹部には明瞭な幼羽が見える

stejnegeri-female1231
ビロードキンクロ雌 推定第2回繁殖羽移行中もしくは成鳥 大和川河口12月31日
遠いのでよくわからないが額から嘴のライン、体色の黒さ、頭部の白斑からの判断

stejnegeri
ビロードキンクロ2羽 上記の雌と推定第1回繁殖羽移行中雄 大和川河口12月30日
左側の雌と右側の推定雄第1回繁殖羽では頭部、特に額から嘴にかけてのカーブに
違いが見える。以前、当ブログで解説済み

stejnegeri-2juvs1231
ビロードキンクロ2羽 推定第1回繁殖羽移行中雄2羽 大和川河口12月30日
上の画像と違い頭部がくさび状で2羽共に同じ頭部形状

野鳥の会むくどり通信では上記幼鳥が雌と紹介されており、1月号に掲載されたシノリガモ
幼鳥の性別誤認と共に幼羽と判断されたカモの性別判定の態度に疑問を感じる。
1月号のシノリガモ幼鳥画像はモノクロでしかもごく小さな画像ではあるが、目先の黒線が
途切れ、嘴は比較的明色である等の特徴から雄幼羽から第1回繁殖羽に移行するごく初期
10月中旬の画像と判断できる。塩田氏は多くの図鑑にある冬羽画像が幼鳥であると指摘
した過去があり、その姿勢に倣い拙速な判断は避けてほしいものだ。

carolinennsis308
アメリカコガモ雄第1回繁殖羽移行中 大阪北部2015年3月8日
初めての観察は2月中旬でその時はまだ三列風切が伸長しはじめたところでした
そのため雑種か否かの断定は難しく、以後計4回観察に行き、3回観察できました
噂が広がった時期に同じ場所にいるコガモ雌がアメリカコガモではないのか?と
いった話題がネットで出ましたが、同齢の亜種コガモで問題ありませんでした。

carolinensis-wing324
翼鏡上縁の赤褐色が明瞭

nyroca323
メジロガモ雄第1回繁殖羽 2015年3月23日 府内古墳濠
当初、2月に情報を頂いた方のカメラ背面液晶画像では成鳥に見えましたが、嘴爪周辺黒色部
羽衣の状況から第1回繁殖羽と判明。結局迷行してくるカモは大半が幼鳥であるとの説を支持
する結果となった。3月観察の際には餌付いていたのか、人影に寄って来た。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

秘密コメントさんへ

「雁と鴨」は古い本ですが、黒田長禮博士の本は再出版されたものが多く、初版本は非常に高額ながら他の資料よりは、ずっと入手しやすいです。まだ記事にはしていないですが、半世紀ほど前に世界が雄化ガモの正確な知識を得ていない時代に、博士はマガモ、コガモ、オナガガモ、オシドリの雄化を報告しています。当時のみならず、一部は現在も最先端の知見が紹介されています。

翼鏡の色については構造色ですので、入射する光の色温度(太陽高度)や羽質(物理的な要因で表面構造が変化したとか、雑種・雄化の影響により内的因子で表面構造が変化した等)で変化します。氏原さんが頭部光沢が異なるヨシガモを記事にされたことがあります。一般に翼鏡部分が白いオカヨシガモには金属光沢が見られないので翼鏡はないとされますが、ヒトの目より紫外線領域にまで可視できる鳥類の目で見ると、ヒトが全波長の反射で白く見えている次列部分が色づいて見えている可能性があります。

Shin's | URL | 2015年04月05日(Sun)19:10 [EDIT]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2015年04月05日(Sun)17:34 [EDIT]