をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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亜種ダイサギ夏羽

今年もカラシラサギが大阪を通過したようだが、どうも出合いそびれた感じ。
シギチもすっかり見られなくなって、わずかにシロチドリやコチドリ、イソシギ等が
見られるのみ。
スズメ目の子育ては観察に神経を使うので、もっぱら水鳥の子育てに注目する
もののカルガモの雛さえ継続観察が難しい。雄化を疑った流星号のその後が
気になって越冬地、越夏地付近を探すも見つけることができず。

昨日夕方の散歩で見かけた亜種ダイサギの夏羽。
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脛の基部が明瞭にクリーム色を帯び、周辺にいたアオサギよりやや大きかった。
秋から冬にかけてこの付近でこの個体と思われる亜種ダイサギを見かけていたので、
通例夏場に見ることのない亜種ダイサギがなんらかの理由で越夏したと思われる。
付近ではヒドリガモ雌雄の越夏も確認しているが、こちらはオスが翼にトラブルがあり
メスが気遣って越夏しているように推測できるもの。
外観上は大きさもさることながら、コリンズのBIRD GUIDEのイラスト及び記述そのもの
といった外観。婚姻色は確認していないが、ペア形成しなくても強く婚姻色を呈するの
だろうか?という疑問もあって、来季への観察に期待したい。

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浅瀬で魚を追うところが近くで見られたが、間もなく自転車に乗って来た子供達が
大挙して河川敷に下りて飛ばせてしまった。

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頭部を斜に構え、波打ち際で魚を追うカラシラサギのような姿勢をとる亜種ダイサギ
国内で一般的にダイサギと呼ぶのは亜種チュウダイサギで本州付近では夏鳥と
されることもあるが、西日本特に太平洋側では越冬する個体数も多く、留鳥的感覚
を持っている方も多いはず。したがってこれ以降、亜種ダイサギを学名からアルバ、
亜種チュウダイサギをモデスタと呼ぶ。

探鳥会などでも亜種まで踏み込んで解説される場合が少ないので、簡単に書くと

亜種ダイサギ、過去にはオオダイサギ、モモジロなどと呼ばれたことがある
Ardea alba alba        日本鳥類目録第6版まではコウノトリ目
サギ科コサギ属 Egretta alba albaとされたものが目、属の変更を受けた。
日本国内で見られる白鷺、単に白いサギは主要なものが大きさで大、中、小に分かれ
それぞれ種、ダイサギ、チュウサギ、コサギと呼ばれるものとなっている。
大きさを表す修飾詞とした場合、音読みで統一すれば、ダイ、チュウ、ショウとなるが
実際にはコサギと呼んで、ショウサギという和名はない。同じく訓読みで統一すれば
おお、なか、こ、となるがなかの読みを和名に用いる例は少ないと思われる。
いずれにしても、種の基準をどこに置くかで表現が変わるため、オオダイサギという
表現は種ダイサギの基準がモデスタ側に存在し、モモジロ・コモモジロはアルバ側
にあることがうかがえる。日本国内で見かけることが多いモデスタを基準としていない
視点は面白く、第7版の現行表記もアルバ基準でモデスタを中くらいの大きさアルバ
と捉えている。南港野鳥園HPのトピックス「ダイダイサギ?チュウダイサギ?」
面白い。

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亜種ダイサギ、アルバは頸も脚も長い
過去記事 「大和川逍遥」にアルバとアオサギが並んだ2014年10月末の冬羽画像があります。

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