をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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似てるぅ! 2

より明瞭な淡色羽縁 (雌性指標)

今回は羽根がもつ淡色羽縁、spotやfringeと呼ばれる淡色羽縁が決め手です。
従来より私はこの羽根のもつ淡色羽縁がマガモ属のカモの雌雄判定では重要だと
カルガモの観察例から指摘しました。
カルガモの羽色で雌雄を判別するのに適しているのは1月~5月頃。特に2月~
4月の成鳥ではペアとなっているものも多いことから、黒っぽくて少し大きめの方
をオスと判断すれば、他のマガモ属のカモ同様、素人レベルでも判断できます。
過去に紹介した山階鳥研報 21: 247-252,1989 「羽色に基づく繁殖期のカルガモの
雌雄判別」 今村知子・杉森文夫 では、繁殖期の羽色を問題としているので、実際
には冬季の判別しやすい時期の外観とは少し違っていて、冬季にはさほど問題とは
ならないsubmarginal marksに言及することとなっていますが、それが時期的変化に
由来するのか、雑種に由来するのかの結論が出せずにいます。 過去の一部の雑誌
記事や自身の観察例から、私はこのsubmarginal marksをメス繁殖羽特有の変化と
結論づけています。

zono-mjuv
juvenile male  Anas zonorhyncha about 2 months after hatched
カルガモオス幼鳥 生後約2ヶ月 近所の公園 

zono-madt
adult male  Anas zonorhyncha
カルガモ オス成鳥

zono-fjuv
juvenile female  Anas zonorhyncha about 2 months after hatched, sister of
upper juvenile males
カルガモメス幼鳥 生後約2ヶ月 近所の公園 

zono-fadt
adult female  Anas zonorhyncha , mother of upper juveniles
カルガモ メス成鳥 上の画像幼鳥3羽の母鳥

以上の画像からも、幼鳥においても論文報告にある尾筒の羽色による雌雄判別は
可能であるが、三列風切羽縁、肩羽羽縁、脇羽形状からも推定可能であるし、前
記事で取り上げた過眼線とその周囲要素から判別できる。特に上・下尾筒の羽縁
淡色部の有無から雌雄を判断できるようになるのは、生後1ヶ月ほど経過してから。
過眼線要素から判断すれば、確実性はどれほどか不明ながら数日で判断できる?
と予想している。

オシドリメスの脇羽に見える水玉白色模様も羽縁淡色部が明瞭となったもので、
カルガモの雌雄判断がしやすい2月~4月のより成熟したした個体に明瞭に出現
する斑だと言える。 このような例は他にも多くあるし、カモや水鳥に限定しないと
推測するが、実際羽根の一枚、一枚を観察・撮影するのはアマチュアにとっては
ハードルが高いので、実際の画像はない。

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