をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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雄化マガモとカルガモ

以前香川県まで出向いて観察を試みたメジロガモ×ホシハジロ雄幼鳥を昨日鳥友が見つけた。
始発列車でそのカモがいた職場横の池に着いたときには辺りはまだ闇の中でした。街灯に浮かぶ
シルエットで見つけてやると意気込んだものの、すっかり明るくなっても見つからず。 既に池から
当のカモは見られなくなっていました。 先日の雄化ヨシガモも翌々日の観察では見られず。1000羽
を超えるカモが数日でいなくなる、移動期特有の幻のような現象です。

ヨシガモ雄化雌はヒドリガモ大群とヨシガモ・コガモの大きな群れに混じっていましたが、彼らの目的は
池面を大量に覆ったウキクサ(Spirodela polyrhiza )の採餌であったと考えられます。 秋の
渡来時カモがしばしば外来アゾラを採餌するのが観察できますが、私は混じって浮いているウキクサを
食している場合が多いのではないかと推定しています。
また香川県で雑種観察の際偶然発見したクビワキンクロ幼鳥が最近取り寄せた「Woodpecker Vol.3」
に成鳥と報告されています。また2015年1月に観察されたアカハシハジロも幼鳥かもしれないと
しながら成鳥と報告されている。シロカモメとして観察報告されているカモメは明らかにシロカモメ
ではなく、換羽状況からニシセグロカモメ系統の初列風切白変種の可能性が高い。クビワキンクロ以外
は自身で観察したものではないが、たった一枚の画像といえど間違いないだろうと思う。 巻頭の理念
を尊重するのであれば、一層の正確記録を目指して頂きたいものです。

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マガモ雌成鳥とマガモ雄化雌成鳥(右) 履仲稜 11月16日

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成鳥雌雄と並んだ雄化雌、 ちょうど雌雄中間の形・色をしているのがわかる
このようなマガモの雄化が昨期は堺市で2例、南部で1例報告されており意外に多い。

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雄化したカモは換羽が中途半端に見えることが多いが、概ね雄成鳥より遅く、雌成鳥より早い
傾向にあるようで現在繁殖羽への移行途中です。摩耗した旧羽がところどころに見えます。
ここでカモを観察されている方に「尻白」と名付けられているようですが、決して下尾筒は白く
なく、文面のいたるところに見られる独自の表現には当惑させられます。他の雄幼鳥までも
尻白と表現するのですから。

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はばたく雄化マガモ、腹部も雄ほどに白くはない

※ 雄化マガモのバリエーション
一般に雄化したマガモ属のカモ雌には太い横斑を脇腹等に認め、嘴は雌タイプであることが多い。
他人が撮影した画像の雄化は典型的な個体でなければ、判断の難しいものが多いが、数多くを
見るうちに見逃された雄化を発見することができる場合がある。このような例はヒドリガモでよく
経験したが、最近では過去のマガモ雄化見逃しを自ら見つけ出した。
見逃しの背景には雄タイプの黄色い嘴をした雄化マガモが挙げられ、雄では繁殖羽の外観を
呈する時期に早くも色褪せて頭部の緑色光沢が減じ、波状斑の太さが雄成鳥より太めで、背の
色が濃く、三列風切の淡色羽縁幅が狭いカルガモのような羽であることが多い。長野県安曇野市
で観察されているややこし君も雄化が進行した雌と思われる。 外観上高度に雄化した雌と雄化の
初期にはその存在の推定が難しい。太い横斑や雌型嘴にこだわらず全体をよく見ることが必要。

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最近のカルガモ雄化を疑う流星号 11月10日 堺市北区
冬と秋の滞在場所が判明し、繁殖時期の春から夏も北区滞在と推定するも・・・
冬の西区にもどこにも発見できず、繁殖の有無は不明。

spotbill-pair
並んだ成鳥雌雄を護岸上から見下ろす 流星号と同日同所
体上面中心線上には雌雄差を表す部分が並んでいる。
これは上空からカモ類が同種及び雌雄・年齢を判断するために識別点が上面に集中?

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別の並んだ成鳥雌雄を護岸上から見下ろす 流星号と同日同所
雌の後列肩羽の白色羽縁がハッキリ確認できるが、雄ではこれがほとんど見えない
上の画像でも雌雄比較していただきたい

spotbill-fjuv
雌幼鳥の画像、同様に後列肩羽の白色羽縁が確認できる
生後1カ月の幼綿羽がほぼなくなった時期の雌幼羽でもこの羽根は確認可能
最初の流星号画像でこの羽根を見てください。雄のように目立ちません。一方
非繁殖羽のこの時期の羽衣では尾筒の羽縁は雌のように明瞭です。 私が
このカルガモを雄化していると疑うひとつの理由です。結論はまだ出ません。

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