をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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今期のカモ達

今年は猛暑の影響と立て続けに襲来した台風のせいか、カモの出足が鈍い。

近所と大阪城カモ調査、京都鴨川のカモ状況について少し。

例年渡来するカモ達の先陣に幾らか混じるシマアジ。今年は雌幼鳥のみ観察。
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シマアジ雌幼鳥 岸和田市 9月15日

近所の芦ヶ池に渡来一番乗りしたのはハシビロガモ

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ハシビロガモ雄成鳥 エクリプス 10月1日 以下同日撮影

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ハシビロガモ雌成鳥A
渡来初日に他のハシビロガモから離れ、木の茂み付近を出入りしていた個体

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ハシビロガモ雌成鳥B

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ハシビロガモ雌成鳥C
以上、先陣渡来したハシビロガモ4羽だが雌のうち1羽が他とは違うことにお気づきだろうか?

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ヒドリガモ雄成鳥 エクリプスから肩羽等部分的に繁殖羽へと換羽中
これも同日、芦ヶ池での撮影。ヒドリガモ成鳥雄もこの時期多くの個体が一部繁殖羽へと換羽
しており、よく見るとその一部の羽によって雨覆の白色を確認せずとも雄と判断できる。

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ヒドリガモ 雄成鳥 エクリプス 大阪市淀川 8月31日
参考のため風切羽、尾羽も摩耗した旧羽の越夏個体。この直後風切羽換羽のため茂みに
潜入したと考えられ姿を見なくなった。カモは越冬地への移動に先駆けて翼羽を一斉に換羽、
そのため飛べない時期があり、クイナ科の鳥たち等も同様。雄では例外なく越冬地への移動
前に風切羽換羽を完了する。

先週末の土曜日、バードリサーチで募集していた大阪城のカモ調査ボランティアに参加した。
調査者のリーダーM氏、バードリサーチのK氏それにボランティア参加者5名で大阪城のカモ調査。
噴水広場に集合後、東外濠をスタートカルガモ雌成鳥1、ヒドリガモ雌成鳥2、カモ観察中に不意に
猛禽が飛んだので思わず「ハヤブサ!」と声をあげてしまったが滑翔するオオタカ成鳥だった。
次に青屋門を通り過ぎ、北外濠で石垣下部にカルガモ成鳥雌雄、雌の風切羽は換羽伸長中でした。
さらに奥へと向かうとカモの一群。ヒドリガモ成鳥雌雄26羽とコガモ成鳥雌1羽、ヨシガモ雄成鳥1羽。
ヨシガモはほぼエクリプス羽でしたが嘴基部額に白斑が出現しかけている個体でした。
※ 使用画像は調査終了後にあらためて撮影したものですので、種数・雌雄に違いがあります。

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ヒドリガモの群れ 大阪城北外濠 10月8日

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ヨシガモ 雄成鳥 同所・同日 脇の羽は先端が尖っているように見えるが幼鳥ではない

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コガモ 雌成鳥

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今時分のコガモ雌雄外観 9月21日 岸和田市
左の雌がやや小さい、嘴には小黒斑が散在、過眼線は比較的明瞭、三列風切先端が尖らず
白色羽縁が明瞭等良く見れば違いは多い

その後京橋口から西外濠の一部を見ながら内濠へと進みカモを探すもアヒルもしくはアイガモ雌と
思われる個体が1羽いたのみ、御座舟の就航でカモが寄り付かなくなっている模様。梅林横から
玉造口へと抜け、一番櫓前で南外濠を観察するもカモの姿は見えず、南外濠中央付近でヨシガモ
雄成鳥4、コガモ雄成鳥1を観察。

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石垣下部で休息するコガモ3羽。 雄成鳥2、雌成鳥1。 調査時に指摘しなかったが水面にいた
雄成鳥と併せて3羽、北外濠の雌成鳥とで実は4羽いた。

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4羽いたヨシガモ雄成鳥。 一番右の雄は喫水付近を中心に脇の多くを繁殖羽に換羽している。

南外濠から大手門へと向かい東外濠に見える9羽のカルガモを確認。観察できたのは成鳥ばかり。
ここで解散となり北外濠のヨシガモの撮影に向かう途中マガモの群れ6羽を発見。
東外濠の死角部分に家禽要素が見え隠れするマガモが6羽。雄成鳥1、雌成鳥5羽。

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東外濠のマガモ6羽、うち2羽の雌は過眼線が目立たず頭部全体がコーヒー色、翼鏡も沈んだ
暗色でカルガモとの交雑というよりカーキーキャンベル要素の強い雌でした。

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右側の雌が問題の個体です。家禽要素は常にマガモ観察に付きまといます。

本日は京都鴨川で家禽要素のあるマガモが周辺個体に占める割合や雑種数、雄化頻度を
夜勤明け、眩暈が抜けない中見てきました。予想通りマガモに占める家禽要素は極めて高く
見られたカルガモとの雄雑種は3羽以上で全て家禽要素の太い頸、太短い嘴、ずんぐりした
体形の個体で新聞報道で長年カルガモとされた家禽系マガモの影響が深刻であると実感した
ものです。
冒頭で雌のハシビロガモで一羽異なる個体がいると書きました。 答えは・・・ A個体
3年連続で越冬地である芦ヶ池に渡来後風切羽を換羽する、いわゆる越冬地換羽個体です。
渡来初日9月27日の画像が次の画像です。摩耗した初列風切がちゃんと写っています。

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ハシビロガモ 雌成鳥A 9月27日
各羽の変化に気づくことも観察上とても重要なことです。

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