をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

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姉妹図鑑ちゃうで!

kamo-zukan

昨年発行され紙版図鑑の在庫が払底状態だった「日本のカモ識別図鑑」
氏原巨雄・氏原道昭著 誠文堂新光社 がこの秋重版刊行された。
カモのことが知りたい初心者・ベテラン問わずこれ以外の図鑑を薦めることが
はばかられるよく考えられた図鑑で、識別は元より見開きで雌雄の外観が
対比できるインデックス画像ページも素晴らしく、このインデックスだけを抜粋
刊行しても価値あるものです。その完成度はのちに刊行された英HELM社の
図鑑をも凌駕しています。 初心者には内容が本格的ということで、他図鑑を
薦める方がいますが、初心者にこそ間違った情報の書かれた図鑑は薦める
べきではありません。

上にあげた図鑑は外観も内容構成も出版社も同じですが、ブックデザインを
担当した方は異なるようですから、ここまでのパクリはある意味東京オリンピック
で話題になったエンブレム事件どころではないように思います。もちろん当事者
間で了解のうえで刊行されたのかは知る由もありませんが・・・。
ただ外観が似ているだけならまだしも、叶内氏がもちかけて刊行実現した書籍
のようですから、これまでにも多数の間違いを内包した書籍の問題点がそのまま
この図鑑に反映されていて、これからカモを見たいという方がカモが載っている
だけの図鑑よりこっちの方がお得なんていう感覚で購入されないようにしてもらい
たいと切に願います。
成鳥の画像が使用されるべきところにこの図鑑の用語解説にある若鳥画像が
使用されていたり、雌雄で掲載されているはずの画像がツクシガモで雄だけ、
アメリカヒドリ雌は頭部の色がヒドリガモ雌によく似た、しかも嘴基部に黒色部
のない個体を掲載している、カルガモ×マガモと表示されているカモは単に
アイガモ画像、オナガガモ幼鳥画像は雄化したオナガガモ、キンクロハジロ雌
画像は雄エクリプス画像
、ウミアイサ若鳥は雌成鳥繁殖羽画像などなど間違い
多数なのでどうか姉妹書と勘違いして購入されませんように。

※ 巻末の撮影データに記事作成後気づきました。キンクロ雌画像は3月撮影の
ようですからエクリプスはあり得ないですね。ですがヒメハジロ雌画像に過去話題
となった兵庫県三田市の雄幼鳥画像が使用されていることが判明しました。
提供された画像の使用に際して使用目的に沿うものか判断するのも著者の役割
ですから結構ずさんですよね。先日の自然史フェスティバルに掲示されていた
写真で気づいたのですがJBF全日本鳥フォトコンテストの審査員ってカモが識別
できない面々が揃っているんですね。この面々には写真の批評をされたくないし
鳥写真で他の総合部門入賞者を輩出するのは難しそうです。国際的なネイチャー
写真部門の選出基準ともずれているような・・・。21日追記

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