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をかしの庭

なにげない日常の中にも、心ときめく現象や出会いがあります。 遠くに出かけずとも、内面に大きく語りかける身近な映像、そんな写真がお届けできれば良いのですが…。

瓢湖探訪

去る3月7日、かねてからの念願だった新潟県阿賀野市の瓢湖を訪ねた。
若いときには北海道でさえ、バイクで旅することも厭わなかったのだが、
生活費や介護に追われる時間の中で長時間留守にするのはリスクフル
でなかなか直前にならないと決められない。
スタンダード席の夜行バスは殆どがUSJの行き帰りに利用する学生さん
たちが主でおっさんはごくわずか。午前9時前に新潟駅に到着したバスを
降りて、JRの路線を探すが切符売り場の頭上には路線図があったものの、
どのホームからどこ行きの列車が出ているか、まるっきりわからず、列車
先頭の行き先表示を見て回る。
 下調べで新津まで行ってその後水原(すいばら)で下車するのは理解して
いたのだが、ホームの行き先表示に水原まで記載された説明板が見つか
らない。どうしても見つからずに駅員さんに聞くと2時間ほど列車がないと
いう。仕方なく、新津まで向かい、駅の待合室でワンマンのディーゼル車を
待つことに。 新潟からバスで瓢湖に向かうべきだったのかも。 その後
徒歩で30分ほどかかるらしい瓢湖への道のりを肉離れで痛みの残る足を
引きずって歩いたが、湖岸へは20分ほどで到着できた。

statue-swan
商店街の突き当りが瓢湖に続いていたので、そこから湖岸周遊路に
右奥の建物が売店兼休憩所兼観察舎
この建物内にはカモの写真が掲示され名前が書かれていた。
また瓢湖のハクチョウと水鳥のガイドパンフレットが300円で
販売されており、その中の写真と掲示写真は同じものでした。
トモエガモとの説明がなされていたものは、どう見ても雑種で
トモエガモ×オナガガモ雄でした。 この組み合わせの雑種は
瓢湖では比較的よく観察されるようですから、困りものです。
また、湖岸に設置されたカモ解説板には画像が添えられていた
のですが、「WILDFOWL」 Helm のHilarry Burn 図版の拡大図
でしたが著作権はクリアされているのか気になりました。

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Rホシメジロ雄成鳥冬 メジロガモ×ホシハジロ 瓢湖 3月7日

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Rホシメジロ雄成鳥冬 メジロガモ×ホシハジロ 瓢湖 3月7日

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Rホシメジロ雄成鳥冬 メジロガモ×ホシハジロ 兵庫県尼崎市 1月19日
1.頭頂に尖りが見られる頭部形状
2.瞳孔周辺が淡色で周辺部が赤い虹彩
3.ホシハジロの嘴パターンを少しぼかしてやや小型にした嘴
4.メジロガモよりやや明るい色の羽縁が黒味のある赤褐色の胸部
5.下尾筒両サイドにシナモンブラウンのスポットが見られる

今季、上にあげた新潟県瓢湖、兵庫県尼崎市、愛知県豊明市ほかでこの
雑種雄が観察されており、最近ではこの雑種がメジロガモ×アカハジロの
雑種より明らかに増加した。上記のような特徴でホシハジロ×アカハジロ
とは外観上区別できることが多い。

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3.で解説した虹彩色の特徴がよくわかる頭部拡大画像 瓢湖

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Rホシメジロ雌成鳥冬 メジロガモ×ホシハジロ  香川県2013年3月

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Rホシメジロ雌成鳥冬 メジロガモ×ホシハジロ  香川県2013年3月

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Rホシメジロ雌成鳥冬 メジロガモ×ホシハジロ 瓢湖

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(左)ホシハジロ×アカハジロ雑種雌成鳥 (右)メジロガモ×ホシハジロ雑種雌成鳥
アカハジロとメジロガモでは雄の虹彩色が共に白く、雑種においても虹彩色で
違いが見られるとは考えられないが左の雑種の虹彩はあずき色、右の雑種の虹彩は
灰褐色であり、父種の相違が原因だろうと推測できる。
アカハジロとホシハジロの雑種は20世紀にも少ないながら観察されていたのだが、
21世紀に入ってアカハジロの減少に伴い、またメジロガモの観察数増加に伴い
両種とホシハジロの雑種が顕著に増加する傾向にあって、一時的に増加した
メジロガモ×アカハジロ雑種は以前ほど見られなくなりつつあるように感じる。

mallapin
マガモ(家禽由来)×オナガガモ雑種雄成鳥
この組み合わせ雑種はマガモが父であることが多いが、最近福島県で撮影された
画像よりオナガガモ×マガモであるオナガガモが父の組み合わせもありうる。
つまりは、この雑種もツインキャスト雑種であると考えられる。
その美しさゆえ、15年ほど前北海道にタンチョウ他の撮影に出かけた際に北大
演習林の池にいたこの雑種を探した覚えがある。
嘴の色は黄色みのある灰色で峰に黒色部のないものから、オナガガモタイプで
やや太短いものまで様々。

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マガモ×オナガガモ雑種雄成鳥頭部 均一な緑色光沢ではなく後頭光沢優位

wing-mallapin
翼鏡はマガモと同様広い範囲で金属光沢をもつが緑光沢
大雨覆に黄土色のオナガガモ由来のラインが見えるが途中から次列風切の
翼鏡に吸収される形、背面の状態は翼鏡と外側肩羽の黒色部以外マガモの  
影響が強い

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雑種の奥にオナガガモ雌の雄化が見える

pintail
一般的なオナガガモでも光線条件により後頭部に緑色光沢が見える

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オナガガモペアのポートレート

intersex-wigeon
ヒドリガモ雌の雄化も見られた

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集団でディスプレイするミコアイサの群れ

amwigeon
アメリカヒドリ雄成鳥

crowded
ひしめき合うカモの群れ

feeding
定時には餌撒きが行われる。これがカモの個体数維持を支えているのだろう。

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